みやぎ障害者プラン (テキスト版) 令和6年3月 宮城県 はじめに 県では、平成30年3月に県の障害者計画である「みやぎ障害者プラン」を策定し、プランの基本理念である「だれもが生きがいを実感しながら共に充実した生活を送ることができる地域社会づくり」を目指し、関連施策の推進に努めてまいりました。 この間、国において、障害のある人に必要な障害福祉サービスの提供等を定めた「障害者総合支援法」や障害者基本法の基本原則を具体化した「障害者差別解消法」の改正等が行われたほか、視覚障害者等における読書環境整備の推進を定めた「読書バリアフリー法」、医療的ケア児とその家族支援を定めた「医療的ケア児支援法」及び障害者による情報の取得利用・意思疎通に関する施策の推進を定めた「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」等が制定・施行されるなど、障害者を取り巻く環境は大きく変化いたしました。また、県においても、「障害者差別解消法」の改正を踏まえ、「障害を理由とする差別を解消し障害のある人もない人も共生する社会づくり条例」及び「手話言語条例」を制定・施行し、障害者差別解消に向けた取り組みの充実を図ってまいりました。 県では、こうした状況を踏まえ、このたび、令和6年度から11年度までの6年間を計画期間とする「みやぎ障害者プラン」を新たに策定いたしました。 新プランでは、これまでの基本理念を踏襲しつつ、県内の障害のある方々へのアンケート調査の結果等を踏まえ、地域で充実した生活を送るために重要な「障害を理由とする差別の解消」、「雇用・就労等の促進による経済的自立」、「自らが望む地域・場所で暮らせるための環境整備・人材育成」の3つを重点施策に掲げるとともに、基本理念に基づく3分野(「共に生活するために」、「いきいきと生活するために」、「安心して生活するために」)ごとの課題と、その解決に向けた施策の方向について取りまとめております。 今後は、この新プランに基づき、市町村や関係団体等と連携しながら、障害福祉施策の一層の推進に努めてまいりますので、皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後に、プランの策定に当たり、多大なる御指導と御協力を賜りました関係者の皆様方に対しまして心よりお礼申し上げます。 令和6年3月 宮城県知事 村井嘉浩 (ここまで)