掲載日:2022年8月10日

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宮城県知事記者会見(令和4年8月8日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

【知事発表項目】宮城県津波浸水想定に係るシェープデータの公開について

村井知事

始めに、宮城県津波浸水想定に係るシェープデータの公開についてお知らせいたします。シェープというのはシェープアップのシェープだそうでありまして、形とか、そういう意味だそうですね。

宮城県津波浸水想定につきましては、5月10日に公表しているところでございます。今回のシェープデータについては、津波浸水想定の公表後に沿岸市町に対して提供し、その内容の確認を行っていたものでございます。5月10日の公表により不安に思われている住民の方々がいる中で、データを第三者に公開し、加工された形で今回公表した浸水想定と異なる内容が公開されますと混乱に拍車をかけてしまう可能性があることから、慎重に対応するため、現在まで非公開としておりました。

公表してから間もなく3か月が経過いたしますが、現在実施しております住民説明会が一定程度進んだことや、市町の確認作業が進み、全ての沿岸市町がシェープデータの公開について支障がないことが確認されましたので、本日の15時をめどにデータの公開を行うことにいたしました。

なお、公開するシェープデータについては、オープンデータとして誰でも利用が可能となりますが、利用に当たりましては、宮城県オープンデータサイト利用規約を遵守し、ご利用いただきますようお願い申し上げます。

Q

津波浸水想定のシェープデータの公開だが、まず、このタイミングで公表になった理由というのはどういった理由があるのか。

村井知事

先ほどお話ししたように、3か月が経過をいたしまして、住民説明会が一定程度進んだこと、また、各市町に確認したところ、シェープデータの公開について支障がないというご意見でありましたので、市町のご理解もいただけたということで、この時期の公表になったということでございます。

Q

浸水想定の公表から3か月ということで、もう少し早い段階で公表できたのではないかという批判の声もあるが、全国のほかの自治体でも浸水想定を公表した上で1次データの公表という中で、5月10日に公表する前段階から、もっと市町村と1次データを出す前提でもっと協議していれば、もっと早く出せたのかなと思ったのだが、ここはどういうふうに受け止めているか。

村井知事

宮城県は復興まちづくりが出来上がってから、新たな津波浸水想定の調査をいたしました。ご承知のとおり、(復興まちづくりは、)今次津波を想定したまちづくりをしていましたので、それをはるかに超える津波浸水データということになりますので、かなり市町に対して気を配らなければならなかったということでございます。従って、(新たな津波浸水想定が)出来上がりましてから、しっかりと市町に説明をし、住民説明会をしっかりした上で、市町のご理解をいただいて公表するということでございますので、結果的にはこの3か月の間に大きな津波災害もございませんでしたので、このタイミングで問題なかったのではないかなと思っています。

Q

1点確認だが、この期限というのは特に設けていなく、後ろを設けないでずっと使える状態ということでいいのか。

村井知事

大丈夫です。毎日見ていただいても。細かいメッシュになっているので、もう全部調べると大変だと思いますけれどもね。

Q

確認だが、オープンデータとしての公開については、5月10日の前の段階から公開をする方向で検討をされていたのか、あるいは5月10日の後、一部その後報道、河北さんで報道とかでも指摘があったが、その後に変更されたのか、その時系列、経過を伺う。

村井知事

ほかの県は公表していますので、当然、公表(する前提でした)。こういったようなものは県民の財産でもありますので、これはしっかり公表するということを前提に考えておりましたけれども、今、この段階で、5月10日の段階で公表することはかえって混乱を引き起こしてしまう可能性もあると考えまして、丁寧に対応したと。これは宮城の特徴ですよね。まちづくりができてから、今次津波を想定したまちづくりが出来上がってから、それをはるかに超える想定だということで、市長や町長さん方にちゃんと理解をいただかなければならない。そのためには住民説明会をしてくれという意見が多かったものですから、住民説明会をしっかりした上でオープンにしたほうがいいだろうと考えたということです。ですから、最初から、私、記者会見で言っておりましたが、別に意固地になって公表しないわけではありませんけれどもとお話ししたのはそういうことであります。

Q

5月10日の前の時点から、住民説明会等を経た上で公開するという方向で動いていたということか。

村井知事

そうです。ただし、市長や町長が公表してくれるなと、あくまでもそういうふうにご意見があれば公表できなかったので、あの時点では公表を必ずするということも言えなかったということです。

記者発表資料(PDF:69KB)

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【知事発表項目】令和4年7月15日からの大雨に係る災害義援金の受付開始について

村井知事

次に、2点目でございます。

令和4年7月15日からの大雨に係る災害義援金について、県では本日から受付を開始いたしましたので、お知らせをいたします。報道機関の皆さまにおかれましては、多くのご支援がいただけるよう、情報発信のご協力をよろしくお願いを申し上げます。

1、受付窓口は、復興・危機管理総務課の災害援護班となり、2、受付期間は、本日から10月31日までとなります。

3、義援金の受付方法については、銀行口座への振込とさせていただきたいと思います。義援金の管理上、現金及び小切手等での受付は行っておりませんので、ご承知お願いします。また、資料に記載の三つの銀行、七十七銀行、仙台銀行、ゆうちょ銀行の各店舗及び郵便局の窓口振込であれば、振込手数料はかかりません。

4、義援金の取扱いですが、県及び義援金受付団体等で構成する宮城県災害義援金配分委員会において、配分の基準等を決定し、市町村を通じて被災者の皆さまにお届けをいたします。頂いた義援金は被災者に渡るということでございます。

最後に、5、県以外の義援金受付窓口として、日本赤十字社及び宮城県共同募金会がこの大雨の義援金を受け付けておりますので、ご紹介をさせていただきます。

私からは以上でございます。

Q

国のほうで激甚災害の指定の見通しということも出ているが、激甚災害の指定の件について、まだ正式ではないが、知事の受け止めを伺う。

村井知事

二之湯大臣に直接お会いしまして、激甚災害の指定の要望もいたしました。しっかりと受け止めていただいたのではないかなと思っておりますけれども、非常に難しいですと言われたんですけれども、最近、あちらこちらで大きな災害が起こっていますので、まとめてぜひ検討してほしいという話をしたら、受け止めていただいたものと思っています。

Q

確認で、現段階で出ている範囲で構わないが、名蓋川であったり出来川の本格的な復旧についてはめどが見えているのか、もしなければ、知事としてどのようなタイミングぐらいまでに実施したいと考えているのか、伺う。

村井知事

今、災害査定をやっているところですので、この段階でいつということを申し上げられないんですが、7年間で3度、名蓋川の場合は決壊をしておりますから、ただの復旧ではなくて、支川の支川なんです、支流の支流なんですけれども、優先順位を上げて抜本的に対策を考えなければならないという指示はしております。

行ったら分かると思うんですけれども、本当に護岸というよりも土手なんですよね。土手、畦道というような感じですから、土が非常に昔の土で土質もよくないということなので、そこを全体を見ながら、決壊したところだけを補強するのではなく、またほかのところからも決壊すると思いますから、全体を考えるということと、国交大臣がお越しになったときに、要望して大臣からお答えが大崎であったんですけれども、新しい対策ということで、河川だけではなくて、家を守るような土盛りみたいな、輪中と言うらしいです。こういったようなものも新しい制度として国交省として検討していただけるということでありますので、その輪中というものも、家を守る、河川を強くするといいんですけれども、全ての河川を全部強くできませんので、今回のように何回も被災、被害を受けているところを、家を守るように、そういった対策もしていきたいなと思っています。

Q

今の話に関連するが、国土交通大臣が来られて現場を視察された後に知事とも意見交換をされたと思うが、そのとき、その直後、取材できなかったので、どういった内容で、どのように受け止めているかというのを教えてほしい。

村井知事

国交大臣に対しましては、やはり今回視察されたところの災害復旧に関して要望させていただきました。しっかりと国の支援をお願いをしたところでございます。その際に、先ほど言った輪中といったような提案も、考え方もあるということを大臣から直接お話を聞きましたので、そういった対応を取っていきたいと考えたところであります。

Q

その新しい住宅を守るという考え方を大臣から話をもらって、対策を取る主体というのは県ということになるのか。

村井知事

それは輪中は県ですよね。

(担当課)

県です。

村井知事

はい。

Q

それについて、今後どのような見通しで対策を進めていきたいという考えか。

村井知事

まずは、ちゃんと河川をどのような形で改修をすれば今度さらに今回のこういうような大雨が降ったときに、またどういう被害が出るのかということを想定した上で、守るべき家屋がどこにあるのかということをしっかり見た上で、輪中というものをどう取り付ければいいのか。一番効率的なつけ方というものを考えなければいけませんから、そういったようなものをしっかり検討した上で、なるべく早く工事に取りかかりたいと思います。もちろん、土地の買収なども入ってくると思いますのですぐにはできないかと思いますけれども、7年間で3度も被害を受けている地域でありますから、なるべく急ぎたいと思っています。

Q

その考えは名蓋川に限るものなのか。

村井知事

いや、今回は名蓋川中心になると思いますけれども、今後、一つのこれを例にして、同じような被害が出そうなところはそういった対策を取っていくというのも一つ方法ではないかなと思っています。河川を強くするというのは口で言うほど簡単ではありませんし、しゅんせつをするとか支障木を除去するというのもかなりお金のかかることでありますので、そういった形で被害を受けるところがある程度限られているのであれば、そこを守れるようにしていくというのも一つの案ではないかなと思いますけれどもね。まずは名蓋川周辺からスタートしたいなと思っています。

Q

輪中堤ということで、県内でまず輪中堤が今まで設置されたことがあるかということと、それから、河川の堤防そのものを強くするというのではなくて、輪中堤という考え方で名蓋川においては対策を進めていく方針が今有力になりつつあるのかということを聞かせてほしい。

村井知事

輪中堤、過去どこかあるんでしょう。

(担当課)

昭和61年の8月5日の大雨のときに鹿島台で……。

村井知事

鹿島台で。ちょっと詳しくは後で投げ込みしますけれどもね。ちょっと正確なデータが今ないので分からないですけれども、過去にはあったのではないかと思います。後で投げ込みをさせていただきます。

それから、名蓋川でまずやりたいのかということでございます。まず、名蓋川の周辺でよく検討してみたいと思います。

Q

鹿島台のものが現存しているのかというのをまず聞きたいのと、それから、輪中堤でやることと、それから河川そのものをしゅんせつ、それから支障木の撤去、それから堤防を強くするということで、予算的な面が全く変わってくると思う。多分、もちろんそういう予算とかということも考えての話かと思うが、どれぐらい規模感的に変わってくるのかということについて、今の試算を教えてほしい。

村井知事

試算はできないですね、まだできないです。残っているのがあるかどうかについても後で具体的な場所、残っていればですね、こういう場所が過去こことここをやりました、ここはまだ残っていますというのは後で投げ込みいたします。

それから、予算的なものについては全く分からないです。分からないですが、少なくとも、今回名蓋川の周辺の皆さんは7年間で3度ということで、恐らく名蓋川をしっかり改修しても、また起こるんじゃないかなと思われると思いますので、そういった意味ではしっかりとそういった輪中堤のようなものをつけるとより安心度が高まるという意味では、私はある程度必要があるのではないかなと思っていますけれどもね。

記者発表資料(PDF:185KB)

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抗原検査キット配送・陽性者登録者センターの利用状況等について

Q

コロナに関連して2点伺う。1点目が、先週5日に始まった検査キット配送・陽性者登録センターについて、始まってからの利用状況と、併せて、配付の上限数について今後見直しも考えるというような説明だったが、今後どうしていくのか、いつ頃から上限数を増やすのかといったところを伺う。

村井知事

まず、検査キット配送・陽性者登録センターの利用状況でありますが、8月5日金曜日は1,000個準備をいたしまして1,000個申込みがありました。昨日8月7日日曜日は1,500個準備いたしまして1,500個すぐ申込みがありました。本日8月8日は2,000個準備をしておりまして、これも恐らくすぐになくなるだろうと考えております。状況を見ながら数は増やしていきたいと思いますが、持っております、所持しております数にも限りがありますので、幾らでもというわけにはいきません。状況を見ながら増やしていくということになります。

なお、自分で調べて陽性のときには登録をしていただくことになりますけれども、登録者数の状況ですが、登録実績として、6日土曜日が85件、昨日7日日曜日が124件ということで、その分、医療機関への負担が軽くなったということでございます。

Q

この登録センターの運用だが、登録をされた方、検査キットを使って登録をされた方、プラスして無料検査で陽性になった方、その方の内訳というのは分かるのか。

村井知事

そこ分かるかな。それも入っていますか、数としてですね。

(担当課)

そこまでは分かりません。

村井知事

そこまで分からないですね。

Q

昨日もちょっと問合せさせていただいたのだが、センターを使って陽性というふうに保健所に届出をした方という数の公表については、知事は今後どのように考えているか。

公表を定期的にされるのか、このセンターがどういう具合に機能しているのかという公表の方針というのはどういうふうに考えているか。

村井知事

公表は別に毎日するんでしょう。担当いますか。

(担当課)

疾病・感染症対策課です。陽性者の発表につきましては、これまでどおり陽性者の方の中にはセンターで登録された方も含めて公表させていただく予定です。

村井知事

全体の数と、うち、登録された方がそのうちの中のうち数、何人とかいうのは言わないの。

(担当課)

センターで登録されたかどうかというところは、今のところ、数字を分けて出すというところが技術的にできるかどうかも含めて、確認をしたいと思います。

村井知事

出せたら出したほうがいいんじゃないのかな。分かりやすいですよね。ちょっと検討します。ちょっと技術的な問題があるのかもしれないので。なるべくなら出す方向で、分けて、何人で、そのうち何人がご自身で登録された人数ですというふうな出し方のほうがいいだろうとは思いますね。

Q

連日、1,000個、1,500個、2,000個と準備されている分が、時間をそれほど置かず申込みが終了している状況かと思う。これに関して、キットの確保に走る人がいるのでないかという懸念はもともとあったかと思うが、適切な利用について、知事はどういうふうに呼びかけていきたいかというのはどうか。

村井知事

恐らくそういう方もいるんじゃないかなと思うんですね。ですから、これはあくまでも医療機関の負担を軽くするということですので、今回の場合は、軽い症状がある方が申し込むということでありますから、症状のない方については薬局で購入する、または県内で行っております無料のPCR検査所にいって検査をしてもらう。そちらのほうが早いですからね。症状がある方が申し込んで、次の日あたりにキットが送られてくるということですから、そういった意味では、症状のある方にぜひ使っていただきたいなというふうにお願いしたいと思います。

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仙台七夕まつりにおける感染拡大の懸念について

Q

2点目が、関連して、6日から仙台七夕まつりが始まって、かなり町なかでにぎわいも見られるが、知事の受け止めと、感染拡大の懸念等について伺う。

村井知事

それから、仙台七夕ですが、2019年以来の3年ぶりの通常開催ということになりました。報道では、花火大会も大きな混乱もなく開催ができたとに考えております。主催者発表の人出といたしましては、6日土曜日が84万8,000人、ちなみに2019年と比べて3万1,000人、人が増えております。それから、7日日曜日は82万2,000人で、2019年比で1万7,000人増えております。今日まで開催だということでありますが、土日がかかったということもあり、間違いなく2019年よりも人出が多くなっているのではないかと思います。たくさんのお客さまにお越しをいただいて、仙台市の中心部、非常に活性化をしたのではないかなと思っております。

私もちょっと町なか歩いてみたり、映像をよく見ておりましたけれども、皆さん、しっかりマスクをされて、感染対策をされながら行動されておりましたので、七夕を契機に爆発的に感染が増えるということはないのではないかと思っておりますが、ここ数日はしっかりと様子を見ていきたいなと思っています。

幸いなことに、ここ数日間、前の週よりも新規感染者がちょっと少なくなってきているんですが、全国的にはまだ過去最多を更新している県があります。福島県も、確か昨日、過去最多でしたよね。そういうことを考えると、決して油断はできないと思っております。以上です。

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東京五輪の振り返りについて

Q

東京五輪の関係だが、去年の8月8日が閉会式で、ちょうど1年になると思う。復興五輪ということをうたっていた五輪だったと思うが、改めて知事、振り返って受け止め、1年ということで聞かせてほしい。

村井知事

オリンピックの所感は何度も申し上げているとおりでありまして、国、市町村、大会組織委員会と協力いたしまして、聖火リレーやあるいは都市ボランティアの活動、事前合宿等を通じて、できる限り東日本大震災からの復興状況や感謝の気持ちを伝えることができたと思っております。特に宮城県はサッカー競技を行うことができまして、有観客でできてよかったと思います。

レガシー継承事業として、今年度は、東京都と被災3県によるスポーツを通じた交流事業や各市町のホストタウンの交流継続に向けた支援などの実施を予定しております。この週末、8月6日、7日には、東京都と被災3県のオリパラに係る交流事業として、福島県において女子高生のソフトボール交流試合が開催されております。あわせて、日米対抗試合の観戦や福島の被災地を巡る体験も行われました。宮城県からも、仙台市立仙台高等学校の女子ソフトボールチームが参加をしております。本県においても、今後、サッカーの交流試合の実施などを検討しているところでありまして、やはりレガシー事業として、これからはソフト対策が中心になると思いますけれども、ソフト事業が中心になりますが、なるべく継続してこのオリンピックのレガシーをつないでいきたいなと思っております。

Q

関連してだが、有観客ということを言っていたが、去年の段階だが有観客から無観客になった中で、宮城県は利府のほうで観客を入れて10試合だったか、サッカーをやったと思うが、改めて、有観客に限ったという判断に関してはどう振り返っているか。

村井知事

無観客にするかどうかというのは、それを契機として感染が広がるかどうかだったと思うんですが、結果論で見ると、オリンピックの有観客で来られたお客さまが観客がコロナにかかったと、広がったというような話は耳にしませんでしたので、そういった意味ではやって問題なかったのではないかなと私は思っております。

Q

ただ、あの当時、ボランティアの方も県の方も含めて、直行直帰という、せっかくおいでになったお客さん、観客というか、観戦にいらっしゃった方に対して、直行直帰ってなかなか矛盾するというか、なかなか心苦しいところもあったと思うが、そういった現場の声とかというのは知事は聞いていたか。

村井知事

そうですね。直行直帰、残念だという声はありましたね。ただ、やはり最大の目的はオリンピックを現地で見ていただくということですから、優先順位をどこにつけるか、最大の狙いは何か、そこを考えて、まずオリンピックをできるだけ多くの方に安全に見ていただく、そこに力を置いたということですね。

Q

その関連だが、東京五輪のレガシーというのは一体何なのか。ちょっと問いかけなのだが。

村井知事

レガシーとは何か。難しい質問ですね。レガシーは何か。

Q

復興五輪というか、被災地で開催したということと絡んでいいと思うが。

村井知事

オリンピックをただの一イベントとして終わらせることなく、そこで得られた人と人との交流であったり、あるいはそういった大きなイベントをやる仕組みであったり、そういったようなものを次の世代につないでいくということじゃないかなと思いますけれども。

Q

雑駁な質問で大変恐縮だ。

村井知事

雑駁な答えで大変申し訳ございません。

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安倍元総理の国葬について

Q

先週の火曜日に、仙台市教育委員会が市立の高校とか中学校に対して、安倍元首相の半旗の掲揚を求めたということが報道された。その件に関して、政治的中立に抵触するかどうか、それから、お願いベースというふうにはあったのだが、これが本当にお願いという形になっているのかどうか、この件に関して知事の受け止めをお願いしたい。

村井知事

日本の総理を務めた方が亡くなったわけですので、それに対して弔意を示すことを学校のほうにお願いをするというのは、決しておかしな話ではないのではないかと私は受け止めました。

Q

強制ではなくてお願いであるというふうにあったが、ここはどう捉えたか。

村井知事

決して強制ではなく、お願いベースであったのではないかなと思っています。

Q

来月の下旬に国葬が東京の武道館で予定されているが、その際に、もし仮に政府のほうから掲揚を要請されることがあった場合、県として、教育委員会のほうから要請のとおり求めるということはあるか。

村井知事

ちょっとここはまだ、そういう要請があってから考えますけれども、今の段階では白紙です。

Q

県独自に考えていることはあるか。

村井知事

今のところは考えていないです。それもまだ白紙です。そうするかもしれません。まだ分かりません。国葬ですから、国葬という位置づけであれば半旗にするのは当然かもしれませんけれども、ちょっとその辺、検討させてください。

Q

社会情勢というか、知事が思うところを何か伺えればと。例えば安倍さんがテロによって亡くなるという形になったが、実際にテロ活動の目的としては宗教団体に対するいろいろなデメリットの面とか、その辺を改善したいというような容疑者の思いとかもあったのかなと思うが、国会とかを見ていると、結構そういう容疑者の方の思いというものを体現というような形で今は議論が進んでいるなと思っていて、それだったら、平成4年以降の20年か30年の間、国会もメディアも何かいろいろと踊らされているなという感じはするが、個人的には。知事としては、これにとらわれず、いろいろ何かこの1か月間、EEZに中国がミサイルを初めて撃ち込んだが、いろいろな情勢の変化もある。どういうふうに安倍さんの死を受け止めているか。

村井知事

やはり社会的な影響の大きな方が凶弾に倒れたわけですから、いろいろなところにその影響が出てくると思います。具体的にどれが影響かと言われると、今お話があったように、特定の宗教団体のほうに国民の関心が行っているなという感じはいたしますけれども、そうであったとしても、やはり、そういう感じがしております。そう受け止めております。

だから、そういう安倍さんの死が、凶弾に倒れてからですね、社会的な関心が特定の宗教のほうに今シフトしているなと、そういうものは感じます。ただ、中国の問題は、特に安倍さんの死とは関係ないんじゃないかなと思いますけれども。なかなか答えづらいですね。

Q

そのシフトしていることに関してはどういうふうに見ているか。評価というか。

村井知事

宗教団体のほうにですか。

Q

はい。

村井知事

これはもう国民の関心事ですので、私がこれを是とも非とも申し上げることはできないんですが、しかし、どういう理由であれ、人を傷つけるようなことはやっぱりあってはいけないので、ネットでは、犯罪者、犯罪を犯した加害者ですよね、それを何か擁護するような声もあるようですけれども、こういうことはやっぱり私はあってはならないことではないかなと思っております。

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知事の夏季休暇の過ごし方について

Q

来週、記者会見がないということで、10日にはホテルでの講演などもあるかと思うが、知事、この夏休みをどのように過ごす予定か。

村井知事

基本的には自宅を中心にゆっくりさせていただこうと思っています。家の片づけも全然できていないので片づけをやりながら、たまにはゆっくりと本を読んだり新聞を読んだりテレビを見たり、ゆっくりさせていただこうと思っています。それ以上でも以下でもないです。孫もいないですし。

Q

ということは、週末とか、何か会議とかの予定はなさそうか。

村井知事

ないですね。ないです。何か期待していたの。

Q

いや、余裕があると、家族サービスとか。

村井知事

家族サービス、女房と2人でゆっくりとさせていただきます。

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川崎町における風力発電計画について

Q

先週の蔵王の関電の撤退に関してだが、7月28日に経産省とか環境省とか農林水産省とか、省庁の長官の有識者会議のほうで、FIT導入に関する提言案として、地域との合意形成に向けた適切なコミュニケーションということで、今回のように関電のように、ぽんと計画が住民のほうに提示されるというよりも、提示される前に地元との合意形成を十分見ようという方向性での提言案が出されて、今、8月の末に向けてパブリックコメントをやっていて、そういった政府の方針というか、国の方向性についてはどう考えるか。

村井知事

間違っていない方向だと思います。ただ、合意形成といっても、定義が難しいんですよね。ですから、例えば誰かの合意をもって合意にするとか何かがないと、自治体の合意がないと駄目だとか、正式なこういう形で合意を求めなきゃいけないとか、そういうような形でもないと、よく話し合ってとか合意をもってというと、それはもう相手の受け止め方によって違ってきますので、そういうものはしっかりしてもらいたいなと思いますよね。

Q

あくまでも住民説明会とかという形ではなくて、議会というところのある程度の。

村井知事

例えばですね、そうですね、議会とか、あるいは首長の合意がなければとかですね。そういったものがなければ、漠然としていれば、事業者によって受け止め方が変わってきますので、しっかりとした根拠が必要ではないかなと思いますけれどもね。

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