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土壌肥料部農業基盤班では,これまでの農業農村整備事業により設置してきた「環境配慮施設」の効果を検証するため,魚類を対象とした「生きもの調査」を行っています。
農業農村整備事業では,環境との調和に配慮するために「魚道」や「ビオトープ」といった環境配慮施設の整備や,水路をコンクリート装工せず土水路として整備を行っています。事後モニタリングとして捕獲した魚種や捕獲数,生息環境を調査することで,環境配慮施設の効果を検証しています。
さらに,これからほ場整備工事を行う予定の地区においては,整備前後で魚類の生息数や生息環境がどう変化するのか検証するための調査も行っています。
写真1 生きもの調査風景
タモ網,サデ網を使用して追い込み法により魚類を捕獲します。
写真2 捕獲した魚類(フナ類)
写真3 捕獲した魚類(タモロコ)
生きもの調査は繁殖期(6~8月)と非繁殖期(9~11月)に行い,捕獲数にどのような変化があるのか評価していくこととしています。
(土壌肥料部 平)
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