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令和元年度、鹿又小学校5年生40名は鹿又ふるさと保全会の協力をもらい、農業の体験や学習を行っています。
河南矢本土地改良区職員から揚水機・排水機など農業水利施設のはたらきについて説明しました。
また、東部地方振興事務所職員からは農業・農村の有する多面的機能について説明しました。
説明の途中に職員が児童たちにクイズを投げかけるたび、児童たちは積極的に回答に参加してくれました。
(出前講座風景)
旧北上川から鹿又地区の田んぼに水を供給している中山揚水機場を見学しました。
土地改良区職員から、水利使用標識や揚水機の性能などの説明を行いました。
中山揚水機場は、遠隔操作で給水を行うことができます。
また、本機場は小学校の25mプールを40秒で一杯にする給水性能を持っています。
(中山揚水機場を見学する児童たち)
揚排水機能を持つ笈入揚水機場では、揚排水機の説明の他に、ポンプ内にゴミが入り込まないようにするための除塵機の説明を行いました。
土地改良区職員により起動された除塵機が動き出すと、児童たちは機械を取り囲んで歓声を上げていました。
機場では児童から職員に、天井に設置されている屋内クレーンのはたらきについて等の質問がありました。
(左:除塵機を見学する児童たち 右:揚排水機を見学する児童たち)
最後に鹿又第二揚水機場を見学しました。
鹿又第二揚水機場周辺の田んぼは、宮城県がほ場整備事業で造成を行ったものです。
この鹿又第二揚水機場の揚水機は、自動で供給水量を調節できる優れた機能を持っています。
児童たちは説明に耳を傾け、一心にメモを取り続けていました。
(鹿又第二揚水機場を見学する児童たち)
小学校に戻ってからの感想発表では、「揚水・排水の仕組みについてよく分かった」、「施設を実際に見ることが出来て嬉しかった」等の感想が出ました。
今回の見学は、児童たちが農業に興味を深める一助となったのではないでしょうか。
(笈入揚水機場にて撮影:集合写真)
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