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平成26年5月上旬,東日本大震災により被災した石巻市大川地区 針岡工区の水田において4年ぶりに田植えが行われました。
石巻市大川地区は新北上川の河口付近に位置する地域で,東日本大震災の津波によって非常に大きな被害を受けました。農地においても,瓦礫や雑物の混入や海水の流入による塩害により営農を行うことができない状態となり,復旧のための工事が進められています。
平成25年度は大川地区 415haのうち,針岡工区の13haで営農を再開しています。
被災直後の針岡工区(平成23年)
復旧後の針岡工区(平成26年,上と同地点)
今年度は,大川地区針岡工区の162haで営農を再開し,針岡工区のほぼ全面積である175haが復旧工事を完了し,営農を再開することとなりました。
針岡工区をぐるりと一周してみると,農家の方や,株式会社宮城リスタ大川によって田んぼの代かきや田植え作業を行う風景が一面で見られました。
代かき作業の様子
田植え作業の様子
ほぼ完全に復旧した針岡工区ですが,大川地区全体の農地面積はおよそ415haであり,より河口に近く津波被害の著しい長面工区では未だ復旧工事が進められている状況です。
残る約240haの長面工区は,今年度以降も順次復旧工事を進めていき,一日も早い営農再開を図ります。
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