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~北北上運河釜閘門(定川北閘門)遺構調査記録誌について~
釜閘門は石巻市街地を東西に貫流する二級河川定川水系北北上運河の下流端,定川との合流点付近に位置する閘門で東北地方太平洋沖地震及びその後に来襲した津波により壊滅的な被害を受けました。
閘門の復旧工事にあたっては,今回の被災を踏まえ,L1津波に対応した構造とするために新たに閘門を築造することとし閘門工事に着手したところ,明治期に造られた木造閘門の遺構が出土しました。この工事により木造閘門跡の撤去が必要となるため,平成28年度に工事に先立ち現存する大正期の閘門と合わせて遺構調査を実施しました。
調査にあたっては,学識経験者からなる遺構調査検討委員会を設置して調査方法や保存方法についてご意見・ご指導をいただきながら実施してきました。
この調査で明治期の閘門の形状・構造等が明らかになり,当時の土木技術を知る上で多くの貴重な資料が得られました。
当時の土木技術並びに運河の歴史的価値について広く知っていただくため,また将来にわたりご活用していただきたく記録誌としてまとめたものです。
第1章 遺構調査の経緯
第2章 位置と環境
第3章 釜閘門(定川北閘門)の履歴と構造
第4章 釜閘門(定川北閘門)と津波被害
第5章 遺構調査検討委員会の設置
第6章 遺構調査項目
第7章 遺構調査で明らかになった事項
第8章 閘門の構造に関する考察
第9章 遺構・遺物の保存の状況
第10章 一般見学会の実施
第1章 釜閘門(定川北閘門)の履歴と類似事例の整理
第2章 測量結果と遺構の位置
第3章 遺構・構造物調査結果と保存の措置
第1章 構造に関する調査結果のまとめ
第2章 明治期の閘門構造に関する考察
第3章 大正期の閘門構造に関する考察
第4章 成果の活用と展開
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