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緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、QOLを改善するアプローチのことをいいます※1。
「がん対策推進基本計画(平成24年6月閣議決定)」において、緩和ケアについては、「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が重点的に取り組むべき課題として位置付けられています。がん患者とその家族が、可能な限り質の高い治療・療養生活を送れるように、身体的症状の緩和や精神心理的な問題などへの援助が、終末期だけでなく、がんと診断された時からがん治療と同時に行われることが求められています。
石巻地区(石巻市・東松島市・女川町)では、平成27年に約676人の方ががんで亡くなっています。この数は死亡原因の第1位であり、全死亡者の約3割を占めています。また、一生のうち2人に1人はがんになるといわれています。
もしも、あなたやあなたの家族ががんと告げられたら、どんな風に過ごしていきたいと思いますか?
石巻地区在宅ケア連絡会では、石巻地区の関係者,関係機関・団体と患者・家族を含む県民が連携し,がん患者及びその家族の在宅での療養生活の質の維持向上を目的に様々な活動を行っています。
※1)世界保健機関(WHO)の緩和ケアの定義(2002年)
「石巻地区在宅ケア連絡会」は石巻地区のがん経験者の家族や市民、医師、薬剤師、看護師、介護関係者、行政などを会員とし、平成15年12月に結成されました。
これまで行ってきた活動内容は、一般の方への講演会や関係者への研修会の開催、関係者間のネットワークづくり他、がんで療養中やその家族の方が集える場として「ホッとサロン」を開設しています。
がんで療養中の家族には、病気に対する不安など様々な思いがあります。その気持ちを誰にも話せないでいると心は重くなってしまいます。
そのような方々が集い、気兼ねなく過ごせる場が「ホッとサロン」です。「ホッとサロン」は平成17年2月に開設しましたが、平成19年11月から現在の場所(石巻市中里6丁目)で開設しています。
石巻地区在宅ケア連絡会事務局
(宮城県東部保健福祉事務所 成人・高齢班)
電話:0225-95-1419
宮城県がん対策、宮城県在宅緩和ケア支援センター、がん診療連携拠点病院、がん相談支援センターについては、宮城県保健福祉部疾病・感染症対策室のホームページ、がん対策情報へ。
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