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〔石巻雲雀野発電所の完成予想図(イメージ)〕
日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社が建設する石炭・バイオマス混焼火力発電施設(石巻雲雀野発電所)の起工式が,11月26日に建設予定地である石巻市雲雀野地区で行われました。
日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社は,日本製紙株式会社と三菱商事株式会社が,石巻雲雀野発電所を建設・運営する目的で設立したもので,工事関係者や,国,県,石巻市等の関係者が多数出席し,盛大に起工式が行われました。
完成は,平成30年3月を予定しており,石巻市の復興のシンボルとして期待されます。
この発電所が立地する雲雀野地区では,石巻港の港湾計画に基づき平成9年度から県が工業用地として現在も埋立造成を進めており,産業や経済状況に対応させながら港湾関連企業に分譲しております。この度,建設する発電所は,臨港道路を挟んで日本製紙石巻工場の南側に位置し,震災後そして国際拠点港湾「仙台塩釜港」として統合一体化した「石巻港区」にとって初の大型施設の設置ということで,今後,造成した工業用地のさらなる分譲と土地利用の増進が大いに期待されるところです。
発電所は,石巻市の工業地域に位置する日本製紙石巻工場の海側に立地しており,生活圏からも離れているのが特徴です。
港と発電所とが直結し,石炭と輸入ペレットを発電所に直接搬入することで,効率的な発電所運営が可能になり,輸送に伴う環境影響も極小化できます。
石巻雲雀野発電所では木質バイオマスを積極的に活用することで地球温暖化への対応を推進。
さらに,東北地方の未利用材を活用するシステムを確立,その未利用材を高効率でエネルギー利用できる技術の確率によって,国産材の積極的活用を進めます。近隣の林業の発展や新たな雇用の創出など,地域の活性化をめざします。
発電事業を運営するにあたり,最も配慮すべき点は,地域社会への環境影響です。稼働音や粉じんの飛散などにも細心の注意を払って発電所を設計しています。
最新鋭機器導入による環境対策,バイオマス燃料の混燃による二酸化炭素の抑制,自主的な環境アセスメントの実施など,様々な角度から環境への対応を進めています。
安心できる環境対応と,安定した電力供給で,社会をしっかり支えます。
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