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東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業や団体などを村井知事が訪問する「“みやぎの復興現場”訪問事業」を10月26日(金曜日)に実施しました。
この日は,仙台地方振興事務所管内の広域仙台圏(2市)において「東洋ゴム工業株式会社仙台工場」,「社会福祉法人宮城福祉会 特別養護老人ホーム松(しょう)陽(よう)苑(えん)」を訪問しました。
最初に訪問した岩沼市の「東洋ゴム工業株式会社仙台工場」は,「専用タイヤ発想」をコンセプトに各車種に合う自動車タイヤ製造を行うタイヤ国内シェア第4位の企業の主力工場です。震災では,停電等により操業の一時停止を余儀なくされましたが,早期に震災前の水準まで操業度を回復させました。震災直後から岩沼市内の避難所へガソリン燃料や物資の援助をしたほか,義援金を県に寄贈し,岩沼市等が立ち上げた「千年希望の丘プロジェクト」の植樹祭には工場を挙げて社員が参加するなど地域社会の復興にも貢献しています。
工場の概要や震災からの復旧状況について工場長より説明を受けた後,工場でタイヤ製造工程の一部を見学しました。知事は,「生産するタイヤの4割を仙台工場で作り,製品のコンテナ輸出では仙台塩釜港を活用するなど,宮城県の経済を支えていただいており,宮城県にとって無くてはならない存在。雇用を含めた地域復興にも御協力いただき感謝している」と述べました。
次に訪問した名取市の「特別養護老人ホーム松(しょう)陽(よう)苑(えん)」は,「これからは外国人の力が必要」との考えから,EPA(経済連携協定)締結後すぐに,介護福祉士を目指すインドネシア人を受け入れています。敷地内に専用の寮の建設や,職員が日本語の指導に当たるなど法人を挙げて独自の支援を行っています。
施設の取組状況の説明を受けた後,インドネシア出身の介護スタッフと利用者と共にティータイムを過ごし懇談しました。知事は,「県が目指す施策に先進的に取り組んでいる。非常に良い環境で働いていただいているので,このような人材が後に続くように,言葉の壁を乗り越えられるためのサポートなど,県としても後押しをしていきたい」と述べました。
工場内でタイヤの製造工程を見学(東洋ゴム工業株式会社 仙台工場)
利用者の方とインドネシア出身の介護員と交流(特別養護老人ホーム松陽苑)
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