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掲載日:2012年9月10日

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骨髄バンクってなんだろう

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腰や胸の骨の内部には「骨髄」と呼ばれる海綿状の組織があります。血液はここでつくられています。
骨髄のまわりには,血液成分のもとになる骨髄幹細胞を含んでいる骨髄液があります。
骨髄移植は健康な方から骨髄液(骨髄幹細胞)を取り出し,血液の病気に冒された患者さんに点滴することにより行われます。
骨髄移植においては,骨髄の提供者(ドナー「donor」といいます)と患者さんの白血球の型(HLA型)を一致させることが必要です。
しかし,HLA型が一致する確率は兄弟姉妹で四人に一人,他人同士では数百人から数万人に一人程度に過ぎません。
このため,骨髄移植を成功させるためには多くのドナーのHLA型を登録しておく必要があります。

平成13年から全国で30万人,宮城県内で6000人のドナー登録(骨髄バンク登録)を目標にしています。

骨髄バンク登録要件は…

  1. 年齢が18歳から50歳までの健康な方(適合検索、骨髄提供は20歳からになります)
  2. 骨髄提供の内容を十分に理解している方(骨髄提供時は家族の同意が必要です。
  3. 体重が男性45kg以上、女性40kg以上の方

のいずれにも該当する方が登録できます。
保健福祉事務所では,骨髄バンクへの登録を行っています。

まずは電話で予約してください。電話番号は0229-91-0714(担当する疾病対策班への直通)です。

もうちょっと知りたい方はこちら

善意のドナーの方から自由意思に基づいて提供していただいた健康な骨髄液によって,白血病などの血液難病の患者さんを広く,しかも公平に救うことが骨髄バンク事業の基本理念です。
平成4年から開始された骨髄バンク事業は,これまで6000人以上の患者さんを救う実績を上げていますが,骨髄移植を必要とする患者さんが毎年1000人以上もいらっしゃいます。
平成16年11月25日現在,登録者は全国で約20万人に達しました。しかし、それでも昨年登録しながら移植を受けられていない国内の患者さんは約4割にのぼります。1人でも多くの患者さんに移植の機会を提供するには目標ドナー登録者数30万人を一日も早く実現しなければなりません。

保健福祉事務所で行う骨髄バンクの登録は,毎月第2と第4月曜日の午前9時から11時30分までです。

当日は腕から2ccの血液を採るだけです。

検査のために採取した血液の白血球の型と血液型を調べ,コンピュータに登録します。後日,ドナー登録確認書を登録データセンターからお送りします。なお,白血球の型はお教えできませんので,ご了承願います。

本当はここまで読んでほしい

患者さんは骨髄移植の約2週間前から移植の準備に入り,大量の薬の投与や放射線の照射を受けます。その結果患者さんの骨髄幹細胞はすべて破壊され,血液がまったくつくられなくなります。激しい吐き気や全身の脱毛などの副作用に耐えながら,患者さんは命がけの治療に取り組むことになります。
骨髄液は腰の骨から注射器で採取されます。採取する量は患者さんの体重によって異なります。子どもの患者さんの場合,200ccで済むこともありますが,大人の患者さんの場合1000ccを超えることもあります。
ドナー候補になられた段階(患者さんとHLA型が一致した段階)で,男性は体重45kg,女性は40kg未満の方は骨髄提供ができません。
骨髄バンク事業の公平な運営と相互のプライバシー保護のため,ドナーは患者さんを選べませんし,またドナーと患者さんの面会は認められません。
骨髄液の採取には4日間から5日間の入院が必要です。また,原則として全身麻酔で行われます。
骨髄液の採取によってドナーの健康が害されることはないとは言い切れませんが,通常は速やかに回復します。麻酔から覚めた後,採取箇所が痛みます。痛みの程度には個人差があり,1・2週間つづくこともあります。また,37・8度くらいの発熱やのどの痛み,吐き気,全身のだるさといった症状が出ることもありますが,通常は約1・2日で治ります。体質によっては皮膚に少し針の跡が残る場合もあります。通常は3ヶ月から6ヶ月ほどで針の跡は消えます。
これまで世界で6万件以上の骨髄液採取が行われていますが,重大な事故は極めてまれです。日本の骨髄バンクをかいしての骨髄液採取では,死亡事故は発生していません。しかし,過去に海外で3件,日本で1件のドナー死亡事故が報告されています。
ドナー登録や骨髄提供は,あくまでも善意の自由意思によるものです。したがって,登録後も各段階ごとに提供意思の確認があり,その間であればいつでも提供を辞退することができます。ただし,精密な適合検査の結果ドナーとして選ばれ,第三者やご家族の立ち会いのもとに行われた最終同意の後には撤回できません。

もう一度骨髄バンクの流れをおさらい

  1. 保健福祉事務所の疾病対策班(電話:0229-91-0714)に,検査日時の予約をしていただきます
  2. 予約された日時に保健福祉事務所においでください。パンフレット等による説明や問診の後,約2ccの採血を行います。
  3. 採取された血液の白血球の型(HLA型)を骨髄バンクのコンピューターに登録します。これで,ドナー登録は完了しました。登録後,ドナー登録確認書をお送りします。
  4. 骨髄バンクでは患者さんのHLA型と適合するかどうか検索します。HLA型が一致する確率は他人同士では数百から数万分の一です。このため,適合するには登録から数ヶ月になるケースもあれば,数年以上になるケースもあるように様々です。
  5. 適合した場合はドナー候補者の一人として選ばれたことを骨髄バンクからご連絡します。その後,骨髄バンクのコーディネーターとの面談があり,骨髄提供について詳しくご説明します。所要時間は約1時間です。このとき,ご本人の提供意思とご家族の同意についても確認させていただきます。
  6. 医師によるドナー適格性検査(問診と採血)を行い,一般的な健康チェックとHLA型の精密な適合度を調べます。
  7. 精密な適合検査の結果ドナーとして選ばれた場合は,コーディネーターと医師が骨髄提供について詳しい説明を行い,ご本人の提供意思とご家族の同意について,最終的な確認をさせていただきます。その際説明が分かりやすく行われたか,また真に自発的な意思に基づく同意が得られたかを確認するため,弁護士などの第三者が立ち会います。(この後,同意の撤回はできません)
  8. 骨髄提供の最終意思確認後,骨髄液を採取する日程と病院を調整させていただきます。そして,採取日程の約1ヶ月前に採取病院において健康診断が行われます。この健康診断では,問診と診察・血液一般検査の再確認に加え,尿検査・胸部レントゲン検査・心電図・肺機能検査などが行われます。また,骨髄液の採取に伴う貧血を防止するために,事前にご本人の血液を採取し,輸血用に保存しておきます。採血量は骨髄液の採取量に応じて変わります。なお,採血量が多い場合は2回に分けて行うことがあります。1回につき200ccから400cc程度を採血します。
  9. 骨髄提供には入院が必要です。骨髄液の採取日の前日か前々日に入院し,採取担当医師と麻酔科医師の説明を受けていただきます。
  10. 骨髄液の採取は原則として全身麻酔で行われます。ドナーの安全を第一に骨髄液の採取は経験豊富な病院に限定し,麻酔科医師などによる厳重な安全管理下で行っています。
  11. 骨髄液は骨盤を形成する大きな骨(腸骨)から注射器で採取されます。骨盤の背中側,ベルトの位置より少し下の腸骨の左右数カ所から吸引します。採取する骨髄液の量は通常500ccから1000ccで,採取に要する時間は1時間から3時間ほどです。
  12. 採取後,通常2日間から3日間で退院できます。採取後に鈍痛が1日から7日間ほど残ります。まれに1ヶ月以上残ったというケースもあります。針を刺した箇所は清潔に保ち過度の運動は避けてください。
  13. 退院後は定期的にドナーの健康状態についてフォローアップされます。コーディネーターからの電話連絡で健康状態について伺うほか,2,3週間後に採取病院において健康診断が行われます。

財団法人骨髄移植推進財団のページへ(外部サイトへリンク)

お問い合わせ先

北部保健福祉事務所(大崎保健所)疾病対策班

大崎市古川旭四丁目1-1

電話番号:平日8時30分~17時15分/0229-91-0714 休日・時間外/0229-91-0701(合同庁舎代表)※緊急時・感染症発生時のみ

ファックス番号:0229-23-7562

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