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農業農村は,国土の保全,水源の涵養,自然環境の保全,良好な景観の形成等,国民にとって重要な多面的機能を有しています。しかし,近年は農村地域の過疎化や高齢化の進行に伴い,地域の共同活動によって支えられてきた多面的機能の発揮に支障が生じている状況です。
このことから,農業農村が持つ多面的機能の維持・発揮を図ることを目的に「多面的機能支払交付金」が平成26年度に創設されました。
多面的機能支払交付金は,「農地維持支払交付金」と「資源向上支払交付金」から構成され,「農地維持支払交付金」により,地域資源の基本的な保全活動(水路の草刈り・泥上げ,農道の路面維持など)と地域資源の適切な保全管理のための推進活動(組織体制の拡充・強化,保全管理構想の作成など)に対して支援が行われています。
また,「資源向上支払交付金」により,地域資源の質的向上を図る共同活動(水路などの施設の軽微な補修),農村環境保全活動(花の植栽による景観形成やビオトープづくりなど),多面的機能の増進を図る活動(防災・減災力の強化,遊休農地の有効活用など)と施設の長寿命化のための活動(老朽化が進む水路等の補修・更新など)等に対して支援が行われています。
大河原管内では,平成29年度現在で139組織が当事業に取り組んでいます。
ここでは,管内各市町の活動組織の取組事例を紹介します。
当事務所では,多面的機能の維持・発揮に向けて,今後も当事業に取り組む活動組織とさらなる活動面積の拡大を支援し,農業農村のもつ多面的機能の啓発を図っていきます。
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