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大崎地方ダム総合事務所では、ダムの流木材を炭に再生し有効利用を図るため、加美町の漆沢ダム左岸ダム見学所近くで炭焼き窯造りを行いました。
炭窯の大きさは、幅約2.1m、奥行き約3.0m、最大高さ1.2m、一度に約5立方メートルの木材を焼くことができます。
炭焼き窯造りは平成17年10月17日の砂利敷きから始まり、25日に粘土を敷きつめてドーム型に天井を仕上げる作業を終え、11月1日に窯への火入れを行いました。
11月30日に炭焼き窯の窯口を塞いでいた石を取り除き、窯の中から炭を取り出す窯出しを行いました。
また、西小野田小学校漆沢分校の子どもたちが10月25日の窯造りと火入れ、そして最後の窯出し作業を体験学習として参加しました。
炭窯を造る場所に砂利を敷きます。
炭窯を造る場所に土台盛土をします。
炭窯の寸法を土台盛土に書きます。
炭窯の大きさの分の土を掘ります。
掘り出したところに粘土を敷き固めます。
掘り出したところを全て粘土で置き換えます。
壁厚30センチを残し粘土を掘ります。
約70センチの深さまで粘土を掘ります。煙突の下に向かって3%の下り勾配で窯底を仕上げます。
窯底に小枝を敷きその上に丸太を並べます。
漆沢分校の子供たちは、漆沢地区の佐藤さんから炭窯の造り方を教えてもらいました。
隙間が無くなるように丸太を並べます。
短い丸太や小枝でドーム型に重ねます。
きれいなドーム型にします。
炭窯の入り口から見るとこのようになります。
天井の粘土を敷く前に、麻袋などで覆います。
少しずつ粘土を敷き固めます。
木の棒やコテで固めます。
何度も何度もたたきながら固めます。
きれいなドーム型の天井に仕上げます。
炭窯を雪や雨から守るため、屋根をかけます。上から見たところです。
横から見たところです。
炭窯に火を入れる前の中の様子です。
炭窯に杉の葉や小枝ではじめて火を入れます。
漆沢分校の子供たちは、漆沢地区の鎌田さんから炭の造り方を教えてもらいました。
火入れの後は、窯の天井をたたいて固めます。
最初の7日間くらいは、窯を乾燥させるためだけなので、中の丸太に粘土を貼り付けて、直接火がつかないようにします。
7日間の乾燥の後は、炭窯の入り口の上を石でふたをして、下から火をたき、少しずつ中の丸太を炭にしていきます。
窯口を塞いでいる石を取り除きました。
炭窯の中の様子です。
炭焼名人が最初に炭を取り出しました。
漆沢分校の子供たちも窯出しに参加しました。
丸太のままの炭が出来上がりました。
細かくなった炭もたくさんできました。
炭窯の名前が決まりました。
子供たちは佐藤名人から炭窯や炭についてたくさん教えてもらいました。
漆沢ダムの藤井所長から、ダムの役割や窯づくりの目的について説明しました。
出来たての炭を学校に持って帰りま~す。
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