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今年度から2年間,「研究成果実用化促進事業」で,『局部温度制御による「雷峰」の周年生産技術』の現地試験を栗原市耕英地区で実施しています。
この研究で導入する技術は,(独)農研機構九州沖縄農業研究センターで開発されたもので,夏季にはイチゴのクラウン部を20℃前後に冷却すると花芽の文化・発育が促進され,果実品質も向上します。また,秋冬季にはクラウン部を20℃前後に加温すると葉や果房の展開が早くなり,年間を通して収量,品質とも向上することが期待されます。
クラウン温度制御システムは,空気中や地下水の熱を利用するヒートポンプと温度制御用チューブで構成されています。ヒートポンプで高温期には冷水,低温期には温水をつくり,イチゴのクラウン部に通水することで精度の高い制御が可能です。
なお,併行して,所内試験でこの技術に対する品種毎(雷峰,もういっこ,とちおとめ等)の適応性を検討しています。
(平成21年12月14日掲載)
【試験用ハウスとヒートポンプの室外機】
【株元に設置された温度制御用チューブ】
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