トピックス(H22)/平成21年度なし及びりんご栽培研修会が開催される

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平成21年度なし及びりんご栽培研修会が開催される（農園研　園芸栽培部・企画調整部）

なし,りんご栽培農家の経営安定と技術の向上を図る目的で,県と園芸協会が共催で,栽培研修会を開催しました。

《なし栽培研修栽培会,平成21年12月3～4日》
ほ場では,県内4つの産地の栽培者が「幸水」のせん定実技を行い,その結果を全員で検討しました。また,講義では,当所で平成18年度より取り組んでいる「あきづき」の花芽着生技術の試験研究について紹介しました。「あきづき」は,県内でも栽培面積が急増しており,本課題の成果が期待されています。

《リンゴ栽培研修会,平成22年1月8日》
各産地の生産者がせん定実技を行い,その結果を全員で検討しました。その後,平成21年度より共同研究で取り組み始めた「りんごのジョイント栽培」について今後の取り組みの方向等について説明しました。この技術は,当研究所が開発した「改良ソーレン樹形」の技術を一歩進めた早期結実,低樹高を目的としており,今後の研究成果が期待されています。
また,宮城県初のりんごオリジナル品種「サワールージュ(仮称)」の紹介やシャーベットの試食も行い,ほどよい酸味がありおいしいという高評価が得られました。
講義では,近年被害が拡大している鳥獣被害対策についての講演もあり,参加者皆熱心に受講されていました。
今後も,当研究所では,関係機関と連携しながら,本県果樹産業の振興や果樹栽培者の経営向上につながる研究開発に取り組んで参ります。

（平成22年4月19日掲載）

なしせん定実技
【なしのせん定実技】