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掲載日:2012年9月10日

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トピックス(H22)/たい肥の主原料と全窒素含量に基づく水田での簡易肥効判断指標

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たい肥の主原料と全窒素含量に基づく水田での簡易肥効判断指標(古川農業試験場)

環境保全や化学肥料節減のため,たい肥を使用した農業の取組が増えていますが,たい肥は原料が多種多様なため,施用量をどう決定するかが課題です。そこで,たい肥の主原料と全窒素含量に基づいた,水田での簡易肥効判断指標を作成しました。

たい肥中の窒素を分析したところ,全窒素のうち,稲作1作期間で水稲が吸収できる割合(窒素有効化率)をたい肥の原料と全窒素含量別に設定することができました。また,窒素有効化率はある程度のばらつきが想定されますので,水稲の生育に影響を与えないよう,化学肥料の代替率を設定しました。

留意点として,牛ふんと豚ぷんが混合されたたい肥のように,複数の原料が混合している場合は,混合割合が多い原料で判断します。また,追肥を行う場合は,基肥時に減肥し,追肥は従来どおりに行う方が安全です。

詳しくは,「普及に移す技術」(PDF:284KB)を参照願います。

(土壌肥料部)
(平成22年10月20日掲載)

たい肥の散布
【たい肥散布の様子】

表1 たい肥の原料と全窒素含量に基づく肥効判断指標と,たい肥による化学肥料の代替率
主な原料 全窒素含量(現物当たり%) 窒素有効化率(%)±標準偏差 代替率(上限)(%)
牛ふん 1%未満 10±4 20
1~1.5% 18±6 30
1.5~2% 27±7 30
鶏ふん 2%未満 31±6 30
2~3.5% 45±7 40
3.5~4% 56±8 50
豚ぷん 0.6~4% 32±6 30
食品残さ 1~3.5% 34±7 30

施用量の算出方法

たい肥施用量の算出式

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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