掲載日:2012年9月10日

ここから本文です。

トピックス(H22)/みやぎ発信型の野菜~その3~

選択 前のトピックスへ 一覧へ戻る

みやぎ発信型の野菜~その3~(農園研 バイオテクノロジー開発部)

当研究所バイオテクノロジー開発部では,需要の見込まれるイタリア野菜等の品目,品種に関して生理生態や栽培方法を明らかにし,県内産地への普及を図っています。
これまで,ローマ近郊の伝統野菜「プンタレッラ」,北イタリアの冬の高級野菜「タルディーボ」について,宮城県内での最適な栽培作型,栽培方法等を技術開発中です。

今回は,さらに多様なニーズに応えるため,需要先が広く,宮城県内で良品収穫可能な2品目を紹介します。

  • フィノッキオ
    フィノッキオ(Foeniculum vulgare MILL. var. dulce ALEF.)は,セリ科フェンネルの一種で,フローレンスフェンネル(英名),イタリーウイキョウ(和名)などとも呼ばれます。
    食用には,葉の基部の肥大した部分を主に使用します。独特の香りと甘味があり,生食のほか,加熱調理として魚や肉料理に用います。 また,種子や葉も香り付けに用いられます。
    宮城県内では,初夏(5~6月)と秋(10月以降)が主な収穫期間です。作型によって露地栽培とパイプハウス栽培を組み合わせれば,長期間の収穫も可能です。
    国内では関東から九州の諸県で生産されている食材であり,現在は宮城県内中心の需要に応える生産定着を目指しています。
  • チーマ・ディ・ラーパ
    チーマ・ディ・ラーパ(Brassica rapa L.)は,アブラナ科アブラナ属,カブの一種です。
    食用には,とう立ちした若い茎葉を使用します。ほのかな甘味と苦味があり,茹でてさまざまな料理に用います。
    宮城県内では,12月~3月が主な収穫期間です。
    国内ではまだまだ認知度が低く,生産量は少量に留まっていますが,宮城県および首都圏の実需者からは国産品の要望があり,食味は馴染みやすく,冬季無加温の栽培が可能であることから,県内での普及を図っています。

(資源開発利用チーム)
(平成23年2月10日掲載)

フィノッキオの写真
【フィノッキオ】

チーマ・ディ・ラーパの写真
【チーマ・ディ・ラーパ】

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所野菜部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8131

ファックス番号:022-383-9907

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は