ここから本文です。
次のトピックスへ
飼料用稲は,飼料増産の重要な柱として水田の有効活用,水田機能の維持や耕畜連携による資源循環型農業の推進への効果が期待され,作付け面積が拡大しています。今回,西日本において利用が急速に拡大している高糖分型飼料用稲品種である「たちすずか」,「たちあやか」の栽培特性について調査した結果を紹介します。
移植時期と収量の関係は,5月上中旬移植とした場合,両品種とも約2,000kg/10aと高い乾物収量が得らました(図1)(古川農試)。
飼料用米との兼用品種である「クサノホシ」4%より,「たちすずか」は11~14%と高糖分となりました。「たちあやか」は,出穂後49日になると10%を超えました(図2)。
収穫時に「たちすずか」は,挫折型倒伏が見られ,収穫ロスが多くなったので,本県では,「たちあやか」の適応性が高いと考えられました。
図1 移植時期の違いが地上部乾物重と茎葉割合に与える影響
図2 出穂後日数の違いが糖分含量に与える影響
注)クサノホシの糖分含量は稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアルから引用
本成果は,農林水産省委託プロジェクト研究「栄養収量の高い国産飼料の低コスト生産・利用技術の開発」の補助を受けて得られたものです。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す