掲載日:2024年3月26日

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知事定例記者会見

知事記者会見について

  1. 知事記者会見は基本的に毎週月曜日に開催されます。知事の日程が確保できない場合については、開催されないことがあります。
  2. 知事記者会見は動画でもご覧いただけます。下に掲載しているYouTubeをご覧ください。
  3. 会見動画や会見録の公開日は次のとおりです。掲載が遅れる場合もありますので、ご了承ください。
    ・会見動画(手話なし):開催した日の夕方
    ・会見動画(手話あり):開催した日の翌々日※知事発表項目がある場合のみ
    ・会見録:開催した翌日の夕方

次回の知事記者会見は、令和6年4月8日(月曜日)午前11時30分から行われる予定です。

本会見録及び動画は、記者会見の内容を編集の上、掲載しています。

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)

4病院再編について

Q

1点だけ伺う。年度内最後の記者会見ということで、県立精神医療センターと労災病院の年度内に目指していた基本合意について、進ちょく状況を伺う。

村井知事

再編後の精神科医療体制、サテライト案の検討に正直時間を要しておりまして、年度内の基本合意は現実的には非常に難しいものと考えております。現在、来年度以降の継続協議について、労働者健康安全機構と調整を行っておりまして、事務レベルでの最終的な調整確認を今週中に行う予定となっております。従って、まだ決定はしておりませんが、その方向で今協議を進めようと考えているということでございます。4月以降も引き続きサテライト案について検討を進めるとともに、合築後の病院連携につきましても協議を行い、できるだけ早期に基本合意を締結したいと考えております。

Q

これまでも伺っているが、あらためて一番の障壁になっているものは何か。

村井知事

やはり今ある病院を2か所に分けるということをやりますので、精神医療センターがしっかり対応できるかどうかというところでございます。

Q

事務的な手続の話だが、協議確認書を更新するのにまた手続が必要かと思うが、そういうことになるのか。

村井知事

別に手続なくても、そのまま継続協議することは可能であります。われわれは特に新たな手続は必要ないと考えておりますが、労災機構側が新たに確認書をということであれば、また結ぶことになります。しかし、基本的には同じ方向を向いておりますので、それほど難しくはないと思っています。

Q

いつも節目で伺っているので伺うが、何合目かに例えるといかがか。

村井知事

そうですね、まず基本合意を頂点ということにいたしますと、4合目、5合目辺りじゃないかなと思っています。

Q

回答の中に新年度の早めに合意したいというお話があったが、スケジュール感のイメージとしては、これまでだと年単位、来年度に持ち越しということだったが、来年度というよりはとにかく早いタイミングでできればしたいというお考えか。

村井知事

当然できるだけ早いほうがいいと思っております。ただ、何度も申し上げますが、かなりいろいろなご意見があります。北のほうの方は一日も早くという声もありますし、また南の方は動かないでほしいという声もありますので、また精神保健福祉審議会やいろいろなご意見の先生方、ドクターもおられますので、よく意見を聞きながら慎重に一番いい解決方法ということをしっかり見いだした上で、労災機構と調整をさせていただこうと思っています。

従って、県の考え方が固まって、そして労災機構と話をするのに時間がかかっているのではなくて、まだ県の考え方が固まっていないので、労災機構さんからは、まず県としてしっかり考え方を固めた上で持ってきてくれと言われております。ですから、これは労災機構側の問題ではなくて県側の問題でございますので、まず県側のほうでしっかりと、これならば精神医療センターや患者さんも納得していただけるという案をできるだけ早く出せればいいのではないかと考えております。

Q

仙台市との協議も始まったが、仙台市との協議の進ちょく状況は基本合意のタイミングに影響を与えるということはあるか。

村井知事

それは特にないです。県の考え方をしっかり説明をしていくということになります。

Q

今、県のほうがまだ固まっていないということだが、具体的にそれは、県当局とセンターの現場との間での話し合いがまだ続いているという理解でよろしいか。

村井知事

そうですね。まずそこを超えないと、患者さんとの打ち合わせもできませんので。患者さんとといいましても、なかなかわれわれ県の職員が直接接するということは難しいと思いますので、やはり病院のスタッフを通じていろいろな患者さんのご意向を聞くという形になっていくと思います。そういう意味からもまずは精神医療センターとどのような形にするかということが固まらないと、難しいと考えているということであります。

Q

その主な課題というのは、分院と本院の規模とか機能の問題があって、そういう理解でよろしいか。

村井知事

そういうことですね。はい。

Q

時期が少し延びたということで、説明する機会はあるのかなと思ったのだが、説明の機会を増やすというお考えはあるか。

村井知事

今もなるべく説明をする機会を設けようと思っておりますので、時間ができた分、しっかりとより丁寧に説明できるようにしてまいりたいと思います。

Q

この間、県の南の精神科医療をどう確保するかということについては、精神科外来を置くという話から始まって、民間の病院を誘致するというふうになって、今分院というふうになったが、この間いろいろ案を変更してきたこと、この1年間を振り返ってどのように総括するのか。

また、県の側は、それでいろいろな当事者の意見を入れてよりよいものになったという説明を申入れの場等でするが、一方でいろいろな案が出てくることによって翻弄されたという心理的な負担を訴えている当事者もいる。そのことについては新年度に向けてどのように総括するか。

村井知事

私としては、いろいろな意見を聞いて、柔軟に、いろいろな案をどんどん出しているということです。最終的にこう決まったからとごり押しするではなくて、いろいろな意見を聞きながらなるべく柔軟に対応したいという私の考え方に、職員がいろいろな考え方を出してくれて、そのたびにこれでどうですかということをお出ししているということでございます。基本合意になりましたならば、それ以降は変えることはないと思いますので、基本合意になるまではできるだけ柔軟に、一番いいと思った案をみんな出し合って、そのたびにぶつけていこうということをしております。

患者さんの中にはそれが迷惑だという方もおられるかもしれませんけれども、結果として患者さんにとって一番いい方法は何だろうかということを模索しておりますので、その点はご理解をいただきたいと思います。

Q

新年度は組織の体制も変わって再編室というのができるが、その組織に対する期待を。

村井知事

そうですね、少なくともがんセンターと日赤は基本合意になりましたので、もう止まることはないという意思表示でございます。日赤さんの意思表示もありましたので、まずはこの2病院を中心に担当の室長、優秀な人間をつけましたので、1つの室としてまとまってしっかりと前に進めていただきたいと思っております。

Q

土曜日に富谷市であった説明会で、富谷市でも賛成一色ではなくて、精神科病院が来ることに対する不安とか懸念という声もあると思うが、そういったところの理解をどう得ていくのか。

村井知事

南にある病院が北に来るからといって、南で特に問題を起こしているわけでもありませんので、それは単なる杞憂だろうと思います。しっかりと形が固まりましたならば、そういった方にも説明ができればと思っております。

Q

富谷市での説明会は今後基本合意の後になるのか。基本合意の前にまたやろうというお考えはあるのか。

村井知事

まだそこまで何も決まっておりません。ただ、富谷の場合はそういう声もあったかもしれませんけれども、大多数はウエルカム、賛成という意見でありましたので、そんなに度々やる必要もないだろうと思っています。

Q

日赤主催の説明会が先日あったが、そちらではかなり反対意見が多かったようだ。富谷では度々やる必要はないかなという話だが、八木山地区等ではもっと度々やらなければいけないのかと思うのだが、もっと話したい、説明を聞きたい、意見を言いたいという人が多かったようだが、これについては県としてどのように連携していかれるか。

村井知事

日赤病院を使っているのはあの地区だけではありませんので、いろいろなところで説明会をしたいと思います。必要に応じて八木山地区でやることも可能だと思いますが、毎回八木山でやらなければならないわけではありませんので、いろいろな場所でやれればいいなと思っています。その中でまた八木山でやることも考えるかもしれません。いずれにしても今度日赤さんも一緒になって、説明会にはできるだけ交じっていただきたいと思っています。日赤でなければ答えられないものもあると思いますので、できればご協力いただきたいと思っています。

Q

今、精神医療センターの側と案について意見交換をしている段階で、審議会の意見も十分聞きたいというお話だったが、審議会なりあるいはその当事者の理解を得るために、センターで案を固めて、その案がいい案であれば理解が得られるだろうというお考えなのか。

村井知事

何をもって理解を得られるかというのは、これまた考え方が違うと思うんですけれども、少なくとも現場の声というのは非常に重要ですので、現場が対応できる声、そして患者さんに現場としてしっかり説明をしましょうといったようなところまで、できればもっていきたいと思っています。ただ、いたずらにいつまでもというわけにもいきません。あそこは本当に施設が古くて、もともと精神医療センターの建て替えというのは、私が知事になってすぐぐらいに話が来ていたんです。その20年ぐらい前に来たときに、もう既に古くて老朽化が進んでいて非常に環境が悪いと。働く環境も悪いので、このままこの建物のままずっとあったら、スタッフがいなくなってしまうかもしれませんと。だから、早く建て替えなければいけないんですと、ずっと言われていたんです。ですから、そういったこともしっかり頭に入れながら対応していきたいと思っています。

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感染性廃棄物の不適切処理事案への対応について

Q

加美町の砂押プラリという産業廃棄物処理会社で、感染性廃棄物が長年処理されずに放置されていた現状が明らかになった。長年にわたりこの会社に対して処理の許可を出していた県としての対応については、どのようにお考えか。

村井知事

書類等がしっかり整備されていたというようなことから、しっかりやっているものだと考えていたということと、施設としては処理施設もちゃんと現場にはあって、ですからその施設をちゃんと使っていれば問題はなかったわけでありますけれども、別のやり方をやっていたということが今回発覚したということであります。非常に環境汚染につながりかねないものでございますので、県としては今回厳しい対応を取らせていただいたということでございます。

Q

県としてはいつ頃からこの事実を把握されていたのか。

村井知事

担当いますか。

(担当課)

廃棄物対策課です。砂押プラリの関係については、許可を出した後、砂押プラリに限らずですけれども、廃棄物処理事業に関して立入調査をやっておりました。そういった中で、今回看過できない違反というものが発覚したということですので、事業停止なり業務取消しなりの行政処分を行ったということでございます。

村井知事

問題があるということを把握したのはいつ頃ですか。

(担当課)

マニフェスト違反で事業停止をしたのは、去年の7月に事業停止命令をいたしました。

村井知事

問題であるということを立入検査で把握したのはいつですか。

(担当課)

(マニフェスト違反について)立入検査で把握したのは、その前あたりということになります。

村井知事

後で調べて、投げ込みします。いつ頃把握して、いつ処分したかということを後で投げ込みをしてください。

Q

こうした事実は法律にも触れてくることだと思うが、刑事告訴なども含めて今後の県としての対応はいかがか。

村井知事

しっかり詳細を把握した上で検討していきたいと思っています。まだ方針は何も固まっておりません。

Q

今後、何か具体的な取組はあるか。

村井知事

こういったものはやはり書類だけでチェックできませんので、先ほど言ったように立ち入りでしっかり把握をしたということでありますから、立入検査を行ってしっかりと隠し事がないだろうかということを、書類と突合しながらよく検討していきたいと思います。今回は、熱処理できる量をはるかに超える量を受け入れていたというようなことでありました。結果的には、それによって排出者責任、病院、医療のいろいろな資材が持ち込まれておりましたので、病院側に負担を求めて、病院側で別の業者に引き取ってもらうということをしておりますので、その事業者だけではなくて排出者も大きな責任を負いますから、こういったことを排出者の方の声も聞きながら、どういう対応をすればいいのかということを考えていきたいと思います。まだ何も決まっておりません。

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