東日本大震災宮城の震災対応記録

(職員インタビューによる震災の記憶・経験の伝承)

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港湾施設の復旧

 港湾課では、発災直後より主要な港湾について、国土交通省や海上保安庁等の関係機関の協力を得ながら、航路、臨港道路等の啓開作業を実施し、救援物資等の緊急輸送に最低限必要な物流ルートの確保に努めた。あわせて、ふ頭用地内の応急工事等、港湾機能の復旧について、仙台塩釜港仙台港区(以下「仙台港区」)から着手し、続いて石巻港及び仙台塩釜港塩釜港区(以下「塩釜港区」)と優先順位を付けて展開した。
 平成23年7月から始まった港湾施設災害復旧事業の査定は、同年12月まで実施され、原形復旧にとどまらず、今後の災害に備える災害復旧という視点で、防潮堤の高さの見直し等、発生頻度の高い津波(L1)に対応した計画が立てられた。また、今後の災害に備えるため、自動閉鎖システムを導入した水門・陸閘の整備等にも取り組んだ。平成24年10月には災害時における港湾機能の相互補完の観点から、仙台塩釜港、石巻港、松島港の3港を統合一体化した国際拠点湾港、仙台塩釜港が誕生した。

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