トップページ > 東部児童相談所 心理支援班(心理)-職員紹介

大学では心理学を専攻していました。心理職を目指すきっかけとなったのは、大学生時代に一時保護所で嘱託員として勤務した経験です。そこでは、虐待などの様々な背景や事情を抱えた子どもたちと接する機会がありました。子どもたちの話をじっくり聞き、不安や悩みに寄り添う心理職の仕事を知り、その専門性や役割の大きさに魅力を感じるようになりました。
また、大学卒業後は進学ではなく、現場で経験を積みながら働きたいと考えていたため、学部卒でも受験できる宮城県の心理職に関心を持ちました。生まれ育った宮城県で、地域の子どもや家族を支える仕事に携わりたいと思い、志望しました。

宮城県の心理職は、児童相談所や子ども総合センター、リハビリテーション支援センター、本庁などさまざまな機関で勤務するため、幅広い分野の支援に携わることができます。児童や障害のある方、その家族への相談支援をはじめ、面接や心理検査、行動観察などを行い、その結果に基づいた支援や助言を行います。
現在、私は児童相談所で児童心理司として勤務しています。主な業務は、虐待などにより傷ついた子どもたちの面接や心理検査、行動観察を行い、一人ひとりの特徴や思いを理解したうえで、必要な支援や生活環境の調整につなげることです。また、児童養護施設や里親家庭など社会的養護のもとで生活する子どもたちへの心理的ケアも行っています。さらに、18歳未満の児童を対象とした療育手帳の判定業務も担当し、子どもたちが必要な支援につなげています。
これまでの業務の中で印象に残っているのは、子どもたちの変化や成長を感じられる瞬間です。児童相談所では、大人への不信感や警戒心などから、自分の気持ちや考えをなかなか話せない子どもに出会うことが少なくありません。しかし、面接など日々の関わりを重ね、学校や施設など関係機関とも連携しながら支援を続ける中で、少しずつ日常の出来事や自分の思いを話してくれるようになることがあります。そのような変化を見るたびに、支援の大切さを実感します。
また、心理検査や継続的な関わりを通して見えてきた子どもの特徴や強み、生活の中で工夫できることなどを本人や保護者にお伝えした際、「その通りだと思った」「今まで不思議に思っていたことが理解できてすっきりした」といった言葉をいただくことがあります。子どもや保護者が自分自身への理解を深め、今後の生活にどう生かしていくか考える姿を見ると、私自身も大きな励みになります。

現在勤務している児童相談所では、私を含め8名の心理職が在籍しており、困ったことや悩んだことを気軽に相談できる環境です。心理関係の仕事は一人職場となる業種もありますが、宮城県では多くの心理職の先輩方と一緒に働くことができるため、日頃からさまざまな経験や考え方に触れながら業務に取り組めます。また、採用後3年間は担当の先輩職員がつき、業務の進め方や悩みについて相談できる体制があります。私自身も先輩方に支えていただきながら経験を積むことができました。
職場の雰囲気は温かく、子どもたちとの関わりの中での出来事を共有するなど、日頃から活発にコミュニケーションを取っています。些細な疑問や迷いも相談しやすく、「少し聞いてみよう」と思ったときに気軽に声を掛けられる環境があります。誰かが困っていると自然に声を掛け合える雰囲気も魅力の一つです。また、子どもの発達や障害、虐待、家族支援などに関する研修も充実しており、心理職として必要な知識を幅広く学び、日々の支援に生かすことができます。

仕事とプライベートの切り替えを意識しています。子どもやご家族への支援を行う中でさまざまなことを考える場面がありますが、仕事のことはできるだけ職場で整理し、気になることや悩みがあれば上司や同僚に相談し、一人で抱え込まずに帰るよう心がけています。
また、宮城県は休暇を取得しやすい環境が整っており、1日単位だけでなく1時間単位で休暇を取得することもできます。さらに、フレックスタイム制度や週休3日制度を利用して働くことも可能です。実際に周りの職員も、それぞれのライフスタイルに合わせて制度を活用しています。
私自身、好きなアーティストやアイドルのライブに行くことが趣味で、宮城県内はもちろん、大阪や福岡へ遠征することもあります。先日は大学時代の友人と韓国旅行にも行ってきました。仕事とプライベートの両立がしやすい環境があるため、休日にしっかりリフレッシュしながら、日々の業務に取り組むことができています。
宮城県の心理職は、児童相談所や子ども総合センター、リハビリテーション支援センターなどさまざまな機関で経験を積むことができるため、多様な分野で心理職としての知識や経験を深めることができます。また、先輩職員に相談しやすい環境や充実した研修制度が整っており、周囲のサポートを受けながら経験を積むことができます。
心理職の仕事は、悩んだり難しさを感じたりすることもありますが、子どもや家族の変化や成長に立ち会えたときには、大きな喜びを感じることができます。一人で抱え込むのではなく、多くの職員と協力しながら支援を行える環境も宮城県の魅力だと感じています。
人の成長や変化に寄り添いながら、子どもや家族を支える仕事に関心のある方は、ぜひ宮城県職員を目指していただければと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
本記事は令和8年6月時点の情報を元に作成しています。