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「都市計画」とは、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、都市施設の整備などまちづくりのルールを定めたものです。石巻バイパスは、石巻広域都市計画の都市施設として機能やルートが決定され、事業が進められています。
石巻バイパスは、平成9年8月に「都市計画道路 曽波神沢田線」として計画決定され、当初は石巻市沢田字志の畑地区を道路の終点としておりました。しかし、万石浦沿いを通行する現国道398号は、浸水によりたびたび通行止めになり、また、JR石巻線跨道橋の桁下が低く、大型車が通行できないなどのボトルネック箇所があるなど、災害に対して脆弱なものとなっていました。また、東日本大震災後に石巻・女川地域において復興まちづくりが進められると、平成9年の当初の計画決定時になかった「都市計画道路 曽波神線(県道石巻女川インター線)」、「都市計画道路 渡波稲井線(渡波稲井トンネル)」、県道石巻女川線「浦宿橋」などが整備され、地域の道路ネットワークが大きく変わり、石巻バイパスに求められる役割も変わってきました。そのため、震災復興後の道路ネットワークや石巻及び女川の都市計画をつなぐ施設としての新たな機能を石巻バイパスに加える都市計画の変更をすることとしました。
令和4年2月の都市計画変更では、当初全線4車線で計画されていた「曽波神沢田線」について、渡波稲井トンネルの開通により稲井中学校前の交差点以東は交通が分散されることから、稲井中学校前を終点とする「曽波神稲井線」としました。併せて、当該交差点以東は、2車線で整備する「稲井浦宿線」とし、また浸水リスクのある沢田地区を避けて内陸側のルートを取りながら、終点の女川町浦宿浜で、女川町内の道路網と接続する計画としています。
この変更により、石巻バイパスは、石巻市街地と女川市街地を結ぶ広域的な道路ネットワークを構築するとともに、災害時の避難や緊急輸送等においても重要な役割を担う路線となります。
冠水状況(国道398号) | 県道石巻女川インター線 |
石巻市道渡波稲井線 | 浦宿橋(県道石巻女川線) |
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