掲載日:2022年1月6日

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宮城県知事記者会見(令和4年1月4日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

【知事発表項目】「東北大学ワクチン接種センター」の移転及び接種対象者の変更等について

村井知事

皆さま、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
それでは、私から1点報告をいたします。
初めに、隣接する山形県におきまして、昨年末オミクロン株の市中感染が確認されました。それを受けまして、元旦より感染拡大傾向時の一般検査事業として、県内4か所でPCR検査等の無料検査を行っているところであります。本日から検査場所をさらに17か所拡大いたしまして計21か所で実施をしておりますので、お知らせをいたします。
木下グループと、あと薬局ではウェルシア、今日から全てのウェルシアの薬局と、それから木下グループは、仙台2か所だけではなくて、仙台市役所と仙台駅前だけではなくて、石巻と大崎、これも今日からやるということでありますので、県内21か所で行います。また順次、この間記者会見したように、協力してくださるところがあれば数を増やしてまいりたいと思います。
それでは、資料をご覧いただきたいと思います。
先月20日からTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口において再開をしております東北大学ワクチン接種センターにつきまして、今月14日金曜日、まだ先ですけれども、今月14日金曜日からJR仙台駅東口のヨドバシカメラ仙台第2ビル4階に移転すると共に、移転後の接種日につきまして、本日から予約受付を開始することにいたします。
また、センターの接種対象者を変更し、2回目接種日から6か月以上経過した65歳以上の方を加えます。接種券のある方ということなります。よろしいでしょうか。本日から予約の受付を開始します。2回目接種した方、6か月以上経過した65歳以上の方を加えるということであります。
初めに、センターの移転は令和4年1月14日とし、当面の間開設いたします。受付時間は、土曜日、日曜日、祝日を含む毎日朝9時30分から16時30分までで、本日13時から予約受付を開始いたします。予約受付の対象者期間は今月14日から20日までの接種日分とし、接種者数は1日当たり約最大2,000人を予定をしております。
予約受付方法につきましては、これまでと同様に、WEB、LINE、電話にて受付をいたします。なお、現会場のTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口4階につきましては、移転日前日の13日まで開設をしております。
次に、接種対象者の変更でありますが、昨年末に国から、高齢者施設入所者等の先行接種が一定程度完了する見込みとなった段階で、一般の高齢者につきましても前倒しで追加接種が可能という判断が示されました。こうしたことから、本センターにおきましても、一般の高齢者の受入体制を確保するため、本日の予約受付から、接種日時点で2回目の接種日から6か月以上経過した65歳以上の方を対象に加えることといたします。
なお、接種を受ける際は接種券が必要なりますことから、昨日も通知を発出し、市町村に対して早期の接種券の発行をお願いしたところでございます。
最後に記載しておりますとおり、1・2回目と異なるワクチンを用いて3回目接種をした場合の安全性が国から示されております。また、初回接種と異なるワクチンを接種した場合に、十分に抗体価が上昇する研究結果が出ております。
県民の皆様におかれましては、安全性や効果につきましてもご理解をいただきたいほか、感染拡大の防止や重症化予防の観点から、希望される方は早めに接種をお願いいたします。なお、TKPガーデンシティの会場では、本日から当分の間、接種券をお持ちの方であれば予約なしでも受付をいたします。今空いているので、今は接種券をお持ちであれば接種は可能ということでありますので、ぜひご利用いただきたいと思います。私からは以上であります。
ちなみに、オミクロン株はまだ宮城で出ていないんです。出ていないんですけれども、国からの通知で、隣の県で市中感染が出たときには宮城県も一般検査をしていいですよということになっています。してもしなくてもしてもいいですよということで、宮城県は早めに元旦からスタートしたということであります。まだそれほど検査を受けに来られていないみたいですね。

Q

PCRの無料検査の実施について、隣県で市中感染が出たことを受けて、宮城県が出ていない状況で実施したということに関して、知事の早め早めの対応だったと思うが、それをした決断のお気持ちというか所感というか、してもしなくてもよかったという判断もあると思うので、そこの点について伺う。

村井知事

PCR検査につきましては、今お話があったように、早めに対応したほうがいいだろうと。恐らく県民の皆さんにしっかりと告知が済んで、皆さんが検査をやろうと思うまでに少し時間がかかりますので、今のうちからそういったようなものに慣れていただいたほうがいいだろうと考えました。今、ここ数日、やはり1人2人と出始めましたけれども、皆さんほぼ全て県外の方です。帰省されたり仕事で出張で来られたり。県民ではなく、県外から来られた。今回、年末年始でかなりの方が帰省をされましたので、恐らく近いうちにオミクロン株は宮城県で出るだろうと考えております。出てから対応するのではなく、間もなく出るだろうと思っていますので、そうであれば早めに対応したほうがいいだろうと考えたということであります。

記者発表資料(PDF:404KB)

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知事の今年の漢字について

Q

毎年恒例の質問になるが、今年の意気込みを漢字一文字で表すとどんな字になるかというのをお願いする。

村井知事

ありがとうございます。これを聞いていただかないと。(色紙が)上下逆になっていないか確認しました。大丈夫です。必死で書きました。
それでは、発表いたします。私の思いを込めた今年の一字でございますが、こちらです。「育」、育てる、育むという字にさせていただきました。これは私が書いた字であります。
今年は、昨年からスタートした新・宮城の将来ビジョンで新たに柱立ていたしました、社会全体で支える宮城の子ども・子育てを実現させるための取組を加速させていきたいと考えております。子育ての「育」ですね。具体的な令和4年度事業につきましては、現在、最終調整の段階でありますけれども、昨年の知事選で政策集で掲げました取組をしっかりと実行し、育てていきたいと思っております。
一昨年から始まった新型コロナウイルス感染症が我が国に暗い影を落としておりますけれども、今年こそは、収束を迎え、コロナ前の日常を取り戻し、県民の皆さまが愛や幸せを育んでいただくような1年になりますよう期待と決意を込めまして、今年の一字は「育」、育てる、育むという字にさせていただきました。
子育て、育てていく、そして育んでいくという思いを込めて作らせていただきました。よろしいでしょうか。以上です。

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東京電力福島第一原子力発電所の行動計画について

Q

昨年末のことだが、福島第一原発の処理水の風評被害の対策が示されたが、それについてあらためてどういうふうに受け止められているか。要望したい対応というのが加えてあったらお願いする。

村井知事

昨年末決定をいたしました行動計画は、同じく昨年4月に決定した政府の基本方針の着実な実行に向けて、これまで行ってまいりましたヒアリングや本県の連携会議などでの意見を踏まえて、中長期的な取組を取りまとめたものだと承知をしております。県としては、この内容について国の予算も含めてよく精査をいたしまして、本県の連携会議で出された意見、要望がどう反映されているのか、しっかりと確認をしてまいりたいと考えております。
国に求めることですが、引き続き連携会議を通じまして、1、海洋放出以外の処分方法の継続的な検討、2、国民、国際社会の理解の醸成、3、我が県の生産者、事業者のなりわい維持に必要な対策を求めてまいりたいと考えております。

Q

これから精査していくという部分があると思うが、現時点で連携会議の内容について十分反映されているかどうか、知事の所感というのはあるか。

村井知事

今精査している最中ですので、詳しいコメントは控えたいと思いますけれども、これからさらに具体的なものに落とし込まれていくと思います。ただ、先ほど申し上げたとおり、海洋放出以外の処分方法を検討するということについては一切触れられておりませんので、そういったところでは県の考え方が十分反映されているとは言えないのではないかと思っております。

Q

今後の具体的なまず、例えば国や東電からまず説明だけを受ける場が予定されているのか、あるいは、それを受けての連携会議というところの何かスケジュールが動いているのがあれば教えてほしい。

村井知事

まだ入っていません。いずれにしても、これを説明を受けるというよりも、やはり連携会議を開かなければ、私だけ話を聞いても仕方ありませんので、関係者の皆さんにお話を聞く場を含めて、連携会議をいつ開くかということをこれから考えていくことになると思います。

Q

中間取りまとめのときは、たしか説明だけの場というのがあったように記憶しているが、今回はそれは特になさそうか。

村井知事

まだ分からないんです。これからです。

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豚熱の防疫措置の進捗状況について

Q

先月発生した豚熱の殺処分などについて、想定よりも時間がかかっていると。この要因についてどう考えているか伺いたい。

村井知事

丸森の一番奥のほうなんです。それで非常に気温が下がって大雪でして、敷地内の足元も非常に悪く、非常に環境が悪いということ。それから、今回は前回と違って豚が非常に、子豚もあったんですけれども、発症したのは子豚だったんですけれども、豚舎の中に、その養豚場は種豚(しゅとん・たねぶた)を生産する農場、そして大型の母豚、牙のある雄豚、そして一部には大きく成長した肥育豚、ひいくとんというらしいんですけれども、肥育豚がありまして、殺処分に非常に危険を伴う。県職員はみんな素人です。獣医さんを除けば素人がやっていますので、安全性を最優先にして、けがのないようにということで丁寧にやっております。思った以上にやはり大きな豚の殺処分には時間がかかるということ。前回の大河原はそういうことはありませんでしたので、比較的小さかったのでスムーズにいったんですけれども、今回大きいということと、非常に寒い、夜が暗い、行くまでの道が非常に狭いので、携帯の電波も通じづらいということでありました。従って、もし途中で車が脱輪して動けなくなったりしてしまうと、誰も助けに行けないと、情報が入らないということになってしまいますので、とにかく夜は行動はやめさせまして、明るいうちだけで殺処分をするということにいたしました。
おかげさまでかなり進みまして、うまくいけば今日中に殺処分は終わる。その後、埋却、消毒などがございますのでまだ数日はかかるかもしれませんが、殺処分はうまくいけば今日中に終わるということになっております。ご理解をいただきたいと思います。

Q

埋却が今後残っているということだが、全体のスケジュールとしてはどれくらい、1月例えば中旬とか2月上旬とかと、見通しについて現段階でどのくらいか。

村井知事

7日。次の連休中には何とか全部終わるんじゃないかなと思います。職員総出で、今回自衛隊の災害派遣要請をしませんでしたので、ほぼ県職員と他県から応援に来てくださった職員でやっております。そういう意味では、本当に職員に年末年始休暇返上でやってもらって、申し訳なかったと。感謝しています。

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北京オリンピック・パラリンピックへの政府の対応について

Q

宮城県の県政の話ではないが、今年の2月4日に北京オリンピックが開催される。それを1か月後に控えた中で伺いたいが、北京オリンピックに関しては、新疆ウイグル自治区などの人権状況など、そういったことを懸念する声が世界から上がっており、会合で聞こえることとして、岸田政権のほうでも、閣僚、政府使節団の派遣を見送るなど動きがある。北京オリンピックに関しては、宮城県内でも仙台市中心のスケーターなどが参加されるかなと思うが、そういった人権状況に照らし合わせて、北京オリンピックを開催する整合性について知事の所感を伺いたい。

村井知事

私は、外交には関わる立場にありませんので、これに対して是か非かということを申し上げることは控えなければならないと思っておりますが、いずれにせよ、人権問題というのは非常に重要な問題であることは間違いないだろうと思います。事実関係をよく調べた上で、政府としては適切な対応をしていただきたいと、このように思います。

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仙台-新潟間のLCC就航について

Q

経営主体は民間になるが、仙台空港でLCCの新潟便が通るというこの話がちょっと出ているが、陸路で時間のかかるところを、空路でまた時間の短縮等、ビジネス需要の高まりも含めて、そういうのも期待を含めて一言いただきたい。

村井知事

新潟空港への新規路線開設が実現をいたしましたならば、仙台-新潟間の移動時間が短縮される、これはもう間違いないだろうと思いますし、両地域間での交流人口の拡大にも間違いなくつながることだと思っております。国の事業許可取得の状況を見ながら、まだ事業許可取得がなされていないそうです。ですから、まだ絶対大丈夫だということにはならないと思うので、そういった状況を見ながら、仙台国際空港株式会社と共に利用促進に向けた取組を進めてまいりたいと思います。
年末に仙台国際空港株式会社の鳥羽社長さんからお電話をいただきまして、「今年1年お世話になりました」というお電話だったんですけれども、そういう挨拶の中で、やはり「空港の24時間化をするということになった関係で、相当いろいろなところから問合せが来ているので、今後弾みがついてくると思います」というお話はありましたね。ただ、まだ新潟から飛べるかどうか確定したわけではないと認識をしていただきたいと思います。

Q

これまで宮城県と新潟間の交流みたいなものは具体的にあったのかどうかということと、それは初めての就航ということでよろしいのか。

担当課

仙台-新潟間については過去に、平成8年まで(訂正:平成10年まで)に運航実績がありました。定期便です。

Q

新潟と宮城のこれまでのつながりということで、経済交流というのは具体的に何かあったのかどうか。何か期待したいところが具体的にあれば。

村井知事

具体的に、そうですね、今お話しいただいたように、平成6年から8年(訂正:直近では平成8年から平成10年まで)、運航実績があるということでありますので、間違いなくいろいろな観光面での交流等があったと言えますね。詳しいことはちょっとよく分かりません。

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「バスタ仙台」構想について

Q

仙台駅周辺に新しいバスターミナルを整備するという国交省の構想ができているという報道があったが、これについて知事が把握していることや所感があれば伺いたい。

村井知事

バスタに関する事業実施の流れを調べてみたら、まずは構想、それから計画、事業化、管理運営、こういう形で進むそうであります。そういったことから考えると、まだ調査中の段階なので、今後どうなるか、進捗を見守る必要があるだろうと思います。いずれにしても、東道路との関係ですね、こういったようなものも見えてくると、東道路の事業化に弾みがつくのは間違いないだろうと思いますので、大きな期待を寄せているところであります。正直申し上げて、私も新聞記事で初めて知った状況なので、非常に驚きとそして期待を持って見守ってまいりたいと考えております。

Q

県内の高速バス事業に関する問題点や課題で認識しているものはあるか。

村井知事

分かりづらいですよね。県民は何回か利用すれば分かるんですけれども、やはり県外から来られた方ですよね。県外から来られた方が利用しやすい、ここに行けば長距離バスがあるというのがやはり分からないと、使いづらいんじゃないかなと思いますね。若い人はよくバスを使われますので、そういった意味ではそういったバスタ、新宿のようなものがあれば間違いなく大きな経済効果が生まれるのではないかと思います。これは本当に、私、新聞を見て初めて知りました。

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令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について

Q

昨年12月23日にスポーツ庁が2021年度の全国体力テストの結果を公表した。調査対象となっている小中の各男女のうち、体力合計点が全国平均を上回ったのは中2男子のみで、これはプラス0.23ポイントだったが、あとはマイナス1からマイナス0.3ポイントくらいの開きがあった。今回の結果について知事の受け止めを伺う。

村井知事

子どもたちの体力が低下していると、これは今回は全国的に低下している中で宮城県は全国でも低いという結果でしたので、これはやはり重く受け止めるべきだと思います。これは教育長からは、やはりしっかり分析をした上で、勉強だけではなくて子どもたちの体力面の向上も図らなければならないと考えているという話はございました。詳しくは教育長のほうに聞いていただきたいと思います。

Q

知事が掲げた政策集2021では、2024年度までに県内の小中学生の体力テスト結果が全国平均よりプラス0.1ポイント以上上回ることを目指していたと思うが、現状、中2男子は達成しているが、それ以外の階級ではまだ課題があると思う。この目標達成に向けて、知事ご自身、どのような体力向上策をお考えか聞かせてほしい。

村井知事

体力を養うにはじっとしていては駄目ですよね。やはり外に出てアクティブに活動する。そうしなければ体力というのはつかないと思います。ということからも、できるだけ外に出て活動するような環境を作っていく。市町村と一緒になって、民間団体とも協力して、特に幼児の段階から外に出て活動すると。こういったことを子どもたちだけに押しつけるのではなくて、やはり親から意識を変えていくということが重要なのではないかなと思います。おかげさまで少し勉強のほうはよくなってきたなと思うと、今度体力が落ちてきたので、両方底上げできるようにしっかり頑張りたいと思います。こうやればうまくいくという特効薬はないと思いますけれども、教育委員会とよく協議しながら進めてまいりたいと思います。

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コロナ下での新年会等について

Q

オミクロン株がこれからもしかしたら流行する可能性があると、知事の言及があったが、新年会等の在り方について聞かせてほしい。だいぶ夜の街も人が戻りつつあるようだが、経済と感染防止の両立を狙うのはなかなか難しいことだと思うが、今後の飲食の在り方について改めて知事のお考えを伺う。

村井知事

私も何回か会食に行きましたけれども、しっかりと認証店は感染対策を取りながら、消毒をしながらやっておられました。非常にそういったお店は意識が高いなという気がいたしました。当面は感染がまだ落ち着いておりますので様子を見ながら、引き続き飲食店等をご活用いただきたいと思いますが、今後患者が増える傾向が見えてきたら、その際には早め早めにまた時短等を要請することもあり得るだろうと思っております。これは私だけで決めることではなく、専門家の意見を聞きながら、また市町村長のご意見を聞きながら、判断をしてまいりたいと思います。

Q

現時点ではこれまでどおりというか、感染対策を取りながら飲食を楽しむという。

村井知事

そうですね、まず今回、年末年始で相当人が動きましたので、今後2週間程度でどうなるのかというのを注意深く見守りたいと思います。そこでちょっと判断をしてみたいと思います。間違いなく広がると思います。相当人が動きましたからね。先ほども言ったように、今出ている方は大体県外から来られた方がこちらに来て、発熱があって調べたら感染していたという方ですので、恐らく相当広がるのではないかなという危機感は持っております。ですから、マスクもせずにどんどんどうぞという形には絶対ならないと思っています。

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広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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