掲載日:2023年5月10日

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宮城県知事記者会見(令和5年5月8日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

【知事発表項目】新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応について

村井知事

それでは、まず第1点目の5類移行後の取扱いについて皆さんに説明をさせていただきたいと思います。

まず、今日から2類から5類に変わりました。ここまで本当に医療機関の皆さま、関係者の皆さま、県民の皆さまにご協力をいただきましたこと、あらためて御礼を申し上げたいと思います。マスクを外して普通の日常生活を取り戻すことができたということであります。本当にありがとうございます。

それでは、これからどのように変わるのかということを少し具体的に説明をさせていただきたいと思います。

まず、外来診療の体制についてであります。

これまで、病院は「診療・検査医療機関」と呼称しておりましたけれども、本日からは「外来対応医療機関」ということに名称が変わります。何が変わったかといいますと、今までの診療・検査医療機関というのは特定の決められた病院でございましたけれども、これからはいろいろな病院に手を挙げていただいて患者さんを診ていただけるように変わるということでございます。ただし、全ての医療機関がコロナ対応をしていただけるということでは決してございませんので、そこは注意をしていただく必要があります。どの病院に行っても必ずコロナの治療をしていただけるというものではないということでございます。後で詳しくお話しいたします。

その医療機関ですけれども、医療機関の一覧は受診情報センターでご案内いたします。後で電話番号を公表いたします。また、県のホームページでも公表いたします。ただし、この県のホームページに載っております外来対応医療機関が全てではないということで、実は公表をしないでくれと言っている医療機関もございますので、中には、ここに載っていないけれども対応してくださる病院もあるということです。ここがちょっとややこしいですけれども、そこは注意していただきたいと思います。受診情報センターで詳しく電話をして聞いていただくといいと思います。幅広い医療機関で受診できる体制を目指してまいります。

次に、治療費の取扱いです。

今まではコロナで受診したときは全て無料でした。また、薬ももらったら全てただでした。これからは原則として自己負担が発生するということでございます。1割負担、2割負担、3割負担、人によって違います。、分かりやすく言うとインフルエンザにかかったときと同じ医療費がかかると思ってください。ただし、今年の9月末まで一部公費支援が継続をされます。入院医療費は月最大2万円を公費支援となっております。入院医療費と書いてございますので、入院したら皆さんに2万円は支援されると、勘違いされる方もおられると思いますが、決してそうではございませんで、高額療養費制度に該当するぐらいの医療費になった場合です。高額療養費制度にあるようなかなり高い入院費になったときには、1か月最大2万円を公費支援ということになります。では、一体幾らが高額療養費なのかということですけれども、これは所得によって変わるそうです。個人の所得によって変わりますので、幾ら以上の入院費になったら2万円もらえるということでは決してないということです。それぞれの個人によって違います。まずは窓口で1割、2割、3割の入院費を払っていただいた上で、後でこの辺の調整はされるということでございます。

薬は、新型コロナの治療薬を受け取ったときは、9月末までは全額公費支援です。ただし、ほかの薬、心臓の薬であったり、ぜんそくの薬であったり、ほかの肺炎のお薬であったり、新型コロナ治療薬以外の薬をもらったときは自己負担です。全て自己負担です。新型コロナの治療薬だけが9月末まで全額公費支援だということです。

次に、ではどのような形で受診すればいいのかということであります。

発熱などの症状が出た、のどが痛くなったということであれば、まずは症状が軽い方は自分で検査キットを購入してください。薬局等で検査キットをご自身で準備をしてください。そして、調べていただいて陽性だということになった場合、症状が軽い方は自宅療養をしてください。発症後5日間かつ軽快、症状が全くなくなってから24時間までは外出を控えて様子を見ることを推奨しますということで、外出しないでくださいではありません。外出しないことをお勧めしますという言い方になっております。そして、元気になった、もういつでも外に出られるということになったならば、発症後10日間が経過するまでは、周りの方にうつさないようにマスクの着用など感染対策への協力をぜひお願いします。これもお願いベースです。そうしてはいけないということでは決してないということですね。

では、重症化リスクのある方、妊婦さん、そして症状が重い方、かなり苦しいという方は、先ほど言ったようにどの医療機関が診察を受けられるかどうかということがはっきり分かりませんので、まずはご自身のかかりつけ医であったり身近な医療機関に電話でご相談することをお勧めします。そして、病院に行っていただいて、症状が軽いということであれば自宅療養になります。症状の軽い方と同じ流れになります。もし入院する必要があるということになれば、病院が紹介した病院に入院をしていただくということであります。今までは入院調整は全て県の医療調整本部でやっておりましたけれども、今度は病院間で調整して入院をしていただくということになりますので、まずは症状が重い場合には病院に行っていただいて、病院の紹介する新たな医療機関に入院をしていただきたいとしております。

どこに受診したらいいか分からないんだと、引っ越してきたばかりでどこに受診していいか分からないという方がおられるかと思います。その方は、受診情報センター、電話番号0120-056-203、これは24時間年中無休でやっておりますので、ここに電話をしていただいて相談をしていただきたいと思います。県のホームページは宮城県のホームページから探すと時間がかかりますけれども、「宮城県 コロナ 受診」、こういうキーワードを検索していただくと県のホームページにすぐヒットするようになっております。

土曜日、日曜日、夜間、どうしようかと悩んだ場合は、すぐに救急車を呼ばずに、まずは大人の場合はおとな救急電話相談#7119に電話をする、お子さんの場合はこども夜間安心コール#8000に電話をしていただいて、看護師さんに相談をしていただいてどうするかということを判断をしていただきたいと思います。

次に、移行後の療養期間です。

外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられるようになりました。今までは外出してはならないということで強制力を持っておりましたけれども、これからは強制力は持ちません。個人の判断です。陽性者は、法律に基づく外出制限、就業制限は求められません。発症後5日間かつ軽快後24時間経過まで外出を控えることをお勧めします。推奨します。10日間は自主的な感染対策をお勧めしますということです。同居されている方、今までは濃厚接触者ということで外出制限等ございましたけれども、これも、これからは濃厚接触者という表現すらもうなくなります。法律に基づく外出制限は求められません。ただし、5日間は体調に注意をしていただき、7日間は発症の可能性がございますので自主的な感染対策をお勧めをするということでございます。リスクのある時期は、マスクの着用、ハイリスク者との接触は控えるなど、自主的な感染対策をぜひお願いしたいと思います。今までのようなホテル、宿泊療養施設であったり、生活支援物資を届けるといったようなことはもうありません。なくなるということでございます。

5類に移行後でありましても、今日以降も新型コロナウイルスがなくなるわけではありません。かなり感染力の強いコロナウイルスであることは間違いないわけでありますので、今までと同じように、マスクの着用、換気、手洗い等の手指衛生、人との距離の確保、こういったところは個人や事業者の自主的なご判断でぜひ実施をしていただきたいと思います。

なお、学校。教育現場ですけれども、今までは、お子さんが発熱した、せきが出た、こういったようなときはご家庭から学校に対して健康観察票の提出、あるいはアプリで提出といったようなことがありました。あと検温ですね、こういったようなことはなくなりました。それから、学校で清掃する際に消毒なども行っておりましたけれども、これも求められておりません。普通のほうきを持った、ぞうきんを持った掃除だけでいいということに変わるということでございます。ただし、コロナで休んだということになると、インフルエンザと同じように学校に出席はできません。熱があるわけですからね、その際にはインフルエンザと同じように病休扱いということになって、欠席扱いにはならないということだそうであります。ちなみに、県職員の場合も病気休暇ということになりますので、(年次)有給休暇を取らずに休むことができるということになります。恐らく皆さんの職場も同じような扱いになるのではないかなと思います。

また、これは県民に直接ではありませんけれども、今までのように医療調整本部というものがなくなりまして、今度は移行期医療調整本部というものができます。医療機関同士でこれから入院調整等をやっていただくんですけれども、どうしても調整がうまくいかなくなったということになれば、仙台医療圏に限りまして私どものほうでいろいろ調整をさせていただく、サポートをさせていただくということになります。その際には、東北大学病院であったり仙台市立病院、仙台医療センター、この三つの病院にご相談をしながら入院調整などを図っていきたいと考えております。

あとは、今までのように全て、全数を毎日発表するようなこともいたしません。定点把握ということでございまして、宮城県内にありますだいたい90ぐらいの医療機関、90程度のですね、数は若干変化するかもしれませんが、90前後の医療機関に聞き取りをいたしまして、どれくらいの患者が出ているのかということを発表します。これも週1回となりますので、毎日ではありません。週1回、定点把握ということになります。

また、入院者の数、重症者の数につきましては、国が週1回公表するということになっております。入院者数、重症者数は基本的には全て把握することができるんですけれども、これも医療機関の義務ではなくなりましたので、正確な数字が100%出てくるかどうかということについては分からないということになります。分かりやすく言うとインフルエンザと同じような対応になったということになります。

Q

先日のコロナ対策本部会議の段階では、新しい発熱外来を新たに受け入れる医療機関の数が大きくはまだ増えていないということで、これから増やしていきたいというふうな状態だというお話があった。これまでコロナ患者を受け入れていない病院では、いろいろと迷いというか、いろんな対応を考えなければいけないということで慎重なお医者さんも一部いらっしゃるのかなというふうに思うが、現状、数は伸びてきているのか、あるいは、まだそういった懸念を持ってまだ慎重な姿勢である医療機関に対して今後どのように進めていってもらいたいかというところを伺う。

村井知事

現時点では、当初は42病院622床だったものが(最大で)116病院1,010床まで増える(見込み)ということでございます。ただし、その1,010床が全て空いているわけではありませんで、確保病床というものはもっと少ないということになります。これは、これから患者がどうなるのかということを見ながら国がいろいろアドバイスしてくると思いますので、そのような状況を受けながら医療機関といろいろ話を進めていきたいと思います。

ただし、繰り返しになりますけれども、県のほうで病床を何床確保するとか、してほしいというようなことを申し上げることは基本的にはできないということになっていますので、医療機関が社会情勢などを見ながら、患者の増え方などを見ながら相互に調整をしていただくということになると思います。

Q

私の聞き方が分かりにくかったが、今ご説明いただいたのはいわゆる入院患者の受入れの体制のことだと思う。町のいわゆる診療所というかクリニックのほうでも、県としてはこれからどこの医療機関でも広く発熱外来を受け入れてもらえるようにしていきたいというお立場かと思うが、先日の会議の段階では、まだ具体的に大きく手が挙がっていないような状況で、町のいわゆるお医者さんに今後どのようにしていってもらいたいか、あるいは、なかなか受入れが難しいといった声に対してはどのように受け止めておられるか。

村井知事

かなり病床、病院は増えてきているんですけれども……、担当に答えてもらったほうがいいかな。

(担当課)

疾病・感染症対策課のほうから発言させていただきます。

現時点では外来対応医療機関数720となっております。

村井知事

これはこの間の医療調整対策本部よりも数が増えたの。

(担当課)

約20増えております。

Q

一部になかなか、何というか、新たにこの段階でコロナの患者さんを受け入れるというところに慎重なお医者さんもおられるようだが、その辺知事としてはどのように受け止めておられて、今後どういう体制を作っていってもらえたらと考えているか。

村井知事

まず最初は手探りだと思うんですよね。ですから、恐らく慎重な対応をされている病院も、インフルエンザと同じような対応で大丈夫だということが分かれば、受け入れてくださるという医療機関は増えてくると思います。まずは少し様子を見る必要があるんじゃないかなと思います。

先ほどちょっと私が曖昧な言い方をしたんですけれども、720医療機関のうち公表されているのがたしか564なんですよ。ですから、150か所ぐらいは、医療機関は公表していないんですよね。患者が殺到されるのをちょっと恐れているところがまだあるということで、患者を受け入れるけれども、公表はちょっと待ってくれと言っているところがまだあるということです。医療機関としてはほかの患者さんも診なければいけませんので、どうしても慎重な対応をせざるを得ないというのはやむを得ないことだと思います。ちょうど今日からゴールデンウイークが明けて恐らく患者がガーンと1回増える時期だと思いますので、今日、明日、あさって、今週いっぱいぐらいちょっと様子を見て、それから医療機関等の門戸が開いていくものではないかなと思っております。

Q

今日5類へ移行ということで、およそ3年数か月にわたるコロナとの闘いを終えた。今日の日を迎えて知事としての受け止めと、あらためてこの3年数か月を振り返って、県のコロナ対応についてどのようにお感じになっているか。そして、県民に対して、ゴールデンウイークも明けて少し感染が増えてくるという言葉もあったが、あらためてどのような呼びかけをしたいかという点を伺う。

村井知事

宮城県は東日本大震災を経験したわけですが、東日本大震災は発災直後が一番被害が大きくて、少なくとも1日1日いいほうに向かっていくということが分かっておりました。今回の感染症は、まさに見えないウイルスが敵でありましたので、どこがピークでどこが終わりなのか、日々よくなるのか、さらに悪くなるのかということが全く見通せませんでした。そういった意味では非常に不安な日々を過ごすことになりました。しかし、県民の皆さんが協力してくださり、医療機関の皆さんが協力してくださったおかげで、何とか被害は最小限に抑えられたのではないかなと思っております。心より協力してくださった皆さまに感謝申し上げたいと思います。

県民に向けてのメッセージですけれども、先ほど申し上げたとおり、これでコロナウイルスが絶滅したわけではございません。今までと同じような感染力を持った、やはり恐ろしいウイルスであることは間違いないと思います。決して油断することなく感染対策をしっかり続け、また症状が出たときにはすぐに自己診断をした上で、検査をした上で、自分で療養するようにしていただきたいと思います。しっかりと感染対策を取っていただければ重い症状になることはないだろうと思いますので、ご自身で安易な判断をしないで慎重な判断を続けていただきたいと思います。

Q

外来対応医療機関の数についてだが、2類移行してから以前は701だったのが、現時点で720ということで19増えている。先日の対策本部会議のとき、幅広い医療機関で対応できるようにしますという説明だったわけだが、それを念頭に置くとあまり増えていないと率直に思う。今、知事もためらっているというか、様子を見ているところもあるだろうということだが、国の言い方では4万幾つを6万幾つにするという説明をしているから、それとパラレルに考えるとすると県だと900ぐらいにはならないといけないのではないかと思うが、県としてその受入れを広げていくための支援をどのようにしていくかということをまず伺う。

村井知事

医療機関の施設を改修するのに費用がかかりますので、そういったようなものの補助、これは継続をしたいと思っております。また、病院スタッフに必要なサージカルマスク等の備品、県の備品がまだたくさんございますので、そういったものについては必要だということであれば拠出をしてまいりたいと思います。

ただし、申し上げたように、今回は国や県がある程度強制力を持って、法律を根拠に医療機関に協力をさせるといったようなことはできません。あくまでも医療機関の判断に基づいてということでございますので、医療機関から協力を求められたならば、できる限りのお手伝いをさせていただきたいと思います。確保病床一つとりましても、今までよりも国の交付金がかなり下がりましたので、国からもらえる確保料がかなり減りましたので、そういった意味ではなかなか協力しづらい点もあろうかと思いますが、その点は一つ一つの病院に県が当たるわけにはいきませんので、医師会あるいは病院を通じていろいろ情報を取りながら、ご相談申し上げたいなと思います。

また繰り返しになりますが、決して強制力は持てない。あくまでもお願いベースで、相談ベースで進めていくしか方法がないということであります。

Q

もう1点、定点把握の関係だが、週1回特定の医療機関で定点把握していくというと、今までとの落差で、今までは一般の人でも増えているなとか減っているなとか分かったわけだが、週1回の数字を1か月4回分しか出てこないので、なかなか傾向が取りにくいのではないかと思う。そこについての懸念はどうか。また、知事はインフルエンザと同じという説明をしていたが、インフルエンザだと警報や拡大の注意報みたいな基準があって、それが届いた、届いていないということで感染拡大かどうか判断できるわけだが、現時点でその基準がないとなると、数字だけでどうすればいいのかというところもあるが、そこについても伺う。

村井知事

まず、定点把握のやり方ですが、週1回90近い医療機関で出たコロナの患者を平均と合計、1医療機関にだいたいこれくらい患者がこの週はありました、合計がこれくらいですということを、保健所単位で示すことになります。インフルエンザと同じような形ですよね。だから、トレンドは分かります。週1回ですけれども、増える傾向なのか減る傾向なのか、粗データということがまず分かってくるということです。恐らくそれほど大きな混乱は起こらないのではないかなと思います。患者がずっと増えてきたときは、警報だとか注意報というのは何か出るの。これは出ないの。これは今のところ出す予定にはなっていないんですけれども、増えてくるようであれば県独自の判断で出すこともあろうかと思います。それはちょっとまだ分からないです。もう少し様子を見させてください。今日からスタートですから。県独自で出すことも十分考えられると思います。

Q

国のほうでその基準を設定すべきじゃないかと、インフルエンザと同じように1医療機関でどれくらいとかという目安をつくって設けるべきではないかという意見もあるが、そこについては知事はどのようにお考えか。

村井知事

そうですね、だからこれ、取りあえず患者がずっと増えてくれば知事会等で同じような意見が出てくると思いますので、知事会の意見をまとめて国にぶつけるというのは一つの方法ではないかなと思います。

そうしたものは必要ですよね。ずっと見てくると、注意報だとか警報というのは出したほうがいいです。ただ、基準がないと最初は県独自でもいいんですけれども、ちょっと分かりづらいですよね。やはり国で統一したほうがいいかもしれないですね。その辺はちょっと様子を見ながら、知事会で相談したいと思います。

Q

3年前の時点だと未知のウイルスということだったので、財政的な裏づけということもある程度許容されたと思うが、3年数か月の間で相当財政というものを痛めたのでは。国も合わせて、県も含めてだが、財政出動を繰り返したということに対する受け止めと、今後の展望というか、いろいろ手当てしないといけないことがあると思うが、その点について伺いたい。

村井知事

県の一般財源を拠出するということはほとんどありませんでした。このコロナに関してはですね、ほぼほぼ国の財源を活用させていただいたと思っています。まさに未知のウイルスでしたので、これは私も財政規律は厳しいほうで、国に対してもいつも厳しいことを言うんですけれども、これはやむを得なかったのではないかなと思っております。その分これからやはり税収が増えるような施策というのは必要でございまして、おかげさまで観光客等もどんどん増えてきておりますので、少しでも税収が上がるように、われわれ国と力を合わせてしっかり取り組んでいく必要があるのではないかと思います。

Q

大半が国費だったと思うが、国として村井さんの口からお話しされる話ではないかとは思うが、財政的な裏づけというか、将来負担の話とかも出てくると思うが、その点どのように見通しているか。

村井知事

今手元に、コロナ関係でどれだけ国が財政出動したのかということが分かりませんので、なかなかコメントは難しいんですけれども、数兆円という単位ですから、かなりの財政出動だったことは間違いないだろうと思います。これは将来にツケを残すことになるわけでありますけれども、そこは先ほどの繰り返しになりますけれども、財政負担をそのまま残し続けるのではなくて、少しでも減らす方向です。減らすためには税収を確保するような、そういう対策が必要になると思います。国も半導体に対する予算の拠出なども、今までしてこなかったようなことをやるようになってまいりましたから、国際競争力を維持しつつ、国の経済、県経済を立て直すようにわれわれも力を合わせて努力していきたいなと思います。あまり適切な答えじゃなかったかもしれませんが。

記者発表資料(PDF:1,197KB)

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【知事発表項目】「テック系スタートアップ・サポートコンソーシアム宮城」設立総会及び記念講演会の開催について

村井知事

報道機関の皆さまには先にご案内をしておりましたが、あさって5月10日水曜日の午後3時から、テック系スタートアップ・サポートコンソーシアム宮城、略称テクスタ宮城の設立総会を開催いたします。

テクスタ宮城は、産学官金が一体となりまして、東北大学発等のテック系スタートアップの成長支援を地域全体で進めていくことで、県経済の成長を牽引していく新たな企業価値を創造してまいります。

また、設立総会終了後に講演会を開催し、愛知県の事例を通してスタートアップが地域に定着しながら成長を図るための方策を考えます。

報道機関の皆さまにおかれましては、ぜひ取材をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

記者発表資料(PDF:233KB)

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【知事発表項目】ベガルタ仙台と連携した「観光再始動」イベントの実施について

村井知事

仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会では、本日から新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことに伴い、ベガルタ仙台と連携した「観光再始動」イベントを実施することにいたしました。

実施内容につきましては、今週13日土曜日にユアテックスタジアム仙台で開催されますベガルタ仙台対モンテディオ山形戦で観光PRイベントを実施するものであります。

具体的には、ピッチ内で、ピッチの中で「奥州・仙台おもてなし集団伊達武将隊」や「やまがた愛の武将隊」による演武をはじめ、ハーフタイムには、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」、山形県DC推進監「きてけろくん」、ベガルタ仙台クラブマスコット「ベガッ太」君も登場いたしまして、「観光再始動」の横断幕を掲げてピッチ内を練り歩く予定としております。

なお、取材に当たりましては事前の申込みが必要となっておりますので、資料に記載されておりますURLより申請をしてください。

最後になりますが、当日は株式会社ベガルタ仙台さまで多数のイベントを企画しておりますので、「観光再始動」イベント以外につきましては、ベガルタ仙台オフィシャルサイトをご覧いただきますようお願いいたします。

私からは以上でございます。

記者発表資料(PDF:359KB)

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チャットGPTの使用について

Q

チャットGPTの件で伺う。全国各都道府県の知事もいろいろな見解を示されているが、まず知事は使用したかということと、見解について教えてほしい。

村井知事

興味本位でやってみました。村井知事ってどういう人と入れてみたら、東北大学医学部を優秀な成績で卒業して、全国医師会の会長を務め、宮城県の知事なんて、そんなのが出てきましたから、ちょっと、だいぶ間違えているので、チャットGPTだけを信じて仕事をしてはいけないなと思います。

ただ、今日も朝、幹部会でその話題になりました。そこで伊藤副知事を中心に企画部でチャットGPTを県職員がどのような活用をすればいいのかという、ちょっと検討してくれという指示を出しました。典型的な、よく私なんかがやる挨拶文がありますよね。あの挨拶文なんかはチャットGPTなんかで大きな枠組をつくって、それを手直ししていくというようなことをやれば、職員の負担が軽くなりますよね。そういった職員の負担を軽くして、大きな仕事に影響のないようなものについては活用してもいいんじゃないかなという思いはございますが、それにだけよって立ってしまうと、先ほど言ったように誤ってしまうこともあろうかと思いますから、うまく活用するようなことを検討したらどうかなと思っています。

これについては、これから伊藤副知事の下で、県職員がどのような活用をすればいいのかということを考え、それを職員に方針として示したいと思っています。ですから、いいとも言えないし、悪いとも言えないということですね。

Q

それは県庁内での使用の在り方について、一定のルールを定めようという。

村井知事

そういうことですね。一定のルールですね。

Q

基本的に使用することを全面的に否定するものではないということ。

村井知事

そうですね。東北大の大野総長の話も今日紹介されたんですけれども、これはやはり時代の最先端であって、これを全部否定するというのもいかがなものかということですね。ですから、やはり人間の持った創造力というものを伸ばしていくというのは非常に重要なことですけれども、同時にやはり今ある技術ですから、これをうまく活用しながらよりよいものを、なるべく早い時間でつくっていく。これは結局職員の数を減らすことにもなりますし、少子化の中で仕事を有効に進めてくれれば、非常にいいツールになるんじゃないかなということですよね。

Q

細かい確認なのだが、一定のルールづくりができるまでは庁内での使用を禁止、一切することではなく、今も使ってはいるのか。

村井知事

使うなと言ったって個人が使ったら分からないですよね。個人の判断で今はやるという形になるんじゃないでしょうか。

私のこれからの挨拶文等は注目しておいてください。

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石川県能登地方の地震について

Q

石川県の地震の関係で、全国どこでも大きい地震があるという感じだが、知事の所感と、もし支援を何か知事会を通じてでも、宮城県独自でも結構だが、何か今方針があるのであれば教えてほしい。

村井知事

まず所感ですけれども、震度6強ということが報道されまして大変驚きました。すぐに県の危機管理監を中心に担当職員が動きまして、全国知事会であったり、あるいは石川県に問合せをいたしまして、情報収集いたしました。幸い思ったような大きな被害ではなかったということでございますが、まだ余震がございますので油断はできないと思っております。

県の土木部の職員が耐震診断に派遣されるかどうかということで、職員の抽出をして今準備をしていたんですけれども、石川県のほうからそこまでは必要ないと、知事会からもそこまで必要ないということでございますので、今のところ県としては特に動きは何もございません。今後余震等で大きな被害が出るようなことがあれば、すぐ職員を派遣できるような体制だけは整えておきたいと思っています。

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広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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