掲載日:2025年10月2日

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宮城県知事記者会見(令和7年10月1日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)

第48回全国育樹祭について

村井知事

いよいよ今週末、待ちに待った全国育樹祭が開催をされます。秋篠宮殿下、妃殿下がご来県なさるということで、われわれも緊張しながらも万全の準備をいたしております。マスコミの皆さんも選挙対応の準備等でお忙しいと思いますけれども、ぜひご取材に来ていただきたいと思います。

先日、今日もですけれども、現地を視察して、細かいところも指導してまいりました。職員も、また関係者の皆さんも、非常に楽しみにして、やる気になっておりますので、ぜひ取材に来ていただきたいと思います。

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宮城県知事選挙について

Q

史上最多の出馬人数になる見込みということで、現職としてこの辺をどのように分析されているか、ご所見を伺う。

村井知事

聞くところによると、7人になるかもしれないようで、すごいですね。理由は分かりません。なぜ出馬をなさったのかということを、それぞれ6人の候補に聞いていただきたいと思います。私が出馬するのは、まだやり残したことがあって、私がやるのが一番いいと思ったからだということであります。

ただ、先週も申し上げましたけれども、選択肢がたくさんあるということは、投票される有権者にとっては非常にいいことではないかと思います。いろいろな主張があり、その中で自分の考えに一番合う人に投票する。有権者の皆さんにとって良い選挙が望ましい選挙でありますから、私は、7人であれば、選択肢を選ぶのにちょうどいいのではないかと思います。

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田中将大投手日米通算200勝達成について

Q

昨日、元楽天イーグルスの田中将大投手が日米通算200勝を達成ということで、これについて知事としての受け止めをお願いしたい。

村井知事

うれしいですね。楽天イーグルスが優勝した2013年、田中投手は1回も負けることなく、優勝に大きく貢献をしてくれた一番の貢献者でありました。その年、田中投手に県民栄誉賞をお渡しをしたことを今でもよく覚えております。あれからもう12年たったわけですが、こつこつと積み上げて日米で通算200勝、特に大リーグで1勝するということは本当に大変なことだと思います。日本とアメリカでそれぞれ結果を残した何よりもの足跡であると思いますので、心よりお祝いを申し上げたいなと思います。本当にすごい投手が日本一に貢献をしてくれたということに、あらためて感謝を申し上げたいと思います。

Q

田中将大投手の200勝、おめでたいことだが、できれば仙台で見たかったなという思いはあるか。

村井知事

そうですね、できれば見たかったですね。イーグルスにいて200勝という場面、正直見たかったですね。

12年前、ちょうど選挙のときだったんです。私の当選した投票日がちょうど日本シリーズの第2戦か、第3戦で、マー君が投げて勝ったんですよ。そうしたら、河北新報の1面トップがマー君でしたね。4年間のリーダーよりもマー君の1勝のほうが大きな扱いでした。個人的にはショックでしたね。見てみてください、その日の新聞。私、左のほうに寄せられてますから。

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これまでの5期20年を振り返って

Q

知事選前の最後の会見ということで、すごく雑駁な質問だが、5期20年を振り返って、今ぱっと思い浮かぶ思い出というか、印象的な出来事があれば伺う。

村井知事

これはやはり東日本大震災ですね。一番苦しかったですね。東日本大震災、岩手・宮城内陸地震、大雨被害ですね。県民の皆さんが災害で亡くなる場面に遭遇するというのは本当に苦しい、つらいことでありました。また、リーマンショックもありましたし、コロナの問題もありました。この20年間、考えてみれば、苦しいことが度々起こった20年間だったなと思います。

そうした中で、トヨタ自動車の誘致がうまくいったり、医学部を新たに作ることができたり、空港の民営化ができたり、水道、上工下水のコンセッションができたり、再生可能エネルギーの条例を作ったり、いろいろなことにチャレンジして、他県にはないことも宮城らしい、私らしい施策をやろうと思ってやって、それなりの成果も出たのではないかと思っています。

Q

逆に、その20年で、トライしてこれはできなくてちょっと残念だった、悔しかったということはあるか。

村井知事

私の責任ではないんですけれども、PSMCさんが決まって、皆さん非常に盛り上がったところで突然なくなってしまった。これは非常に残念だったですね。

Q

震災以降、創造的復興を知事は掲げてきたが、それはどの程度進んだという認識か。

村井知事

創造的復興というものの定義が難しいんですけれども、私なりの定義は、今回の災害は宮城だけではなくて岩手、福島、そして青森まで影響がありましたし、千葉辺りまで被害がありましたので、そういった中で、ほかの県がやっていないいろいろな事業、こういったようなものを創造的復興と位置づけて、いろいろなことにチャレンジしたつもりであります。そういった意味では、今、ざっと羅列しただけでも5つ、6つ挙がるような状況です。水産業復興特区もそうですし、広域防災拠点もそうですね、復興予算も入れてもらいました。こういったほかの県にやれない、いろいろなことをやれたというのはよかったのではないかなと思っています。

Q

創造的復興の件で、今、広域防災拠点の話もあったが、広域防災拠点、あと防潮堤、完了していない事業も幾つかまだ残っている。この辺の見通しについて、あらためて教えてほしい。

村井知事

広域防災拠点は、今、JR貨物の工事が動き出しまして、多少時間がかかっておりますけれども、順調に前に進んでいると思います。完成までには次の4年間では終わらないということなんですけれども、だんだん形が見えてくるのは間違いないだろうと思います。

防潮堤は気仙沼の防潮堤があと3つ残っているんですけれども、これは今度の政策集で4年以内に終わるということを掲げました。次の4年間でハード整備は全て完了させたいと思います。

Q

広域防災拠点は最初の計画から事業費は3(訂正:1.4倍)に増え、国からの予算がどうなるかというのはまだちょっと見えていない部分もあると思うが、この辺の財源というか予算の執行についてはどうか。

村井知事

ちゃんと理由があってのことです。残念ながら気仙沼の防潮堤については、もう復興予算は使えませんので、県の一般財源でやりたいと思います。国の補助を入れようとすると、恐らく10年近くかかるんじゃないですかね。それだといつまでもということになってしまいますし、今回のカムチャツカ半島の地震、津波もありましたので、近くで地震がなくても大きな津波が来る可能性もなきにしもあらずでございますから、できるだけ早く整備したいなと思いまして、今回の政策集に書き込んだということであります。責任を持ってやり遂げたいと思います。

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大雨による被害状況について

Q

今、大雨で冠水があるという情報があったが、県のほうで何か被害なり入っているものがあるか。今の今でなかなか厳しいかもしれないがもしあれば。

村井知事

分からないです。

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ふるさと納税制度について

Q

昨日でいわゆるポイント還元が禁止になった。あらためて村井知事としてふるさと納税制度に対する考えを聞かせてほしい。

村井知事

ふるさと納税というのは、ご自身の非常に思い入れのある自治体に、国に納める税金の一部をそちらのほうに振り向けるというものでありましたけれども、だんだん返礼品合戦みたいになってしまっているのは、少し本来の趣旨と違ってきたのではないかなと思います。しかし、ある意味、自治体同士で自分の地元のいいものをPRするいいきっかけにもなっていると思いますので、全部否定するものでもないと思っております。より工夫して、それぞれの自治体が競い合うということも必要なのではないかと思います。

Q

昨年だと宮城県は8億程度で、今回の知事選のある候補者は少なくとも倍増はできるというふうなことで力を入れるということなのだが、知事として、今後、さらに増額に向けて力を入れるとか、そういった政策とか何かそういうものはあるか。

村井知事

実は、都道府県単位で見ると宮城県の8億というのは、確か何番目だったかな、1桁台ですよ。そんな悪くないですよ。軒並み都道府県は低いんですよ。何で低いかというと、これは市町村で出していない返礼品を出しているんです。だから、宮城県もやろうと思えば、例えば気仙沼の出している返礼品を載せる、あるいは角田とか大河原はアイリスオーヤマさんの商品を載せているんですよね。県も同じものを載せれば恐らく20億30億はいくんですが、それは市町村の分を取り上げることになるんですよね。ですから、宮城県をはじめ、ほとんどの都道府県は、市町村になるべく振り向けるべきだということで、市町村が出している返礼品をあまり載せないようにしているんですよね。その結果、どの都道府県も低い。宮城県は8億ですけれども、全国レベルでいうと7位とか8位とか、確かそれぐらいでした。1桁台だったと思います。

一方、企業版ふるさと納税はそういうのがないので、ちょっと去年は低かったんですけれども、おととしは全国で1位でした。これは、私のお付き合いのある企業さんにいろいろお願いをして、あるいは副知事の知り合いのということで、幹部がいろいろ歩いてお願いをしておりまして、その年々、波があるんですけれども、宮城県は1位になったりならなかったりということで、また来年度あたりは1位になれるんじゃないかなと、今そういう思いを持っています。組織的にというよりも人脈を駆使して頭を下げてお願いしているということです。

ですから、ふるさと納税を2倍3倍にするというと市町村の分を取り上げることになってしまうんじゃないかなと、ちょっと気になっています。

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令和元年東日本台風から6年経過に係る進捗状況等について

Q

今月12日に東日本台風から6年になるが、復旧・復興の進ちょくについてはどのようになっているか。

村井知事

丸森・角田のほうですよね、あちらのほうはもうきれいになりまして、今は復興道路等を進めているということであります。恐らく、同じような雨が降っても被害は相当低減できるような形になっているということであります。

現両陛下にお見舞いにお越しいただいたんです。コロナの前だったので両陛下にお越しいただいて、本当に天気が悪かったんですけれども、最後、ヘリでお帰りになったんです。よく覚えています。私、元ヘリのパイロットですから、この天気で大丈夫かなと思ったんですけれども、ちゃんと飛び立って、お帰りになられました。

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半導体企業誘致の難しさについて

Q

半導体のPSMCの誘致が白紙になってから1年ということで、国策で企業を誘致したというよりは、自治体側が主体的に誘致に取り組んだという例かなと思うが、今回、自治体が半導体企業の誘致に取り組む難しさについてどういうふうに感じられたか。

村井知事

やっぱり大きな企業になりますと、国際関係が影響してくるんですよね。日本国内の問題ではなくて、アメリカの政治の問題であったり、その半導体を作っている会社の国の問題であったり、そういった国際間の問題というのが影響してきますので、自治体ではその辺はいかんともし難いところがあるということです。

Q

今回の件を通じて、誘致を成功させるために政府にどういったことを求めたいというか、対応してほしいと考えるか。

村井知事

当然、窓口になるのは最終的には政府ということになります。宮城県として知事として、いろいろな企業にアタックをして、いろいろな人脈でそれなりの立場の方に接触をすることまではできるんですが、先ほど言ったような、国と国との壁というのがあるので、これを越えるにはわれわれの力ではどうしようもありませんから、政府の力が必要です。当然巨額のインセンティブが必要になります。われわれが持っている企業立地奨励金では全く話になりませんから、大きなインセンティブというものを政府に準備していただかなければならないだろうと思っています。

Q

インセンティブというのは企業側に対するインセンティブか。

村井知事

そうです。また、インフラ整備とかも必要になってくるので、そういったところの優先的な予算づけですね、こういったようなものが必要になってくるということです。

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自民党総裁選について

Q

小泉さんの問題が正しいかどうか分からないが、これに関してはどういうふうに受け止めているか。

村井知事

事実関係が分からないので、コメントは差し控えたいと思います。選挙というのは、どの選挙もそうですけれども、自民党の党首を選ぶということですから、総裁選挙も正々堂々と誰からも後ろ指を指されないように、お互い努力をしていくことが重要なのではないかと思います。

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