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社会教育は,地域住民が生活課題や地域課題に根ざして行う学習活動について,住民同士の学び合い・教え合い等を通じ,人と人との絆を強くすることを働きかけ,個々の教養の向上,健康の増進等を効果的に高める役割を担います。
地域住民が主体的に地域を学び,地域課題に気付き,解決に向けて協力しながら行動できるよう,社会教育は「集い・学び・共に行動する」ことを目指して事業を展開しています。
栗原市教育委員会が主催するジュニア・リーダー初級研修会の一環として,瀬峰・高清水・一迫・花山地区のジュニア・リーダーサークルのメンバー5名が,「せみね・たかしみずふれあいクリスマス会」の会場装飾や,子供達と行うレクリエーションの準備をしました。このクリスマス会を運営する「せみねっ子を育てる会」は,栗原市社会福祉協議会瀬峰支所のメンバーや,読み聞かせボランティア「おひさま」のメンバーを始め,多くの地域住民で構成されており,子供のために積極的に協働する地域の象徴的な団体となっています。参加したジュニア・リーダーにとっては,多様な地域住民と連携して活動する貴重な機会となりました。
色麻町第5次長期総合計画では,基本目標の1つに「美しく豊かな郷土を愛する心と社会の変化に対応し新しい時代に活躍・貢献できる人材を育てる教育の推進」を掲げており,この具現化を図るために「色麻学」の学習プログラムが作成されました。前半の講義では,荒川堰が築かれた歴史的背景や住民生活との関わり等について,2名の講師が詳細な資料を用いて説明しました。後半では,参加者がバスに乗車して荒川堰の取水口から町外に至るまでの水路を辿りました。講師が見学ポイントで水路の仕組等について説明すると,参加者からは複数の質問が寄せられるなど,荒川堰への関心の高さがうかがわれました。今後は青少年を対象とした学習会も計画されており,本事業を通して郷土への理解と愛着をさらに深め,まちづくりに参画する人材育成が加速するものと期待されています。
地域住民の交流促進と健康増進を目的に開催しました。本講座の講師が高齢により参加できなくなったため,公民館職員が本人の了承を得て代役を務めました。参加者は4つのグループに分かれて調理し,効率的に作業を進めるコツやタレの用途などについて積極的に情報交換していました。「ここの大きな鍋で調理しないと同じ味にならない」と話す参加者もいました。本講座への参加によって,他者と協働する意義や交流する楽しさを再確認するとともに,人工保存料を使わずに食材を長期保存する方法を学び,健康への意識を高めていました。
地域住民の健康維持に対する意識の向上を図るために,民間企業や市保健福祉部局と連携して開催しました。東北電力(ホームパル)のスタッフが講師を務め,公民館サークルに所属するメンバー等15名が参加しました。始めに日本のエネルギー政策の現状を「3択クイズ」形式で紹介し,参加者が「脳活」しながら楽しく理解できるように進行しました。「シールちぎりあ~と」では,着色されたシールを細かくちぎって台紙に貼り,シクラメンの絵を作成しました。最後に,大崎市職員が家庭で簡単にできる運動法等を紹介して締めくくりました。参加者は本講座をとおして,思考することや手作業等の日常的な積み重ねが自身の健康維持につながることを再確認していました。
外部講師(料理研究家加藤美由紀氏)を招いて成人男性を対象とした料理教室を開催しました。男性でも手軽にできるメニュー(スパイシーチキンカレー&ナン)を講師の方が分かりやすく丁寧に教えてくれ,参加者全員が手際よく上手に作ることができました。「スパイスについての知識を深めることができた。」「家で作ってみたい。」といった感想が参加者から出され,参加者の満足気な表情が印象的でした。新型コロナウイルス感染防止対策として参加人数制限,調理器具の共用禁止,会食なし(持ち帰り)等の措置を講じ,安全に配慮しながら事業を行うことができました。
夏季休業中の児童に豊かな創作体験を提供することを目的に開催しました。公民館職員が講師となり,「ジオラマって何だか分かる?」「どんな魚が好きなの?」等と児童に問いかけながら和やかな雰囲気を創出しました。その後,ホワイトボードに記入した制作工程を示し,作業全体を見通せるようにしました。児童は水槽に好きな色の砂を入れ,その上に紙粘土で作った海の生き物を配置しました。材料は全て簡単に入手できる物を使用し,制作に興味を持った児童が家庭で作品の完成度を高めることができるようにしました。また,本事業では2名の中学生がボランティアとして児童の作業を補助し,公民館講座を通して地域の活動に参画しました。
地域の子供に多様な体験の場を提供することを目的に開催しました。昨年近隣の小学校が閉校したため,統合先の小学校に協力を依頼して参加者を募集しました。また,児童が参加しやすいように小学校の振替休日に開催しました。
講師は,作業工程を動画で示したり,組み立てるパーツを識別するための台紙を活用したりして,児童が作業しやすいようにしました。また,学童保育の職員と宮沢地区更生保護女性会員数名が児童の作業をサポートしました。児童は,地域の大人達の力を借りながら,思い思いの装飾を施した「お菓子の家」を作り上げ,満足した表情を浮かべていました。
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