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掲載日:2021年6月15日

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水稲品種「だて正夢」で適正籾数を得るための窒素吸収パターン

宮城県古川農業試験場

水稲品種「だて正夢」で適正籾数を得るための窒素吸収パターン(PDF:249KB)

作物環境部 環境化学チーム TEL:0229-26-5107

研究の目的

水稲栽培において籾数を適正な数に制御することは,収量確保,品質向上,倒伏軽減などの点から重要です。これまで「ひとめぼれ」と「ササニシキ」では適正籾数を得るための窒素吸収パターンが示されており,本研究では「だて正夢」におけるその窒素吸収パターンを明らかにすることを目的としました。

研究成果

  • 籾数は「幼穂形成期」及び「幼穂形成期~穂揃期」の窒素吸収量と密接な関係があり,その生育ステージでの窒素吸収量を制御することで「だて正夢」における適正籾数30~34千粒/平方メートルを得ることができます。
  • 「だて正夢」で適正籾数を得るための窒素吸収パターンを表1に示しました。「幼穂形成期」の窒素吸収量を4.0~5.0g/平方メートルに制御すると適正籾数を得やすくなります。
  • 「幼穂形成期」,「穂揃期」の窒素吸収量と籾数を自動算出できる表計算シート(Microsoft Excel®)を作成しました(図1)。算出した窒素吸収量・籾数と肥培管理履歴をもとに次年度の施肥設計の参考とすることができます。なお,この表計算シートは「ひとめぼれ」と「ササニシキ」にも対応しています。

表1 「だて正夢」で適正籾数を得るための窒素吸収パターン

「だて正夢」で適正籾数を得るための窒素吸収パターンの表

表計算シートの図

図1 表計算シート(図中は「籾数」を算出するシート)

利活用の留意点等

図1の表計算シートのファイル容量は2MB程度で,宮城県古川農業試験場作物環境部により入手可能です。表計算シートの使用に当たっては,必ず表計算シート内にある「使用上の注意」及び「操作方法」をご覧ください。

より詳しい内容は「普及に移す技術」第96号(令和3年4月発行)「水稲品種「だて正夢」で適正籾数を得るための窒素吸収パターン」をご覧ください。

普及に移す技術第96号/普及技術7(https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/res_center/fukyugi96no7.html)

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お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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