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掲載日:2017年4月13日

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大和浄化センター4系列1/2水路を供用開始しました

吉田川流域下水道の大和浄化センターでは,大和町小野地内の大和リサーチパークや大衡村松の平地内の第二仙台北部中核工業団地への新たな工場進出及び富谷市・大和町等の人口増に伴う流入汚水量の増加に対応するため,平成25年10月から総事業費約12億円をかけ水処理施設の第4系列増設工事に着手していましたが,このたび土木・設備工事及び試運転が完了し,平成29年4月3日から新たな第4系列の1/2水路が供用開始となりました。
これにより,1日あたりの処理能力は,これまでの35,850m3/日から1.2倍の41,825m3/日となり,今後増加が見込まれる流入量に対して安定した水処理が可能となります。

4系列2分の1水路の写真

大和浄化センターとは

吉田川流域下水道は平成元年2月に事業認可を受け,平成4年4月に大和町,大衡村,同年6月に富谷町(現:富谷市),平成6年7月には大郷町が供用開始しました。大和浄化センターは大和町鶴巣地内に設置され,5幹線及び4箇所の中継ポンプ場から送られてくる汚水を処理し,下水道の普及拡大と吉田川水系の水質保全を図っています。

吉田川流域下水道の概要

  • 処理区域人口:79.4[千人] (平成27年度)
  • 下水道普及率:86.4[%] (平成27年度)
  • 処理能力:41,825[m3/日]
  • 平均処理水量:29,850[m3/日](平成28年度)

吉田川流域下水道一般図

4系列水処理施設の配置図

4系列処理施設の配置図イラスト

水処理能力と流入汚水量の推移

既存の3系列に加えて4系列1/2が稼動したため,水処理能力は5,975[m3/日]増加し,41,825[m3/日](約1.2倍)になりました。

流入汚水量のグラフ

工事費

平成25年度から平成28年度までの増築工事の費用は,合計で約11.5億円です。

総工事費
工事名 工事費 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度
土木工事(4系列全体)
(エアレーションタンク・最終沈殿池)
610百万円    
機械工事(4系列1/2)
(エアレーションタンク・最終沈殿池)
270百万円    
電気工事(4系列1/2)
(エアレーションタンク・最終沈殿池)
270百万円    
合計 1150百万円        

低圧損型メンブレンパネルによる省エネ化

4系反応タンクには省エネ機器の「低圧損型メンブレンパネル式散気装置」を採用しています。
この装置は高い酸素移動効率を有し,既設の散気筒式散気装置の約半分の送風量で運用が期待できるため,大幅な省エネ化を実現します。

散気装置性能比較表
  酸気筒式 メンブレンパネル式 比較(メンブレンパネル式)
酸素移動効率 14.8% 26.4% 散気筒式の約1.8倍
所要空気量 20.2[m3/min] 11.3[m3/min] 散気筒式の約56%
電力量 2,700[千円/年] 1,515[千円/年] 散気筒式の約56%

反応タンクの写真

2池1駆動クラッチ方式による汚泥処理効率の向上

汚泥掻寄機の駆動方式には2池1駆動でクラッチ方式を採用しています。従来の方式では1池のみメンテナンスを行う場合でも他の1池も運転停止となりますが,クラッチを設けることにより1池毎の単独運転が可能になり,汚泥処理効率が向上しました。

駆動部平面図

工事の状況

躯体設置前 躯体設置後
(左)躯体設置前,(右)躯体設置後

機器設置前 機器設置後
(左)機器設置前,(右)機器設置後

供用開始後 水処理状況
(左)供用開始後,(右)水処理状況

水処理運転開始状況

4系列へ汚泥移送1 4系列へ汚泥移送2
4系列へ汚泥移送

4系送風量調整確認 4系送風量調整(槽上)
(左)4系送風量調整確認,(右)4系送風量調整〔槽上〕

4-1嫌気槽拌機運転 反応タンク内のMLSS測定
(左)4-1嫌気槽撹拌機運転,(右)反応タンク内のMLSS測定

4系汚水導入 中央監視室での監視
(左)4系汚水導入,(右)中央監視室での監視

お問い合わせ先

中南部下水道事務所総務班

多賀城市大代六丁目4-1

電話番号:022-367-4001

ファックス番号:022-367-4004

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