ここから本文です。
県内で水痘の患者が再び増加しています。
県が実施している感染症発生動向調査の第47週(11月18日~11月24日)において,1定点医療機関あたりの報告数が1.05人(注意報基準値:1)となりました。
県では今年第22週(5月27日~6月2日)に定点1医療機関あたりの報告数が1.00人となり注意報基準値を超えましたが,その後報告数は減少していました。
水痘は小児に多くみられる感染症です。
感染の予防にはワクチン接種が有効です。定められた時期に確実に接種するなど予防に努めましょう。
1定点医療機関当たり患者報告数:1.05(全患者報告数61人/58定点医療機関)
水疱,発熱(37~40℃)が主な症状です。
水疱は直径3~5mm程度の大きさの全身性発疹でかゆみを伴います。数日にわたり,新しい水疱が次々とできるため,紅斑・丘疹・水疱・痂皮(かさぶた)が混在し,全てが痂皮化するまで6日程度かかります。通常は軽症ですが,まれに重症化(肺炎を併発するなど)することもあります。
一度かかると終生免疫となるため,成人の発症は少なく,小児がかかりやすい病気です。
ウイルスが空気中に漂い,その空気を吸い込むことによる空気感染や,咳やくしゃみなどによる飛沫感染,患者との接触による接触感染があります。
また,発しん出現の2~3日前から全ての発疹が痂皮化するまでの間,感染させる力があります。
ワクチン接種が有効です。
特別な治療法はなく,症状を楽にする方法(対処療法)が行われます。
口の中に水疱ができるため,食事や水分がとりにくくなり,脱水症状を起こすことがあります。柔らかく刺激の少ないものを摂取しましょう。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています