みやぎ生活協同組合名取店の届出に対する市町村等の意見

大規模小売店舗立地法（平成10年法律第91号）第5条第1項の規定により届出があった次の大規模小売店舗設置者が実施する周辺の地域の生活環境の保持のため配慮すべき事項に対する市町村等の意見を同法第8条第3項の規定により、次のとおり縦覧に供する。

平成16年3月23日

宮城県知事　浅野　史郎

1.大規模小売店舗の名称および所在地

みやぎ生活協同組合名取店　名取市手倉田字八幡606-1　外

2.市町村の意見の概要

• a.出入口一の東側が歩行者専用通路になっているので、歩行者・自転車との接触事故を防ぐため、出入口はフェンス等の工作物で視界が遮られることのないように留意願いたい。万が一にも見通しが悪い場合には、カーブミラー等の安全施設を整備するなどの対応を図られたい。なお、上記出入口以外（市道交差点付近等道路に接する部分を含む。）についても、歩行者の視界確保に配慮願いたい。
• b.西側駐車場から店舗へ来店者が横断する際には、歩行者が待機できる場所が市道上にはないため、誘導員を配置するなど、安全対策に万全を期されたい。
• c.市道名取駅西1号線は駐車禁止区域であることから、来店者が路上駐車することのないよう対策には配慮願いたい。
• d.建設作業を実施する場合は、周辺住民に周知するとともに、騒音・振動等の公害苦情が発生することのないよう、使用する建設機械等は、低騒音・低振動型のものを導入願いたい。
• e.工事車両等の運行にあたっては、不必要な空ぶかしやアイドリング禁止などにより騒音防止の徹底を図られたい。
• f.来店者の駐車場における空ぶかし、アイドリング等や来店者の話し声などの騒音により、近隣の周辺住民に迷惑を掛けることのないよう来店者への指導と夜間における駐車場使用の自粛等の徹底を図られたい。
• g.特定施設を設置する際には、敷地境界線上における振動レベル及び騒音レベルを正確に把握し、十分な騒音・振動の防止策を講じ、周辺住民に迷惑のないよう配慮願いたい。
• h.事業活動に伴い生じる廃棄物については、発生の抑制に配慮願いたい。
• i.循環型社会の形成を推進する観点から、リサイクルを前提とした商品の構成に配慮願いたい。
• j.名取市に廃棄物を排出する際には、市の排出基準を遵守願いたい。
• k.廃棄物の保管にあたっては十分なスペースを確保し、屋内の密封された施設において行い、悪臭と衛生面に留意の上、適切な温度管理に万全を期されたい。
• l.ごみの発生、保管、搬出状況を常時監視する責任者の配置について配慮願いたい。
• m.名取駅舎や市道名取駅西線の景観との調和が図られるよう配慮願いたい。
• n.青少年のたまり場とならないよう、トイレ、階段、休憩場所の管理及び閉店後の駐車場等施設の閉鎖の徹底について配慮願いたい。
• o.盗難防止機器等による万引き防止策について配慮願いたい。
• p.飲食コーナーにおける未成年者の喫煙、飲酒禁止措置の徹底を図られたい。
• q.「名取市小・中・高等学校生徒指導連絡協議会」へ加入され、名取市内児童生徒の校外における生徒指導申し合わせ事項について協力願いたい。
• r.最近、大型店舗開店時に、悪質商法（SF商法）による被害が増加しているため、開店時の新聞折込チラシ等により啓発記事の掲載に配慮願いたい。
• s.交通渋滞緩和や大気汚染の軽減を目的とする施策（パークアンドライド）に対する貴店舗駐車場の利用について検討願いたい。
• t.名取市環境基本計画に示す「事業者の役割」について、積極的に取り組んでいただきたい。特に、地球温暖化防止のための事業所敷地内における緑化の積極的な推進、事業活動における省エネ・省資源等の実践、環境配慮型製品の販売やマイバック・マイバスケット運動等による、ごみ削減に配慮願いたい。

3.地域住民等の意見の概要

• a.当該店舗は、名取市の中心部に立地しており、出店後の周辺道路の交通渋滞が予想されることから、十分な駐車場・駐輪場の確保と周辺道路への誘導員の配置により、交通安全対策、交通渋滞の緩和、事故防止に配慮願いたい。
• b.一般歩行者及び当該店舗への来客等の安全確保のため、車両出入口には誘導員を配置すること。
• c.駐車場からの自動車騒音が周辺住民の迷惑にならないように配慮願いたい。
• d.当該店舗は、名取市の顔である名取駅西口正面に立地することから、景観を損なうことのない店舗づくりに配慮願いたい。

4.縦覧場所

宮城県産業経済部食産業・商業振興課、宮城県県政情報センター、名取市役所

5.縦覧期間

平成16年3月23日から同年4月23日まで（ただし、閉庁日を除く。)

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