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多賀城関連遺跡の発掘調査の最新情報を掲載します。
多賀城跡調査研究所では、多賀城関連遺跡発掘調査事業として、令和6年度から加美町に所在する早風遺跡の調査を実施しています。
加美町には、国の史跡に指定されている東山官衙遺跡(ひがしやまかんがいせき)が所在します。この遺跡は多賀城と同じ奈良~平安時代の役所跡で、8世紀前葉~10世紀前葉まで賀美(かみ)郡を治めていたと考えられています。

早風遺跡は東山官衙遺跡の北~東側に位置し、東山官衙遺跡を大きく囲む土塁状の高まりや堀状のくぼみが延びています。これまでの調査で、これらは8世紀後葉~9世紀初頭頃に造られた土塁や堀で、大規模な防御施設であることが分かっています。
令和7年度に遺跡北側のi地点で発掘調査を行ったところ、築地塀とそれを改修した土塁、堆積土の上層に灰白色火山灰層(平安時代の10世紀前葉に降り積もった火山灰)がみられる堀などを検出しました。周辺の遺跡では、築地塀は官衙の外周や門の近くなど重要な場所に造られており、i地点も重要な場所であった可能性があります。

今年度調査を予定しているのは図2の赤枠部分です。この場所は土塁状の高まりが途切れて開口している部分にあたり、門などの出入口に関わる施設が存在するのではないかと考えられています。調査は、門などの施設の有無やその位置の確認を目的に行います。

発掘調査は5月19日から開始しました。これから暑い季節になりますが、調査員・作業員ともに体調管理と安全に気をつけ調査を行います。

令和7年5月14日~7月28日に、加美町の早風遺跡で発掘調査を実施しました。
7月3日に開催した、報道機関と関係者に向けた現地公開の資料を掲載します。
早風遺跡i地点発掘調査現地公開資料(PDF:2,788KB)
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