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多賀城南方の城外地域には、奈良時代に集落が、奈良時代末から平安時代にかけては方格に区画された町並みがつくられた。「多賀城関連遺跡群出土木簡」はこの城外地域の山王・市川橋遺跡から発見された木簡(もっかん)である。
木簡の種類は、荷物に付けられていた荷札・付札や巻物に付けられていた題箋軸(だいせんじく)、公文書等である。荷札・付札には現在の宮城県・福島県の地名や米や馬などの品名が記されている。題箋軸には「右大臣殿 餞馬収文」と記されており、発見場所は陸奥守の邸宅跡と考えられる。
これらの木簡は、多賀城にもたらされた物品や、都と多賀城の具体的な関わりを示す大変貴重な資料である。

題箋軸木簡(画像提供:多賀城市)
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