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掲載日:2018年7月2日

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研究PRパンフレット(H30)/飼料用稲奨励品種「たちあやか」

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宮城県古川農業試験場

飼料用稲奨励品種「たちあやか」(PDF:118KB)

水田利用部 水田輪作班 TEL:0229-26-5106

研究の目的

近年,西日本を中心に普及拡大している高糖分高消化性の稲発酵粗飼料品種はホールクロップサイレージの品質が高く,嗜好性も高いことから東北地域においても普及が期待されています。そこで,本県においても栽培特性やサイレージ品質が優れる高糖分高消化性の稲発酵粗飼料品種を選定してきました。

研究成果

「たちあやか」は,「リーフスター」より出穂期が15~29日程度早い極晩生品種です。収穫時の草丈は「リーフスター」より高く,茎数も多く,多収です(表1)。
稲体糖分含有率は「リーフスター」よりも高く,乳酸発酵しやすいため,ホールクロップサイレージのpHは3.9で発酵品質も良好でした(図1,表1)。また,消化しやすい茎葉割合が極めて高く,全乾物中に占めるTDN(可消化養分総量)の割合は「リーフスター」より高くなりました(表1)。
以上のことから,「たちあやか」は栽培特性に優れ,良質なサイレージが得られるため,新たに奨励品種に指定しました。
表1 特性一覧
特性一覧

稲体糖分含有率
図1 稲体糖分含有率

利活用の留意点等

種子については,宮城県農林水産部畜産課を通じて,一般社団法人日本畜産草地種子協会から購入します。栽培にあたっては,葉いもち病斑が観察された場合には防除を行う必要があります。また,気象条件によっては,出穂期の確定が困難であることがあります。農薬の使用については,最新の「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」(一般社団法人日本草地畜産種子協会発行)に準じます。
より詳しい内容は「普及に移す技術」第93号(平成30年発行)「飼料用稲奨励品種「たちあやか」」をご覧ください。

普及に移す技術

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お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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