情報通信ネットワーク科
訓練目標,訓練概要,訓練内容,必要経費,取得可能な資格,就職先,修了生の声

通信工学実習

端末設備の操作

マイクロ波通信及び光通信実習

通信機器の操作
情報通信分野における有線及び無線の両部門に対応した技術操作並びにメンテナンスの知識と技能を習得するとともに,工事担任者,無線従事者などの資格を取得できる程度の訓練を実施することにより,高度化された電気通信システムに幅広く適応できる技能者及び情報配線施工・電気工事の知識を有した技能者を育成します。
1年次は,目標とする各種国家試験の基礎科目に合格できるように,電気・電子・通信に関する基礎知識を習得します。実技では,各種基本実験,組立調整で基礎を理解するとともに,端末機器を使用したデータ通信ができるようにします。
2年次は,有線及び無線の応用工学諸分野について理解を深めるとともに,各種無線機器,伝送交換設備,光通信機器などの操作及びメンテナンスができるようにし,後半には,総仕上げとして全員でプレゼンテーションによる修了課題発表会を実施します。

訓練期間
2年
定員
20人
訓練科目
学科
- 普通学科
- 系基礎学科
- 電気数学
- 物理学概論
- 電磁気学
- 電子工学
- 電気回路
- アナログ回路
- デジタル回路
- 電子計測
- 通信機器
- 材料
- 製図
- 安全衛生
- 関係法規
- 専攻学科
- データ通信工学
- 交換設備工学
- 伝送工学
- 電気通信システム
- 通信電力
- 信頼性工学
- 電子計算機
実技
- 系基礎実技
- 測定基本実習
- 工作基本実習
- 回路設計実習
- 回路組立及び調整基本実習
- 通信工学基本実習
- 安全衛生作業法
- 専攻実技
- 通信工学実習
- 通信機器の操作
- 伝送交換設備の操作及び管理
- 電子計算機操作実習
- 端末設備の操作
- デジタル実践技術実習
- マイクロ波工学実習
- マイクロ波通信及び光通信実習
- 授業料:年額118,800円(四半期毎の分納です。)
- 入学金:5,650円(入学時に納入していただきます。)
- 教科書代等:40,000円、作業着:10,000円、工具類:3,000円(令和4年度)
- 資格取得受験料等:約30,000円(令和4年度)
- 【特典】第一級陸上特殊無線技士(認定校)
- 【特典】工事担任者(一部科目免除)
- 工事担任者(総合通信,第一級デジタル通信,第一級アナログ通信)
- 第二種電気工事士
- 三級情報配線施工技能士
- 第二級陸上無線技術士
電気通信関連企業 ほか
令和3年度修了生の就職先
- 大和電設工業(株)
- (株)TOHO
- 日東通信(株)
- (株)ネクスコ東日本エンジニアリング
平成27年度から令和2年度までの主な就職先
- (株)NTT東日本ー東北
- 福島電話工事(株)(現在(株)TTKエンジ福島)
- 大和電設工業(株)
- 東部電話工事(株)(現在(株)TTKエンジ宮城)
- 東北インテリジェント通信(株)
- (株)ドコモCS東北
- (株)ネクスコ東日本エンジニアリング
- 日東通信(株)
- 日本リーテック(株)
- (株)ミライト
- 和光電機通信工業(株)
平成30年度に修了し,情報通信会社に就職したY君に話を聞きました。
- 今,どんな仕事に従事していますか?
地元の通信工事会社で通信インフラの整備を行っています。通信インフラの整備は失敗の許されない緊張が強いられる仕事ですが,手応えは大きいものがあります。目下の目標は現場代理人として独り立ちすることです。
- 本校に入学して良かったと思うことは何ですか?
私は普通科の高校出身のため,勉強についていけるか不安でした。しかし,普通科の高校出身者が意外に多く,一緒に成長することができました。2年間の訓練はたいへんでしたが,充実していました。
- 後輩の皆さんにアドバイスをお願いします。
私は小さい頃から通信や電気に興味があった訳ではなく,高校も普通科でした。そんな中,自分の将来を考えた時,社会貢献できる仕事に就きたいと考え,白石高等技術専門校に進学することにしました。後輩の皆さんには,今は興味がなくても,将来どうなりたいかを考え,納得できる進路選択をしてください。