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近年の消防は、災害や事故の「多様化」・「大規模化」、及び生活環境の変化に伴い、広域的、かつ高度で専門的な活動が求められています。
本校では、このような時代の要請を見据え、消防職員・消防団員等に対し、消防の責務を正しく認識させるとともに、その責務を遂行するために必要な知識・技術の習得を図り、地域住民の期待と信頼に応えられる「消防人」を育成することを目指しています。
誠實・努力・忍耐
~いま新しい使命を心に刻みながら宮城の安全・安心を担う真の消防人を創る~
生活様式の多様化や度重なる震災等により、地域住民の防災と安全に対する関心と期待は、一層高まっています。本校では、大震災を経験した消防職員としての高い志を忘れることなく、大規模災害や複雑多様化する災害にも即応できる高度な専門知識・技術の習得、体力の錬成、精神の涵養を図り、地域住民の期待に応えることのできる近代消防人を養成しています。
昭和31年5月旧警察学校を転用し、消防の教育訓練機関として消防講習所が設置されました。同34年4月消防組織法の一部改正により、同35年11月消防講習所を「消防学校」に改め、同39年3月消防教養基準が全面的に改正されたのを機会に従来の消防教養規程を廃し、新たに消防学校規則を制定し運用してきました。
昭和46年7月には、校舎の老朽化、訓練場の狭隘等から近代消防の教育訓練の実施が十分でないこと及び広域化による消防職員の急増などの理由により、前消防学校(宮城野区安養寺)を開校、教育訓練を行ってきていましたが、前校舎も老朽化が進むとともに、高度な教育訓練を行うには手狭になったことから、平成18年2月に現消防学校(宮城野区幸町・旧総合衛生学院敷地)へ移転整備することが決定し、平成23年8月に竣工、11月から供用を開始しました。
この移転整備事業は、民間資金と技術力を活用する「PFI事業」により実施されており、民間事業者の提案による施設運営等によって施設性能の向上やコスト縮減が図られるものであり、県のPFI事業の第1号モデルとなっています。
本訓練塔
補助訓練塔
サブ訓練塔
屋内訓練場
潜水訓練施設
がれき救助訓練施設
本校は、学校教育法に定める学校とは異なり、消防組織法に基づき設置している教育訓練機関です。主な入校対象者は、宮城県内の消防本部(局)に所属する消防職員や市町村の消防団員となっています。
新任の消防職員や消防団員に対し消防業務上必要な知識・技能を修得させるための講義や実科訓練をおこなうとともに、現任の消防職員や消防団員に対して、より専門的な知識・技術、指導力、管理能力に関する教育訓練を行っています。また、消防業務に関する調査・研究を行う機関でもあります。
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