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令和7年度第1回子育てサポーター養成講座【北部】

令和7年6月4日(水曜日)に大崎合同庁舎において、「子育てサポーター養成講座(第1回)」を実施し、大崎圏域及び栗原圏域住民を中心として、19名の方が受講しました。

【領域】家庭教育支援の理解

【講師】中保 良子 氏(仙台ターミナルケアを考える会事務局長)

中保氏は、宮城県版「親の学びのプログラム」《親のみちしるべ》の作成委員を務められ、県チーム発足以前から家庭教育支援に深く関わってこられました。現在は宮城県家庭教育支援チーム協議委員として、地域に根ざした取組を重ね、命の尊さや家庭の役割、人と人とのつながりの大切さを伝える活動に尽力されています。長年の実践と豊かな経験に基づく中保氏の講義は、知識を一方的に伝えるのではなく、受講者自身が日々の体験に重ねながら学びを深められるよう導くものでした。

講義内容

  • 家庭教育と支援の大切さ:家庭教育の背景・法規・現状、家庭教育支援と子育て支援の違い
  • 親のこころ:QOLについて、標準世帯の移り変わり、家族・親子関係の変化
  • 子どものこころ:年代ごとの変化、年代ごとの発達の課題、愛着関係
  • わたし達にできる支援は:親の居場所づくり、行政と地域の役割・情報発信の重要さ
  • みやぎらしい活動:市町村家庭教育支援チーム、県家庭教育支援チーム、親のみちしるべ
  • 子育てサポーターとして:サポーターの役割、ワークの紹介、大事にしたい信条

講義では、家庭教育支援とは何かという根本的な部分から丁寧に御説明いただきました。家庭をターミナルケアの観点から捉える視点も示され、子育てを行う親だけでなく、家庭全体が子育てに与える影響について考えることができました。また、支援の基本姿勢として「親への介入ではなく、応援する立場で接すること」が大切であると示されました。養成講座には、新規の参加者だけでなく、既に家庭教育支援チームに所属するサポーターも多数参加していましたが、それぞれの立場で新たな学びのある研修会となりました。

参加者の事後アンケート

<一部抜粋>

  • 中保先生の講話はいつも心にすっと入ってくる。支援者の心にも寄り添っているすてきな講話でした。ありがとうございました。
  • お話はとても分かりやすく聞くことができました。子育ては終わっているのですが、振り返って、反省したり、懐かしく思ったりして聞いていました。
  • 子育てサポーターとして改めて大切なポイントを盛りだくさんに学び直す機会となりました。頭がパンパンになりましたが、いのちの歌でいやされました。
  • 家庭教育に対する支援の必要やあり方について学び直すことができました。支援に当たっての心の持ちようが分かりました。
  • 終末医療と家庭、子育てとのつながりについてのお話は初めて聞き、考えさせられました。現代社会の中で生きて、子育てをする親世代への寄り添い方を考えていきたいと改めて思いました。
  • 大変勉強になりました。子供たちとの交流から始め、そして親たちと一緒に会話をしていきたいと思います。
  • 居場所を提供し、地域とのつながりを持てるような支援をしていきたいです。
  • 昔は近所全員で子育てをしたが、現在は個人の生活が大事にされています。近所の人との交流がなくなり、人に挨拶することもなく、人と接することが少ないと思います。人と接するときは、第一に挨拶があると思います。知らない人に近づいていけない、口を聞かないようにと言っていますが、子が大人になって人と接することが下手になっているのではないしょうか。近所の人との交流もとても大事だと思いました。

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お問い合わせ先

北部教育事務所教育学事班(生涯学習)

大崎市古川旭四丁目1-1

電話番号:0229-87-3612

ファックス番号:0229-22-7589

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