ここから本文です。
平成28年5月,東日本大震災により被災した石巻市大川地区 長面工区において,6年ぶりとなる営農再開を記念した田植え作業のイベントが開催されました。
イベントの始めに,北上川沿岸土地改良区の髙橋理事長から,「長面工区は実り豊かな農地となり,地域復興の希望となるだろう。」との話がありました。次に,当部から営農再開までの経過報告を行い,その後,地元農業者が設立した「株式会社宮城リスタ大川」と「農事組合法人みのり」の代表者の紹介がありました。最後に,「株式会社宮城リスタ大川」による作付作業が行われました。
当部による営農再開までの経過報告の様子
「株式会社 宮城リスタ大川」と「農事組合法人みのり」の代表者紹介
作付作業の様子
大川地区では,針岡工区と長面工区を合わせて413haの農地復旧を予定しており,針岡工区175haは平成26年に全面営農再開しました。長面工区238haは,平成26年から27年の2年間で試験作付けを行い,塩害の影響がないことが確認されたことと,用排水施設整備が完了したことから,中央部の78haで営農再開しました。現在,大川地区全農地の約6割にあたる253haで作付けが可能となりました。
長面工区の残る160haについても順次復旧工事を進め,平成30年の全面営農再開を目指します。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください