掲載日:2022年4月13日

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「みやぎ環境税」を活用した平成30年度事業実績

みやぎの豊かな環境を守り,さまざまな環境課題に対して取組む財源として,県では平成23年4月から「みやぎ環境税」を導入しています。このたび,平成30年度事業の実績がまとまりましたので,その内容についてお知らせします。(一部の事業を令和元年度に繰り越して実施しているため,令和2年1月時点の実績見込みになります。)

【事業成果(CO2削減効果)】

平成30年度事業では,家庭用の太陽光発電システムやエネファーム(燃料電池)の導入,既存住宅の断熱改修,事業者用の新エネルギー設備(太陽光発電・風力発電・バイオマス発電など)の導入等を支援することにより,省エネ効果として55,420t-CO2の二酸化炭素の排出抑制が見込まれます。平成28年度から30年度までの累計削減見込量は251,850t-CO2となり,平成28~令和2年度の5年間の削減見込量364,000t-CO2に対しては約69%の進捗となります。

1 県実施事業 47事業 1,396,500千円(環境税充当額)

視点1:低炭素社会の推進

  • 「クリーンエネルギーみやぎ創造チャレンジ事業]」(27,816千円) 補助件数6件 -t-CO2
  • 「再生可能エネルギー等設備導入支援事業」(56,304千円) 補助件数10件 2,525t-CO2
  • 「クリーンエネルギー・省エネルギー関連新製品創造支援事業」(11,153千円) 補助・共同開発件数4件 -t-CO2
  • 「スマートエネルギー住宅普及促進事業」(285,589千円) 太陽光発電補助件数3,957件など 20,441t-CO2
  • 「再生可能エネルギー等を活用した地域復興支援事業」(13,098千円) エコタウン形成事業化支援3件など 9t-CO2
  • 「洋上風力発電等導入推進事業」(14,087千円) 風況観測調査支援補助3件 -t-CO2
  • 「せせらぎ水路小水力発電普及推進事業」(10,000千円) 小水力発電施設基本設計業務1式 -t-CO2
  • 「県有施設への新エネルギー等の導入支援事業」(6,814千円) 新エネルギー導入可能性調査業務1式 -t-CO2
  • 「みやぎ地球温暖化対策地域推進事業」(4,732千円) うちエコ診断件数213件 53t-CO2
  • 「省エネルギー・コスト削減実践支援事業」(139,393千円) 補助件数40件 5,361t-CO2
  • 「低炭素型水ライフスタイル導入支援事業」(7,064千円) 支援件数114件 201t-CO2
  • 「燃料電池自動車導入推進事業」(37,640千円) FCV導入補助8台など 61t-CO2
  • 「スマート水素ステーション運営事業」(6,277千円) 保守点検1式 -t-CO2
  • 「水素エネルギー利活用普及促進事業」(3,375千円) シンポジウム開催1回など -t-CO2

視点2:森林の保全・機能強化

  • 「森林マネジメント認証普及促進事業」(1,441千円) 認証材使用製品等開発等2団体 -t-CO2
  • 「温暖化防止間伐推進事業」(149,391千円) 間伐面積514ha 12,293t-CO2
  • 「温暖化防止森林更新推進事業」(78,557千円) 植栽面積410ha 58t-CO2
  • 「環境林型県有林造成事業」(18,474千円) 下刈87ha,防鹿柵管理・補修2,125mなど 10t-CO2
  • 「特別名勝「松島」松林景観保全対策事業」(22,481千円) 薬剤樹幹注入3,000本,抵抗性マツ植栽1,112本など 5t-CO2
  • 「里山林健全化事業」(22,697千円) ナラ枯れ対策1,205立方メートル 49t-CO2
  • 「みやぎ防災林パートナーシップ事業」(554千円) シンポジウム・体験ツアー・講師派遣等9件 64t-CO2
  • 「みんなの森林づくりプロジェクト推進事業」(1,899千円) 活動支援団体20団体 -t-CO2
  • 「県産材利用エコ住宅普及促進事業」(271,750千円) 建築補助戸数538棟 6,465t-CO2
  • 「木の香るおもてなし普及促進事業」(9,898千円) 支援件数9件 22t-CO2
  • 「木質バイオマス広域利用モデル形成事業」(9,094千円) バイオマス搬出支援4,342立方メートル,木質バイオマスボイラー導入支援2台 3,184t-CO2
  • 「県産材・木のビルプロジェクト推進事業」(73,500千円) CLT建物建設支援2件 666t-CO2

視点3:生物多様性・自然環境の保全

  • 「生物多様性総合推進事業」(434千円) タウンミーティング開催3回など -t-CO2
  • 「みやぎラムサールトライアングル魅力発信事業」(362千円) マップ作成(中国語)作成1式など -t-CO2
  • 「希少野生動植物保護事業」(2,736千円) 希少動植物の生息状況調査1式 -t-CO2
  • 「野生鳥獣適正保護管理事業」(17,929千円) ニホンジカ・イノシシ捕獲2,152頭 -t-CO2
  • 「野生鳥獣保護管理事業」(1,199千円) ツキノワグマ生息状況調査1式 -t-CO2
  • 「狩猟者確保対策事業」(4,238千円) 市町村支援3市町など -t-CO2
  • 「野生鳥獣適正管理事業」(14,547千円) 鳥獣被害対策指導員等による有害鳥獣対策 -t-CO2
  • 「野生鳥獣生息状況調査事業」(4,860千円) カワウの生息状況調査 -t-CO2
  • 「伊豆沼・内沼よみがえれ在来生物プロジェクト事業」(17,284千円) 外来魚駆除2,164匹など -t-CO2
  • 「金華山島生態系保護保全対策事業」(777千円) 防鹿柵の点検・補修175m -t-CO2
  • 「環境緑化推進事業(百万本植樹)」(2,999千円) 緑化木配布本数2,754本 4t-CO2
  • 「七ツ森里山環境学習林保全事業」(1,791千円) 森林整備面積4ha 12t-CO2
  • 「蒲生干潟見守り事業」(326千円) 注意喚起看板設置7基 -t-CO2
  • 「自然景観保全修復事業」(2,994千円) 蛭塚地区自然景観保全修復対策工事 -t-CO2

視点4:環境共生型社会構築のための人材の充実

  • 「児童・生徒のための環境教育推進事業」(1,493千円) 環境教育出前講座43校など -t-CO2
  • 「みやぎ環境税広報事業」(4,408千円) 県政だより・新聞による広報3回 -t-CO2
  • 「こもれびの森森林科学館改修事業」(28,494千円) 内装木質化・展示物改修工事1式 1t-CO2
  • 「みやぎエコ・ツーリズム推進事業」(329千円) シャトルバス運行支援3件 1t-CO2
  • 「ルルブル・エコチャレンジ事業」(140千円) エコチャレンジ参加者数61,469人 54t-CO2
  • 「自然の家人と自然の交流事業」(1,392千円) 参加者数257人 -t-CO2
  • 「パリ協定温暖化対策強化事業」(4,689千円) 地球温暖化防止活動推進員養成25人,普及啓発イベント7回 -t-CO2

上の各事業費は,千円未満を四捨五入しているため,合計額と一致しません。

上の二酸化炭素削減効果は,円未満を四捨五入しています。

2 市町村支援事業 312,630千円

「環境創造基金市町村支援事業」(312,630千円) メニュー選択型 34市町村,市町村提案型5市町 3,529t-CO2

3 環境創造基金の状況

「みやぎ環境税」は課税目的に沿った事業のみに充当され,その使途を明確にするため,税収等は「環境創造基金」に積み立てて管理されています。

平成30年度は,税収と資金運用などで約17億3,781万円の収入がありました。一方で,事業の実施に約17億913万円を支出しました。(平成28年度繰越事業の実施に伴う支出を含む。)

この結果,平成30年度末の基金残高は,前年度末の7億1,265万円から2,868万円増加し,7億4,133万円となりました。基金の残高は,令和元年度以降の事業に引き続き活用していきます。

お問い合わせ先

環境政策課みやぎゼロカーボン推進班

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号13階北側

電話番号:022-211-2661

ファックス番号:022-211-2669

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