平成18年度公共用水域・地下水の水質測定結果
平成18年度公共用水域・地下水の水質測定結果について
1 公共用水域水質測定結果
はじめに
水質測定計画に基づき,公共用水域121水域(河川66,湖沼31,海域24)に設けた128の環境基準点(河川69,湖沼12、海域47)に,164の補助測定点を加えた計292地点について水質測定を実施した。
なお,達成率等の判断は,環境基準点における測定値により行った。
測定結果の概要
- 健康項目
人の健康の保護に関する項目26項目中,鉛,砒素,ふっ素の3項目について環境基準を超過した地点があった。
- 生活環境項目
有機性汚濁指標である生物化学的酸素要求量(BOD),化学的酸素要求量(COD)の環境基準の達成状況は,河川については59水域中59水域で達成し,達成率は100%であり,前年度と同じであった。
湖沼では,12水域中2水域で環境基準を達成し,達成率は17%であり,前年度と同じであった。
海域では,24水域中15水域で環境基準を達成し,達成率は63%で,前年度より5ポイント上がった。(昨年度は14水域達成,達成率は58%)あった。
全水域での達成率は80%であり,前年度より1ポイント上がった。
- 測定機関
国土交通省,宮城県,仙台市,名取市,多賀城市,岩沼市,気仙沼市
2 地下水水質測定結果
はじめに
地下水水質測定計画に基づき,県内127地点の地下水について水質測定を実施した。
調査内容
- 調査区分
- 概況調査
地域の全体的な地下水質の概況を把握するための水質調査。年次計画により地区を選定。
- 定期モニタリング調査
概況調査等により確認された汚染の継続的な監視をするための水質調査。
- �齦.汚染井戸周辺地区調査
概況調査又は事業者からの報告等により新たに明らかになった汚染について,その汚染範囲を確認するための水質調査。
- 調査項目
環境基準項目
カドミウム、鉛、砒素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等26項目
- 調査地点数
概況調査19地点,定期モニタリング調査90地点,汚染井戸周辺地区調査18地点 計127地点
- 調査機関
国土交通省,宮城県,仙台市
調査結果の概要
平成18年度公共用水域・地下水の水質検査測定結果について(PDF:26KB)
今後の対応方針
概況調査及び汚染井戸周辺地区調査で環境基準を超過した地区については,地下水の利用形態を考慮した上で次年度から定期モニタリング調査対象に加える など,今後とも継続して地下水の水質監視を行うこととしている。
参考
印刷用(PDF:26KB)