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平成27年9月11日の台風18号の影響により,供用開始以来最悪の原水高濁度となり,麓山浄水場では着水濁度796度,中峰浄水場では525度を記録しました。
麓山浄水場では取水口が土砂で閉塞するなど一時的に取水できない状況となりましたが,蓄積されたノウハウを活用し通常使用しない排砂ゲートより取水し急場を凌ぎました。また,前例のない高濁度の水に対し,給水を維持確保するため水処理量を減らし薬品注入量を増やすなど臨機に判断し運用しました。
また,工業用水ユーザー等に対しきめ細やかに濁水情報を連絡し,注意喚起を促しました。さらに,取水口除塵機が土砂で稼働できない状態となったため,職員及び施設管理委託業者と協力し,土砂撤去を行いました。
こうした取組の結果,今回の災害では両浄水場とも水処理を停止することなく,受水市町村及び工業用水ユーザーに送水を継続することが出来ました。今回の結果と改善すべき点を再検討し,次の災害に備えて参ります。
9月11日 9時00分:門沢取水堰状況(濁度:220度)
9月23日 7時00分;門沢取水堰状況(濁度:10.5度)
9月11日 4時00分;麓山浄水場魚態監視
着水(濁度:667度)
9月23日 7時30分 麓山浄水場 魚態監視
着水(濁度:14.1度)
土砂により取水口が閉塞し,取水しづらい状況となりました。
9月15日 河川水位の状況を見計らって,職員と施設管理委託業者が協力し,土砂を撤去し,取水しやすい状況となりました。
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