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山や平野,川,海などの様々な環境の中で,いろいろな生きものが生息・生育していることを「生物多様性」と言います。
私たちの生活や文化は,この生物多様性がもたらす恵みによって支えられています。
宮城県では,この「生物多様性」を守り,その恵みを利用しつつ,将来の世代に引き継ぐため,平成27年3月に「宮城県生物多様性地域戦略」を策定し,様々な団体と協力して取組を行っています。
平成27年3月の策定から5年が経過したことから,社会情勢の変化や,地域戦略に基づく取組の進捗状況等を計画に反映させるため,令和2年3月に本地域戦略を改訂しました。
このページでは,生物多様性に関する宮城県の取組を御紹介しています。
私たちが暮らす宮城県には森や川,沼,海など様々な環境があり,いろいろな生きものが住んでいます。それぞれの生きものが自然を介して他の生きものと関わりを持っていることで,私たちは自然から多くの恵みを受けています。
豊かな自然を守り育て,自然の恵みを持続的かつ上手に使い,将来世代に引き継ぐために,多くの人々に理解し,共有していただきたことを「宮城県生物多様性地域戦略」としてまとめています。
詳しくは宮城県生物多様性地域戦略についてのページをご覧ください(地域戦略のページへリンクします。)
将来世代を担う子どもたちが「生物多様性」を理解するきっかけとして,身近な自然に触れ親しみながら,自然やそこに住む生きものの命の尊さを学ぶことのできるイベントを実施します。
令和3年度は,新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも,「海」や「川」に関連したイベントを3回実施することができました。
今後のイベント情報については,準備中です。
県民の皆さんに,私たちと自然や生きもののつながりを考えてもらおうと,生物多様性にまつわる様々なテーマでフォーラムを開催しています。
令和3年度は「海の森」をテーマにフォーラムを開催しました。
世界的に貴重な自然環境を有する志津川湾の海には,海藻や海草がつくりだす豊かな「森」が広がっています。
長年,志津川湾の海を研究している阿部拓三博士をお招きし,「藻場」と呼ばれる特徴的な自然のお話を中心に,地球温暖化との関係など幅広くお話いただきました。
コロナ禍での開催となりましたが,当日は42名の方にご参加いただき,生物多様性について理解を深めていただくことができました。
講演内容の概要は下記の講演録から御確認できます。
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生物多様性の保全やその承継に取り組む県内の学校,学年,学級について,表彰し讃えることで,生物多様性の保全について,継続的な取組を応援しています。
令和3年度は取組が特に優れていることから,下記の5校に対して表彰状及び副賞(額縁)を授与しました。
「生物多様性」について感じ,学ぶことができる宮城県内の施設を紹介したマップを作成しています。
たくさんの施設を訪れて,思いっきり遊んだり,自然の豊かさに触れたりして,自然と人との関わりを見つけてみましょう。
詳しくはみやぎの生物多様性マップのページをご覧ください(マップ掲載ページへリンクします。)
「宮城県生物多様性地域戦略」では,「豊かな自然を引き継ぐ」ことを基本方針のひとつに掲げています。
将来世代を担う子どもたちに「生物多様性」の理解に必要な視点を与えるとともに,生きものを守る行動の大切さを理解させ,その実践を促すことを目的として,小学生(主に3・4年生)を対象にした教材を作成しました。
学校の授業や環境学習イベントの場などでぜひ御活用ください。
詳しくは生物多様性学習教材のページをご覧ください(学習教材のページへリンクします。)
生物多様性を保全する大切さについて,広く県民の皆さんに知ってもらうため,自治体・教育機関・自然ふれあい施設等に対して,生物多様性普及・啓発パネルの貸出を行っています。
パネル貸出規定の内容をよく御理解いただき,電話にて予約状況の確認(仮予約)をしていただいたうえで,パネル貸出申請書により申請願います。
令和3年度においては,次の期間貸出を行いませんので御承知願います。
生物多様性に関する理解をより深めてもらうため,次のとおり出前講座を実施しています。
番号 | メニュー名 | メニューの概要 | 講座時間 |
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25 | 宮城県の生物多様性 | 「生物多様性」とは何か,私たちが豊かな自然から受け取る“恵み”などを交えながら分かりやすく説明します。 | 45~60分 |
みやぎ出前講座についての詳細や,申込み方法はみやぎ出前講座のページをご覧ください(広報課のページへリンクします)。
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