ここから本文です。
9月12日(金曜日)午後8時45分頃、富谷市富谷新町において、60代の男性が、ツキノワグマ(体長約1.5メートル)と遭遇し、頭や背中など上半身を負傷する人身被害が発生しました。
7月に引き続き、8月も依然多くのクマ目撃等情報が寄せられております。
これから秋に向かい、クマは冬眠前の栄養を蓄える必要がありますが、林野庁東北森林管理局の「ブナ開花・結実調査」によると、ブナの結実が「大凶作」と予測されていることから、食べ物を求めてさらに行動範囲を拡げるクマが増えることが見込まれ、平年よりクマの出没が多く、人の日常生活圏で遭遇する恐れもあります。
クマと遭遇しないよう、山林内では沢沿いや背丈の高い藪などを避けるとともに、クマ鈴やラジオで人の存在を知らせ、生ごみを放置しないなど、基本的な対策を徹底しましょう。
目撃情報の多い場所に行かれる際は、「ツキノワグマの被害に遭わないために」を参考に対策をしっかりしてから出かけましょう。
【凡例】青:目撃箇所、橙:痕跡発見箇所(足跡・フン・食痕など)、赤:人身被害発生箇所
このマップはあくまでツキノワグマの目撃等の情報を示したものであり、情報が無い場所にもクマが生息している可能性があります。山林に入る場合等は、くれぐれも御注意願います。
引き続きクマの行動が活発になる朝夕の時間帯や単独行動を避け、クマ鈴やラジオをつけるなど十分な対策をとって注意して行動しましょう。
目撃地の市町村まで情報をお寄せください。
目撃情報の多い場所に行かれる際は、「ツキノワグマの被害に遭わないために」を参考に対策をしっかりしてから出かけましょう。
県では、令和7年2月28日に発表した春季~秋季の「クマ出没シーズン予報」において、「平年よりも出没が多い見込み」としております。
クマ出没シーズン予報の発表基準となる昨年の堅果類の豊凶調査の結果は、「豊作」でした。この場合、山に餌が豊富にあったため、繁殖に成功するクマが増え、個体数が増加し、4月から8月にかけて、平年よりも出没が多くなることが見込まれます。
さらに、宮城県内では、豊作又は並作となった翌年は凶作となる傾向が多く、食べ物を求めてさらに行動範囲を広げる個体が増えることから、8月以降も平年より出没が多くなることが見込まれます。
これからの時期は、冬ごもりを終えたクマが食べ物を求めて行動範囲を広げるため、人里や農地周辺、住宅地近郊での目撃・出没が増加すると予想されます。偶発的にツキノワグマと遭遇しないよう、特に遭遇リスクの高まる朝夕の時間帯は、人の存在を知らせるため、クマ鈴やラジオを携帯し、複数人で行動するなど、これまでと同様に注意をお願いします。
令和7年度クマ目撃等情報(エクセル:96KB)
※Excelファイル形式です。御覧いただくには、「MicrosoftExcel」もしくは「ExcelViewer」が必要です。
クマ目撃等情報マップとは件数が相違することがありますが、更新時期の相違や位置情報が不確かな目撃等情報があるためですので、ご了承ください。
年度
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す