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掲載日:2022年4月19日

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犬・猫(ペット)について

犬や猫を飼い始める前に

 「ペットを飼う」ということは動物の命を預かり、その一生を責任を持ってお世話することです。「かわいい」「癒やされる」という気持ちだけで飼い始めてしまうと様々なトラブルが発生します。保健所へ犬や猫の引取を求められる事例の多くが、そのように安易に飼い始めたことによって飼い続けることが出来なくなったケースです。ペットを飼い始める前に必ず家族と相談しましょう。

詳細は環境省作成のパンフレット(別ウィンドウで開きます)もご覧ください。

犬や猫を飼うことが出来る住居環境にしましょう

 マンションやアパートにお住まいの場合は必ず規約を確認しましょう。ペットの飼養が可能であっても種類や大きさ、頭数などが決められている場合があります。また、戸建て住宅であっても隣家との距離が近い場合は鳴き声苦情等のトラブルが発生する可能性があります。転居や転勤の予定がある場合は引っ越し先でもペットを飼えるのか、慎重に判断してください。

転居が多い春先の時期になると、引っ越しを理由に保健所への犬猫の引取相談が増加します

家族とよく話し合いましょう

 同居している家族がいる場合は必ず家族全員の同意を得ましょう。家族の気持ちを確認せずに自分の気持ちだけでペットを購入してしまうと、後から家族に反対されるなどの問題が起こる場合があり、人にとっても動物にとっても大きなストレスとなってしまいます。また、ペットを飼い始めてから動物アレルギーが発覚し保健所へ引取を求めるケースも見られます。家族にアレルギー体質の方がいるときは必ずかかりつけ医に相談しましょう。

ペットの飼養には費用がかかります

 ペットを飼うということは、ペットの購入代金だけでなく様々な費用が必要となります。例えば、日々の餌代、トリミングやしつけ代、ワクチン接種や予防接種などの医療費がかかります。また、高齢になると動物病院での治療費がかかるようになる場合もあります。1年間にかかる費用は、犬で15~20万円、猫で10~15万円と言われています(詳しいデータは下記リンクを参照)。経済的な理由で病気の治療ができなくなったり飼養継続が困難にならないように、飼い始める前から費用のことを考えるようにしましょう。

一般社団法人全国ペット協会 全国犬猫飼育実態調査(別ウィンドウで開きます)

お世話をする時間や体力はあるでしょうか

 ペットのお世話は毎日欠かさず行う必要があります。特に犬では散歩が必要となり、小型犬であれば数日に1回でも問題ない場合がありますが、大型犬は毎日行う必要があるかもしれません。犬の性格や飼養環境等によって散歩の頻度は異なりますが、自分自身の体力でお世話ができるか否かを飼う前に考えましょう。また、鳴き声や糞の放置は近隣トラブルの元となります。近隣に迷惑をかけないために、糞の始末はもちろん適切なしつけも必要となります。特に犬の鳴き声については毎年のように保健所へ苦情が寄せられています。たとえ「番犬」として飼っていたとしても、飼い犬が吠え続けていて良いわけではありません。飼い主の命令で直ぐに吠えるのをやめるようにする等のしつけを行いましょう。

ペットが高齢になっても変わらず飼うことができますか

 近年、犬や猫の平均寿命は10歳を越えており、長寿の猫では20歳まで生きることもあります。犬や猫も人間と同様に、歳を取ると病気になりやすくなります。中には排泄の介助が必要になったり認知症になって徘徊や吠え続けるなどの症状が出るケースもあります。ペットがそのような状態になってもお世話を続けることができるのか、飼う前に必ず考えてください。
ペットが高齢になったときの自分の年齢も考えてみてください。仮に自身が70歳のときに仔猫を迎えてその猫が20歳まで生きた場合、その頃には自身の年齢が90歳となっています。また、就職や転居、結婚など人生には様々な転機があります。生活の変化があってもペットを飼い続けることができるのかを考えてみてください。飼えなくなるのが明らかな状況でペットを迎えるのはあまりにも無責任な行為です。

仔犬や仔猫をお迎えするときは、20年間自分がその子のお世話をすることができるのかを考えましょう

万が一の時に備えましょう

 入院などの理由で急にペットのお世話ができなくなったとき、代わりにお世話をしてくれる人は身近にいるでしょうか。何かあってからそういった方を探すことは困難です。必ずペットを飼い始める前に探しておきましょう。
最近では新型コロナウイルス感染症に罹患し、飼っているペットの預け先を見つけるのに苦慮している方がいます。事前に預け先を確保しましょう。詳細は宮城県食と暮らしの安全推進課(別ウィンドウで開きます)のページもご覧下さい。

近年、飼い主の死亡後に遺族からペットの引取相談を受けるケースが増えています

犬や猫を飼っている方へ

  • 犬を飼い始めたらまずは登録と狂犬病の予防注射(年1回)を行いましょう

 犬の登録は最寄りの登米市総合支所または登米市環境課(外部サイトへリンク)へお問い合わせ下さい。狂犬病の予防注射は登米市が毎年行っている集合注射(外部サイトへリンク)(例年4月から5月)もしくはかかりつけの動物病院で行ってください。犬の登録の際に発行される「鑑札」と狂犬病の予防注射の際に発行される「狂犬病予防注射済票」は必ず首輪等に装着しましょう。

※狂犬病とは
狂犬病は犬などの多くの哺乳類に感染し、人はこれらの動物に咬まれることによって感染します。
発症すると100%死に至る病気で、我が国では1957年以降発生していませんが、海外では年間約3~5万人が死亡しています。
狂犬病の発生時に備え,日本では飼い犬を登録し,年1回ワクチンの予防接種を受けさせることが狂犬病予防法で定められています。

狂犬病ってどんな病気?(厚生労働省検疫所HP)(外部サイトへリンク)

 

  • 犬が逃げないようにしましょう

 県条例により、飼い主には飼い犬の係留義務があります。外飼いの場合は首輪やリード、金具等が壊れていないかを定期的にチェックしてください。また、屋内飼養の場合でも外へ逃げてしまわないよう玄関内に柵を設置する等の対策を取りましょう。
犬を放し飼いにすると咬傷事故(犬が他人を咬んでしまう事故)や交通事故の恐れがあります。おとなしい犬であっても知らない人に対しては攻撃的になる可能性があります。

 

  • 飼い犬が人を咬んでしまった時や犬に咬まれた時は

犬に咬まれてしまった方は直ぐに病院へ行き医師の診察を受けて下さい。
飼い犬が他の人や動物を咬んでしまった場合は「飼い犬による咬傷届」を保健所へ提出しなければなりません。詳しい手続きについては最寄りの保健所へお問い合わせ下さい。

 

石巻保健所登米支所では登米市と共催で開催している愛犬と飼主のマナーアップ講座(旧名称:家庭犬しつけ方教室)を通じて、飼い犬の管理技術の向上、動物に対する愛護思想の普及を図っています。興味のある方は是非ご参加下さい。

 

  • 猫は屋内で飼いましょう

 飼い猫の外飼いは様々なリスクを伴います。自然のままで自由に生活できる方が良いと思う方もいますが、一般的に外飼いの猫は室内飼いの猫よりも寿命が短くなります。元々野良猫であったとしても室内で飼うことは可能であるため、根気強く室内に慣れさせましょう。
外飼いのリスク

  1. 病気:野良猫から病気をもらう可能性があります。
  2. 交通事故:毎年多くの猫が交通事故で命を落としています。
  3. ケンカ:猫同士のケンカによって怪我をすることがあります。
  4. 苦情:糞尿やイタズラなどの苦情が毎年保健所へ寄せられています。
  5. 繁殖:避妊去勢の手術をしないと、どんどん仔猫が産まれてしまいます。
  6. 迷子:迷子になってしまった猫の多くは家に戻って来られないようです。

室内飼いに慣れさせる方法については、環境省のチラシ(別ウィンドウで開きます)を参考にしてください。

 

  • 飼い猫には避妊去勢の手術を行いましょう

 猫は一度の出産で5匹程度の仔猫が産まれ、1年に2~4回出産します。そのため最初はオス猫とメス猫1匹ずつ飼っていたのが数年後には数十匹になっている可能性があります。手術には麻酔のリスクや費用の問題があるため猫を飼い始めたばかりの方は戸惑うかもしれませんが、万が一飼い猫が増えすぎてしまったときの餌代やお世話の手間を想像してみてください。

詳細は環境省のパンフレット(別ウィンドウで開きます)も参考にしてください。

 

  • 飼い猫を迷子にさせないために

 何かの拍子に逸走してしまったり災害等ではぐれてしまった際に備えて、日頃から首輪やマイクロチップなどの身元表示をしましょう。保健所で保護された成猫の多くは身元表示がないため飼い主の元に戻れないのが現状となっています。
首輪は手軽で安価に購入することができますが、仔猫の頃から付けていないと慣れずにストレスになってしまうこともあります。マイクロチップは首輪よりも費用がかかりますが装着によるストレスはなく外れてしまうこともありません。マイクロチップの装着についてはかかりつけの動物病院に相談しましょう。

マイクロチップとは(日本獣医師会のホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

 

  • 野良猫への餌やりは近隣トラブルに繋がることも

 「お腹を空かせてかわいそう」「猫が可愛いから」という理由で野良猫へ餌をあげるケースがありますが、それによって多くの野良猫が集まり周辺住民の生活環境が悪化(糞尿被害等)することがあります。また、避妊去勢の手術をしていないために仔猫が産まれ、周辺の野良猫の数が増える恐れもあります。場合によっては野良猫へ餌をあげている人が飼い主と見なされることもあり、餌やりによって近隣に迷惑がかかっている場合は責任を問われることもあります。
善意で始めた行動が不幸な猫を増やすことに繋がらないように、責任をもって自身の飼い猫とするか地域猫として飼うようにしましょう。
(公財)宮城県獣医師会では「飼い主のいない猫の不妊去勢事業」を実施していますので、そちらもご活用ください。事業の詳細は下記リンクをご覧ください。

(公財)宮城県獣医師会ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

※地域猫とは
地域住民が主体となって管理する猫のことです。近隣住民の理解を得た上で活動を始めましょう。
具体的な管理方法は以下の3点となります。
・避妊去勢の手術を実施
・決まった量の餌を与えて置き餌はせずに残った分はすぐに片付る
・猫用トイレを設置し糞尿の始末をする

詳細は最寄りの保健所へお問い合わせください。

飼い犬や飼い猫が逃げてしまったら

飼い犬や飼い猫が逃げてしまったとき

すぐに最寄りの保健所へお問い合わせください。
住民の方からの通報等により、保健所に保護されている場合があります。
また、当所の保護動物情報に掲載されていなくても、住民の方が保護している場合があります。
現在、石巻保健所登米支所管内で保護し飼い主が見つかっていない犬や猫の情報については下記のリンクをご覧ください。(収容施設は石巻保健所となります) 

保護動物情報

放浪犬を見かけたら

石巻保健所登米支所管内を定期的に巡回パトロールし、放浪犬等の捕獲(保護)を行っています。
石巻保健所登米支所に捕獲された犬は抑留所(石巻保健所になります)にて抑留し、飼い主からの申し出を待ちます。
しかし、抑留後一定期間内に飼い主から引取りの連絡が無い場合は、動物愛護センターにて処分されることがあります。
放浪している犬を見かけた時や、見知らぬ犬が迷い込んできた時はご連絡ください。

飼い犬・飼い猫に関する相談業務及び適正飼養の普及啓発

飼い犬や飼い猫に関する相談や苦情に対し、状況に応じたアドバイスを行っています。
広報活動を通じて適正な動物管理の理解と実行を求め、動物への虐待を防止し、動物による人命等に対する危害防止を図っています。

家庭で飼えなくなった犬・猫の引取り業務

平成25年9月1日より、動物の愛護及び管理に関する法律が改正され、終生飼養など飼い主の責務が一層求められるようになりました。

  • やむを得ず飼い続けられなくなった場合は、新たな飼い主を探しましょう。保健所は飼い主の代わりに新しい飼い主を探すところではありません。
  • 引取りを希望される場合は、必ず事前に当所に御相談下さい。引取りを求める相当の事由がない場合、引取りを拒否することがあります。
  • 登米市内で飼われている犬・猫のみを引取対象としています。
  • 引取り日時は、相談のうえ決定いたします。動物は飼い主が保健所にお連れください。
  • 犬や猫などの愛護動物を遺棄した場合,動物の愛護及び管理に関する法律により処罰されることがあります。

問い合わせ先:石巻保健所登米支所 食品薬事班 0220-22-6120

譲渡動物情報

保護した動物や飼い主のやむを得ない事情により保健所で引取った動物を譲渡しています。
譲渡を希望される方は,動物の習性及び飼養環境、無計画な繁殖の防止について家族全員で話し合い,同意の上連絡して下さい。
なお譲渡動物情報は,石巻保健所登米支所の動物を飼養する石巻保健所にリンクしています。

(譲渡に係る問い合わせ先:石巻保健所 獣疫薬事班 0225-95-1475)

譲渡動物情報(石巻保健所HPへ)

猫でお困りのとき

 「猫による糞尿被害がある」「畑を荒らされる」「倉庫に仔猫を産み落とされた」などの相談が年々増えています。猫に困っている場合は猫よけ対策を実施しましょう。被害を軽減できることがあります。
 なお、猫に対して虐待にあたるような行為は行わないでください
猫よけ対策については宮城県食と暮らしの安全推進課のページ(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。

保健所では猫の駆除は行っていません。また、一般の方が駆除にあたるような行為(猫の遺棄等)を行うと動物の愛護及び管理に関する法律によって処罰されることがあります。

 

主な関係法令

お問い合わせ先

東部保健福祉事務所登米地域事務所(石巻保健所登米支所)食品薬事班

登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

電話番号:0220-22-6120

ファックス番号:0220-22-6175

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