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水稲の種子予措をおこなう生産者の作業場環境においてイネばか苗病菌が存在しているかを確認した。宮城県内のイネばか苗病の発生地域で、本病の発生経験の有無に関わらず、水稲生産者の作業場環境から、育苗作業の開始前あるいは開始直後にあたる3月下旬から4月上旬にかけてイネ残渣(籾殻、稲わら)、乾燥機周辺の粉じん、育苗ハウスの土壌などを回収し、リアルタイムPCRによる本病原菌の検出を試みた。その結果、籾殻、稲わらあるいはイネ残渣を含む粉じんのいくつかから、本病原菌が検出された。これらは生産者の本病の発生経験の有無に関わらず認められた。一方、育苗ハウスから採取した土壌からは検出されなかった。
イネばか苗病菌、作業場環境、リアルタイムPCR、感染源
水稲の種子予措をおこなう作業場環境からのイネばか苗病菌の検出(PDF:463KB)
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