無電柱化の取組
無電柱化とは
- 無電柱化とは,道路の地下空間を活用して,電力線や通信線などをまとめて収容する電線共同溝などの整備による電線類地中化や,表通りからみえないように配線する裏配線,緊急輸送道路への電柱新設制限などにより,道路から電柱をなくすことです。
- 昭和61年度から計画的に取り組まれてきましたが,「無電柱化の推進に関する法律(平成28年法律第112号)」の制定により,さらに取組が加速化されています。
- 県では,防災性の向上,安全性・快適性の確保,良好な景観形成の観点から,取組を進めています。
無電柱化の実施状況(県管理道路)
- 無電柱化事業の完了箇所は,8路線9箇所
- 無電柱化事業を実施中の箇所は,2路線2箇所
事業完了箇所一覧
No. |
路線名 |
整備方法 |
電柱撤去完了年度 |
1 |
(主)古川佐沼線 |
共同溝 |
1994年 |
2 |
(主)仙台空港線 |
共同溝 |
2002年 |
3 |
(国)398号 |
共同溝 |
2001年 |
4 |
(一)石巻停車場線 |
共同溝 |
1999年 |
5 |
(主)塩釜吉岡線 |
共同溝 |
2000年 |
6 |
(一)岩出山宮崎線(外部サイトへリンク) |
共同溝 |
2002年 |
7 |
(主)塩釜吉岡線 |
共同溝 |
2008年 |
8 |
(一)名取停車場線 |
共同溝 |
2008年 |
9 |
(一)閖上港線 |
裏配線 |
2018年 |
電柱新設を制限する区域
- 災害時の電柱倒壊等により,緊急車両等の通行や地域住民等の避難に支障をきたすことのないよう,道路管理者が区域を指定して道路の占用を禁止し,又は制限することができるよう措置されています。
- 県では,道路法第37条に基づく道路の占用制限を実施する区域として,「1次緊急輸送道路」を指定しています。
1次緊急輸送道路
道路法第37条占用制限(国土交通省)(外部サイトへリンク)
無電柱化の推進体制
- 道路管理者(国,東北6県,市町村)電線管理者,交通管理者で構成される「東北地方無電柱化協議会(事務局:東北地方整備局)」,「宮城県無電柱化推進検討会議(事務局:仙台河川国道事務所)」において,無電柱化事業の実施予定箇所等の調整を行っています。
東北地方無電柱化協議会(外部サイトへリンク)
無電柱化の推進に向けて
- 11月10日は法で定める「無電柱化の日」です。
- 皆さんに無電柱化の重要性を御理解いただくため,啓発ポスターによる周知を図っています。
- 無電柱化事業の実施箇所において,イメージ看板を設置して,広報・啓発活動に努めています。
宮城県無電柱化推進計画について
- 東日本大震災の教訓や国の取組を受けて,更なる無電柱化の推進を図るために,基本的な方針や目標等を定めた「宮城県無電柱化推進計画」を策定しました。
宮城県無電柱化推進計画(令和4年4月)(PDF:3,621KB)
リンク