ここから本文です。

ラムサール条約とは、1971年(昭和46年)にイランのラムサールで、水鳥と湿地に関する国際会議で定められた「水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」を言います。
「みやぎの湖沼めぐり」のラムサール条約湿地が登録されたのは、伊豆沼・内沼については1985年(昭和60年)に国内では2番目の湖沼として、蕪栗沼は2005年(平成17年)、化女沼は2008年(平成20年)に登録されました。
これら3つの湖沼は、本州では唯一約15km以内に近接して位置しており、また、全国に飛来するマガンの約80%が、これら3つの湖沼に集まっています。
伊豆沼・内沼は、宮城県の仙北平野の中にある4平方キロメートルの低地湖沼です。この地方は、雪が少なく冬でも凍結しないため、多くの水鳥が越冬する場所を提供しています。また、伊豆沼・内沼は、魚類・昆虫類など多種多様な生物が生息しています。水辺にはヨシやたくさんの植物が自生し、夏には湖面いっぱいにハスが咲きます。
これらの水鳥の生息地を保護するため、1985年(昭和60年)にラムサール条約湿地に登録されました。
また、伊豆沼には荒川の遊水地として機能もあります。

マガンの朝の飛び立ち

満開のハス
蕪栗沼は、宮城県の北部、伊豆沼・内沼の南約8kmに位置する、面積約1.4平方キロメートルの遊水地としての治水機能をもった湿地です。沼のほとんどがヨシやマコモに覆われた湿地で、周辺は沼を干拓した水田に囲まれ、冬にはマガンなどの越冬地となっています。渡り鳥の採食地になっている周囲水田とともに2005年(平成17年)にラムサール条約湿地に登録されました。
蕪栗沼遊水地事業は、蕪栗沼の周囲の水田を含めた地区で行われ越流堤・排水機場・水門・樋管を設置し、平成13年3月に完成しました。

上空から見た蕪栗沼

タンチョウの飛来(平成22年1月26日撮影)
化女沼は従前より農業用水のため池として利用されていました。この化女沼を活用し、田尻川沿川の洪水調節と農業用水の補給を目的とした化女沼ダムが築造され、平成8年に完成しました。
2008年(平成20年)にラムサール条約湿地に登録されています。

全景

化女沼のハス
昭和57年11月に宮城県が発行した「迫川改修50年のあゆみ」には、「萱刈川は、国道4号より上流の古川市長者原に源を発し、化女沼を過ぎ古川市内の耕地を流れ萱刈地内の潜穴を経て、瀬峰町に至り、右支三高野潜穴(大小4本の隧道)より流下する西川と合流する。更に同町藤田で大水門川と合流して、蕪栗川に注いでいる」と記されています。
付近一帯はかつて沼地でしたが、伊達藩の時代に新田開発政策として干拓して水田が造成された際に用排水のため、数キロメートルにもわたる水路が築造されたものです。
これらの水路や隧道は、老朽化や地震による崩壊による被害を受けながらも、幾度かの補修を受け、現在も地域の営農に利用されています。

化女沼から萱刈川までの用排水路

須賀隧道

梅香隧道

萱刈潜穴の石碑
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す