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新しい飼料作物奨励品種の紹介

宮城県畜産試験場

新しい飼料作物奨励品種の紹介(PDF:172KB)

草地飼料部 草地飼料チーム TEL:0229-72-3101

研究の目的

畜産経営の安定化のためには,自給飼料の増産が重要な課題となっています。畜産試験場では,場内で飼料作物の栽培試験を実施し,生育特性や生産性を調査して, 県内における栽培に適した品種の選定を行っています。今回は,イタリアンライグラス3品種について,新しく奨励品種として選定されましたので,紹介します。

研究成果

  • 「うし想い」(入手先:タキイ種苗株式会社)

標準品種の「はたあおば」と比較して,草丈,収量性に優れ,その他の項目では同程度の能力を持っています。(表1)

  • 「クワトロ-TK5」(入手先:一般社団法人日本草地畜産種子協会)

標準品種の「ワセアオバ」と比較して,特に越冬性に優れ,雪腐病が問題となる積雪地での栽培に適しています。
また,耐倒伏性にも優れ,その他の項目では同程度の能力を持っています。(表1)

  • 「タチユウカ」(入手先:雪印種苗株式会社)

標準品種の「はたあおば」と比較して,草丈,収量性に優れ,その他の項目では同程度の能力を持っています。(表1)

品種ごとの特性

利活用の留意点等

  • 栽培管理については,「牧草・飼料作物(県奨励品種)栽培の手引き」を基本とし,播種量は2~3kg/10aとしてください。
  • 「クワトロ-TK5」については,根雪期間が80日程度までの地域で栽培可能です。

より詳しい内容は「普及に移す技術」第95号(令和2年発行)No.10~12,イタリアンライグラス奨励品種「うし想い」,「クワトローTK5」,「タチユウカ」をご覧ください。
普及に移す技術(https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/res_center/fukyugi95mokuji.html)

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お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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