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令和2年7月30日,食料生産地域再生のための先端技術展開事業(社会実装促進業務委託事業)の取組みの1つとして,石巻合同庁舎と(株)パスカファーム立沼において「暑熱軽減対策技術研修会」を開催しました。本研修会では,農研機構農業技術革新工学研究センター安全工学研究領域安全技術ユニット長の積 栄(せき えい)氏を講師として招き,農作業事故と熱中症対策について講演をしていただきました。講演では,比較的気温が低いと考えられている午前中の作業でも熱中症事故が多発していることや,症状が『急に来る』こと,現場の具体的改善(暑熱軽減技術の導入)が不可欠であることを強調されていました。参加者からは「水分補給や適度な休憩をとるだけでは不十分であると知った。今後は単独作業を避け,複数人での作業を徹底したい。」等の感想をいただきました。
講演の内容については,農業・園芸総合研究所のホームページ
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/res_center/r2shonetu.html に令和2年9月3日まで掲載予定です。
写真1 積氏講演の様子
(株)パスカファーム立沼では,暑熱軽減対策技術の体験を目的として細霧冷房の実演と空調服の試着を行いました。参加者からは「思った以上に涼しく感じる。」等の感想をいただき,研修会終了後に実施したアンケートでは,6割の方が空調服等による暑熱軽減対策を「導入したい(試したい)」と回答するなど,技術に対して高い評価を得られました。
写真2 細霧冷房の実演
写真3 空調服の試着
(企画調整部企画調整チーム)
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