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令和3年3月5日,宮城県養豚研究会(事務局:宮城県畜産試験場)主催による令和2年度第1回研究集会が,宮城大学サテライトキャンパスを利用させていただき,Zoomミーティングによるリモートにより開催されました。
研究集会のテーマは「これからの豚熱防疫対策について考える」で,お二人の先生からご講演いただきました。まず,野生動物の行動・生態に詳しい江口祐輔氏(おおち山くじら研究所所長 兼 麻布大学獣医学部動物応用科学科動物行動管理学研究室客員教授)から「イノシシから農場を守る手法」と題し,単純にイノシシを捕獲し殺りくするのではなく,我々人間の側の問題・課題を解決するという方向で農場への侵入防止策を検討すべきであるとの示唆に富むお話をいただきました。次に,宮城県畜産課衛生安全班の山田班長からは「豚熱ワクチンについて」と題して,今後,ワクチンが継続接種されるという状況下で,免疫付与をどううまくコントロールしていくかが難しい問題であり,母豚ごとに管理することが理想だが,それは現実的には無理であり,さらに家畜防疫員の業務逼迫状況も考え合わせると,接種日を固定した上で,推定される免疫空白期間の豚舎・豚房のバイオセキュリティーをアップしていくことが大切とのお話をいただきました。
写真 宮城県養豚研究会 令和2年度第1回研究集会
(種豚家きん部 原種豚チーム)
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