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3GeV高輝度放射光施設NanoTerasu(ナノテラス)の整備・運用は、国の主体を(国研)量子科学技術研究開発機構(QST)、民間・地域側のパートナーを、(一財)光科学イノベーションセンター(PhoSIC)を代表機関として、宮城県、仙台市、東北大学、東北経済連合会の5者とした官民地域パートナーシップにより行われており、令和6年4月に運用開始となります(東北大学青葉山新キャンパス内に整備)。
放射光は、電子を光速近くまで加速し、磁石で曲げることで作り出す光で、放射光(明るいX線)を利用し、物質表面の性質等を調べる世界最先端の研究施設が「NanoTerasu(ナノテラス)」です。
太陽光より10億倍明るいためナノレベルで物質を鮮明に可視化でき、基礎研究から産業分野まで広範な利用が可能です。自動車・タイヤ・産業用機械・電子機器・電子部品・化学・非金属・金属・エネルギー・製薬・ 化粧品・ヘルスケア・農業・食品などの、幅広い分野の研究開発・ものづくりへ活用されています。
放射光の有用性は様々な分野で認められており、新製品の開発、自社技術や商品価値の見える化、製造工程の見直しなどに活用されています。
NanoTerasu利用推進協議会は、東北・新潟の産学官の41団体で構成される協議会です。NanoTerasuの産業利用の促進及び普及啓発に資する活動を行っています。
詳しくは、NanoTerasur利用推進協議会ホームページをご覧ください。
県内企業の放射光利用促進を図り、研究開発力の強化によるイノベーション創出,競争力強化によるものづくり産業の振興を目的として、県内企業を対象に放射光施設を活用した実地研修を行っています。
実施にあたっては、補助金を交付するとともに、産業技術総合センターの研究職員がサポートをします。研修実施後は、成果報告会を開催することで広くその取組を紹介しています。
・放射光利用経験が少ない初心者向け:ナノテラストライアルユース
・放射光利用経験者向け(募集終了):アドバンストコース
産業技術総合センターを中心に、放射光利用に関する講演会等を開催し、県内企業の皆様に放射光利用に係る情報収集や検討の場を提供しています。
企業様の共通の課題等について、産業技術総合センター職員が放射光で測定・解析等を行い、県内企業の皆様に、放射光の活用可能性について紹介等を行っています。
NanoTerasuを核として、企業の研究開発拠点や工場等の生産施設までもが集積するリサーチコンプレックスの形成に向けた取組を、地域パートナーと連携して進めています。様々な取組を通じて、ナノテラス設置による効果が県内に広く波及するよう取り組みを進めています。
NanoTerasuを利用するために、新たに県内に事業所を開設する企業に対して「宮城県放射光関連企業立地促進奨励金」を交付しています。
詳しくは「宮城県放射光関連企業立地促進奨励金」のページをご覧ください。
NanoTerasuを利用するために、新たに県内の賃貸施設に入居して事業所を開設する企業に対し、その賃料を補助しています。
詳しくは「宮城県放射光関連企業賃料補助金」のページをご覧ください。
宮城県、一般財団法人光科学イノベーションセンター、仙台市、東経連ビジネスセンターが連携して、NanoTerasuを利用したい中小企業向けの利用料減免制度を創設しました。
詳しくは「令和6年度ナノテラス利用料の減免制度の御案内」のページをご覧ください。
一般財団法人光科学イノベーションセンター(外部サイトへリンク)
東北大学(国際放射光イノベーション・スマート研究センター)(外部サイトへリンク)
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