協同農業普及事業の実施に関する方針
宮城県協同農業普及事業の実施に関する方針の制定について
協同農業普及事業の実施に関する方針(宮城県)平成29年10月30日一部改正(PDF:238KB)
なぜ,宮城県協同農業普及事業の実施に関する方針を制定しているのか?
各都道府県が,国との協同農業普及事業を実施するための方針として概ね5年毎に制定しているもので宮城県の方針として,以下の項目について明記しています。
- 普及指導活動の課題と取組
- 普及指導員の配置に関する事項
- 普及指導員の資質の向上に関する事項
- 普及指導活動の方法に関する事項
- その他協同農業普及事業の実施に関する事項
制定の法的根拠はどのようなものか?
農業改良助長法第7条に基づきますが,農林水産省が国の「協同農業普及事業の運営に関する指針」を策定しこれを受けて宮城県が協同農業普及事業の実施に関する方針を策定したものです。これらの方針策定により国から協同農業普及事業交付金が交付されます。
宮城県協同農業普及事業の実施に関する方針の主な特徴は?
「宮城の将来ビジョン・震災復興実施計画」「みやぎの農業・農村復興計画」を踏まえ,「みやぎ食と農の県民条例基本計画」の見直しに合わせて,「創造的復興」や農業による「地方創生」への寄与,若者があこがれる魅力ある産業としての農業の実現に向けたものとしています。
方針の具体的な内容は?
以下の第1から第5に示すとおりです。
第1 普及指導活動の課題と取組
- 先進的農業に取り組む経営体の支援
- a.先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
- b.競争力のあるアグリビジネス経営体の育成・支援
- c.安全で安心できる農畜産物の生産に取り組む経営体の支援
- d.環境と調和した農業生産に取り組む経営体の支援
- 地域農業の振興に向けた総合的な支援
- a.地域農業を支える経営意欲の高い担い手の確保・育成に向けた支援
- b.地域農業の構造改革に向けた取組に対する支援
- c.農村地域の振興に向けた取組に対する支援
- d.東日本大震災からの復興に関する支援
第2 普及指導員の配置に関する事項
- 普及事業実施機関の設置
- a.農業改良普及センターの設置
- b.農業革新支援センターの設置
- 普及指導員の配置に関する考え方
- 普及指導手当
- 農業大学校の教育担当者
第3 普及指導員の資質の向上に関する事項
- 計画的な人材育成
- 普及指導員の研修強化
- 調査研究活動・研究会の充実強化
第4 普及指導活動の方法に関する事項
- 農業者支援の充実・強化
- a.普及センターに配置する普及指導員の活動方法
- b.農業革新支援専門員の活動方法
- 関係機関との連携
- a.民間等との役割分担と連携
- b.先進的な農業者との協働
- c.新規就農者の確保・育成
- d.試験研究機関,研修教育機関及び行政機関等との連携
- e.普及指導活動でのICT等の活用
- f.普及指導協力委員の活用
- 普及活動の効率的な運営
- a.普及指導計画の作成による計画的な普及指導活動
- b.普及指導対象の重点化
- c.普及指導課題の重点化
- d.内部評価の実施
- e.外部評価の実施
- 農業研修教育の充実強化
- a.就農前後における研修教育
- b.農業大学校における教育
- c.学校教育との連携と農業体験学習等への取組
第5 その他協同農業普及事業の実施に関する事項
- 地域の課題解決に向けた各種行政施策への対応
- a.行政施策の推進
- b.行政施策の普及指導計画への位置付け
- 農業改良普及推進協議会の設置
- 海外技術交流への対応